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日活ロマンポルノがパリマダムにウケている

2012-05-29 18:00:00 | ニュース
 パリシネマ映画祭、ナント三大陸映画祭、シネマテーク・フランせ―ズ で昨年から今年にかけて上演され、連日盛況だそうだ。

 日活ロマンポルノというと、子どもの頃、近くに映画館があったので、ちらっと見て通る、子ども、女は触れてはいけないものという認識が強かった。


 元々、日活というのは日本最古のメジャー映画会社らしい。日本最古というと、どれくらい昔からあったんだ???と思ってしまう。
 低予算でも採算の取れる成人映画を撮るように切り代わったのは71年のことらしい。

 その日本最古の元々一般映画の監督、スタジオで撮られてきたわけだから、低予算と言ってもできとしては劣るものではないようだ。
 (ただし10分に1回からみを入れるというお約束はあったらしい)

 一時、今もそうかもしれないが、人気監督に飛躍していく前の登竜門となることもある。

 日活が任せてもらえるくらいの監督になるとかなりの将来性が期待されるわけだ。

 女優も、脱ぐという行為を覗けば、普通の映画と同じ路線で考えているのかなと思わない所もない。…周囲を見ていてだけど…。

 私も台本は売られているシナリオなどで見たが、確かにストーリーなどよくできている。普通の映画と言ってもいいかもしれない。あくまで台本を見る限りだけどね。少し話が、そっちよりという感じだ。それが斬新と言える設定を産んでいることもある。
 
 今、売れている男優さんもここは売れない時代に多く通ってきている。


 それがフランスでウケるんだ…。

 でも見ているとフランスはあまり映画の選り好みをしないというか、なんでもありのように思う。
 今、流行りの映画を上映するだけでなく古いリバイバルものもいいと思えば上演している。

 そういう意味では映画に対して枠を持っていない所のように感じる。

 だからその延長戦上で行けば、ロマンポルノという肩書はなく、ただの自由な表現をしている映画なのだろうな。
 女性の美しい描かれ方も評価の対象になっているらしい。


 フランスには演劇学校が多いとは言えないと思う。入れる条件も厳しいように思う。

 でもいっそのこと、ハリウッドに行くよりフランスで認められたら、それはそれでいいんじゃないか?

 でも、こっちの方が入っていくのは大変かもしれない。道が開いているとは言い難い。

 移民も受け入れている国だから、上手くルートに乗せれば、フランスデビューも夢じゃないかもね…。

 ルートのある方はそれも視野に入れてみてもいいんじゃないかしらと、思ったりもするんだけどね。



 どこでどんなチャンスが転がっているか判らないものです。

 私もそれを探してる…1人か。


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