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ギャングの妻になる方法

2013-02-21 20:00:00 | 日記風
 最近、CSでかつてギャングの妻だった女性たちにその出会いから生活、別れまでを聞く番組がある。

 それで見てるわけだが、共通して言えることは。

 米国だとラスベガス。イタリア出身だとシチリア出身というのは、まず1番の近道らしい。

 ここに多く生息している…していたらしい。

 だから、ここ出身の女性は普通より出会ってしまう危険が大きいわけだ。


 出会うのは、10代にしてレストランやバーで遊ぶ女の子。華やかなタイプの女の子。

 ここが目をつけられやすい。

 そして相手が危険に満ちて魅力的だから、つい、惹きつけられて、気付いた時には深みにはまっているらしい。

 けれど、必ずしも、マフィアに関係してると知っていて結婚するわけではない。
 表向きに仕事だけ知っているとか、何をしているとか判らないまま、突っ走って結婚に突入していく。


 日本の女の子が道を外すのと大して変わりはないわけだ。

 そして待っているのは豪華な生活。豪華な生活を自分の女、妻に送らせるのが彼らのやり方だ。

 そしていつか危機は迫ってくる。

 夫が実は人殺しだと知ったり。

 知ってる方はまだいい。

 大概の女性は、何をしているのか、表の顔しか知らないまま、もしくは何をしているかあまりよく判らないまま都合の悪い現実に目を閉じて行く。

 多分、判っているから、余計現実に目をつぶりたいのだろう。

 若くして結婚したり、やはり学を修めてないから、常識や世間ってものを知らないままきている。

 ここが大きな点だ。


 ただ、基本的にはクスリはやらないらしい。やるのはマフィアとしてはアウトらしい。

 そして、もっと困ったことに離婚ができない。

 全く関係のない地域の女性だとできる場合もあるようだが、シチリア系だと、隣りの娘をもらってるようなものだから、特にできないらしい。

 そして何故か、やっと逃げても、前の夫より力のあるマフィアやマフィアも頭が上がらない相手に知らずに飛び込んでいく。

 不思議と逮捕されても逃げないが、どうしても逃げたい時は、このときがチャンスになるか、もしくは一家の中で情勢が変わって殺された場合は、解放されるらしい。

 1回縁を結んだら、そんな簡単に切れない。まず恐怖で支配されているというのがあるから難しいらしいのだ。

 極道の姐さんになりたい時も参考になる話(?)かもしれない。

せっかくの縁もかき消す、そこまで嫌なもんなんかい

2013-02-21 17:50:20 | 思い出
 大体、誰でも、なんだこいつ? 的な出来事はあると思う。


 あった、ふと思い出した。


 数年前ある芸能事務所にいたとき(ええ、私も役者としてね)、深い意味はなく、単に中の役者と情報交換できれば、事務所の情勢も判るしという軽い気持ちである男性に電話番号を聞いた。

 数人聞いたし、普段口を聞くくらいだったからいいと思っていた。
 実際、教えてくれたしね。

 でも携帯音痴の私は、この登録というのが上手くできない。まず初めて聞いたり、紙に書いて渡されて自分で登録する場合は、大体間違える。

 この時も、どうも消したらしい。

 …またやったか。

 それだけだったんだけど、もう1回こういう事情だから教えてくれないと言ったら、嫌だと言われた。

 周りにいた人もいいじゃんと言ってくれたが、本人が意地になって嫌だという。

 嫌だと言われると私も剥きになるもんで、教えろ、嫌だをしばらく繰り返した。

 でもどうしても知ってたいものじゃないからと、諦めた。

 でも同じ事務所にいる限り、そういう真似ができるかね?人間関係崩すと思わないんだろうか?



 そして、私も事務所を辞め、3年が経った頃、見覚えのない番号から着信があった。

 普通なら、登録のない、誰だか判らない携帯番号には出ないのだが、この時は気分がよかったらちょいと出た。

 因縁のそいつだった。


 今、どうしてるの?というようなあたりさわりのない会話から入ったが、私にしてみれば、過去にそういうことがあった人だ。それに事務所にいる間から1度もかけてきてない人が今更何の用があってかけてくるの?

