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ツタンカーメンには悲運の娘がいた

2013-02-02 20:10:23 | ドラマ/映画/ドキュメンタリー
 若くして即位し、若くして亡くなった少年王と言われるツタンカーメン。

 多くが謎に包まれていたが、どんどん真実が明らかになっていく。

 ミイラがあるということが強みで、そこからDNAが採取できてしまうからだ。


 今まで、どんな王だった、親は誰か、何故死んだか?が興味を持たれてきたが、既に次の段階に入っている。

 ツタンカーメンは6人姉妹の末の弟として誕生した。父・アクエンアテン、母・ネフェルティティか若い方の女性と呼ばれているアクエンアテンの寵愛をうけたキヤという女性である可能性が高い。

 若い方の女性は産んですぐ亡くなっているのではないかと言われる。その場合乳母・マヤが育てたことになる。
 ネフェルティティが産んでいれば、王と王妃の子であるから正当な王族として辿った人生は全く違っただろう。

 そして、当時、王家の血筋を守るため、近親婚は普通のことだった。むしろ、血を守るためには推進されていた。

 3人目の姉、アンケセナーメンと若くして結婚する。半血だという話もあるが、母親が誰によるかになってしまうので、何とも言えない。


 アンケセナーメンとは仲のいい夫婦だった。


 子どももいた…らしい。

 ただ、この世に生れ出る前に亡くなっている。

 2体の胎児のミイラが残されている。1体は20センチくらいの大きさ、もう1体は30センチくらいの大きさだった。この2人が並んでミイラとして処理されている。

 この胎児が見つかった時は、まだ産毛も眼球も残っているくらい保存状態が良かったらしいが、病院か何かに移されてからの保存が悪かったため、劣化が進んでしまった。

 20センチの胎児に関しては崩壊寸前で、DNAを検出できないようだ。
 30センチの胎児はDNAを採取できた。

 近親婚を繰り返すと、どうしても遺伝的に問題が生じる。
 ツタンカーメンは特になにもなかったといわれているが、父・アクエンアテンがマルセン病(手足が極端に長くなる)の症状が出ていたので、同じく娘のアンケセナーメンも片足が、膝から下が、手を丸めたような形になっていたから、歩けるかどうかも不明だったらしい。

 おそらく無理だろうね。何らかの杖か何かを使っていたんだろう。

 そして30センチの胎児にもその症状が受け継がれていた。

 こちらの子は7か月半で死産で生まれたそうだ。性別は女性。

 20センチの胎児に関しては判らないが、女性と書かれている物もあるので…。何とも言えません。
 どちらが先に生まれたのかも判らない状態です。

 ただ、2人を胎児の状態で失ったようだ。


 17歳で即位した少年王は、19歳くらいになるときちんと国を当時したと言われる。

 なんせミイラの数が多いし、3000年以上前の話となるから、一体一体調査していくとなると時間がかかるらしい。あるのは判っていても手がつけられない者は多くある。

 しかし、胎児のミイラはこの2体だけだそうだ。

根の深い木

2013-02-02 16:33:14 | ドラマ/映画/ドキュメンタリー
 ハングル誕生の謎を解くミステリー仕立ての話のようである。

 国王は世宗(セジョン)はいるが、実権は父の太宗(テジョン)が握っている。世宗とは名ばかりでなんの力もない。

 そして邪魔な存在は全て謀反で殺してしまう。

 世宗の王妃である国舅(クック)であるシム・オンのであるトルボクはどうしようもない暴れ者だが、そこには事情がある。父が彼を守るため山から落ちて知的障害を背負ってしまってしまったため、のろまと馬鹿にされる。その日も女の着物を着せられおやつを作業をしている男たちの所へ運んできた。
 だったら化粧もしなきゃと、本来だったら兄貴と慕わなくてはならない年下の少女・タムにからかわれ、化粧をさせられる。

 それを見たトルボクは父・ソクサムを守るため、飛び蹴りをくらわした。

 家の主には怒られるが、娘・タムが父が悪いという。

 トルボクとタムは仲がよく、それぞれ勤め先でタムは奥様の着物の記事を少しずつくすね袋を作る。そして金の刺繍で「福」と入れる。
 1度見た字や絵は覚えてしまうのだ。かと言ってジが読めるわけではない。


 王妃は父であるシム・オンを助けようと世宗に頼むが、方陣を作っており、何の力もないという。
 しかしできることはないかと王妃の気持ちを汲み、1人の女官に、明(みん)へ行ってしばらく待ってほしいという内容の手紙を渡すが、それも途中でとり変えられてしまう。

 女官はシム・オンの部下に渡さなければならないが、役人に囲まれていて中に入れない。トルボクとタムとソクサムに理由を説明する。シム・サムに渡してほしいと言うがなんと書いてあるかと言えば、少女も読めないのか嘘をつき、これを渡せばみんなが助かると書いてあるという。

 字が読めると思っているトルボクはタムに聞くが、実は読めないタムもそうだといい、トルボクが届けに行くがそんな