 選挙も近かった。某団体に関係があると聞いていたので、その要請かと思い一気に身構え、現状を知らせなかった。

 そしたら、話なんかないよね。それで終わった。

 なんだったんだろう?別に相談があるなら聞くくらいなら聞いたけど?とは思ったが、3年連絡がなく、今更なにしてると聞かれて自分の情報は漏らしたくなった。 

 大体、私には教えるの嫌だと言い切った癖にあっちはこっちの番号を知っていて、かけてくるとは、なんなんだ?!とまた怒りが復活したくらいだ。


 やはり仲が良くないようなことを聞いていた他の役者の所にもきっと連絡するだろうと思って、メールで、○○さんから、こういう連絡があったけど、そっちにも行くかもしれないよということを知らせた。

 そしたら、昨日連絡があったというのである。

 これは…。

 この人は女性だが、女性だからなのか喋らないでと言っても、いない所でしっかり喋りまくっている困った人だった。

 とすると、例の因縁の相手が電話をしてきたのは、この人から今の私の現状を聞いていたからか。
 私にかけてきた時も△△さんとは今も仲いいんでしょ?ってその女性の名前を抱いていたもんな。

 あっちはこっちの現状を知っていてかけてきたわけだ。

 そんなもん全部否定するけどね。


 なんたって因縁がありますから。今更答える義務はないでしょう?


 しかし、この女性にも困ったもので、また喋らないでと言ったことを喋ったんだなと思った。

 その結果なわけだ。

 変な心配して損をした。意外と仲が悪いというようなことを言っていたが、この間芝居を見に来てもらったなど言っていたら、意外と仲がいいんじゃない?

 私にはもう関係がない話だけど。


 本当、口は災いの元、折角のチャンスも縁もかきけします。

ガラスの仮面 すり替えられた台本

2013-02-21 12:30:00 | ドラマ/映画/ドキュメンタリー
 マヤ1人が演技をすると、彼女一人が観客を惹き付け、他を影にしてしまう。

 ついたあだ名が舞台荒らし。

 舞台は1人で演じるものじゃないと悟らせようと、月影はマヤに人形の役をさせる。感情もない、動きもない、ただいるだけの心のない人形。

 舞台は感情を表現する所だ。そこで何の表現もしない演技。

 それは並の役者ではできない。

 しかし、マヤは最後はしくじってもその役から、相手に合わせることを学んだ。


 急きょ、役者が事故にあったと宿敵速水真澄から出演依頼がかかる。

 しかし、マヤの舞台荒らしの異名を知っている者たちが、食われる前に食おうと台本をすり替える。

 判っているのは、役名の「チエ」だけ。あとは何をするのか判らないまま、呼ばれたマヤはそのまま舞台に上がる。

 そして、罠を仕掛けた方がどうすることもできず、同じ舞台に出演していた亜弓が助け舟を出す。

 こんな家、出て行ってやる

 「チエ」からその一言を引き出さなければ後の芝居が繋がらない。

 マヤはひたらすら亜弓の呼吸に合わせ、自分の演じるべき台詞を探す。

 綱渡りのような舞台だ。

 そして最後、亜弓がマヤに

 こんな家、出てい行ってやる

 の一言を引き出す。

 共に凄い才能だ。そしてこれがこの2人の初共演だ。


 うちの元の劇団で、公演の練習中に役者の1人が足を負った。
 「大丈夫ですか」
 人として駆け寄る他の役者。どうせ降りるだろう、だったら代役ができるかもしれないと何も言わず台詞を覚え出す役者。「大丈夫ですか?」と言いながら、影でこっそり台詞を覚える役者。

 この3者に別れたらしいが、本当に残るのは、どの役者だろう。
 「大丈夫ですか」とただ駆け寄っただけの役者はまずあり得ないとしても、難しい所だと思う。

 舞台は1人で作るものじゃないから。

 信頼が得られなけば、舞台は続けられない。

 でも結局、骨折しようともその役者が無事続けましたけどね。

 ええ、骨折くらいで降りません。

 これもまた役者です。

 役を取らせることは何があってもさせません。奪うことはあっても。


 まさしく弱肉強食の世界。


 多くのスターたちが薬物に安らぎを見出したくなるのも無理はない、過酷な戦場なのかもしれない。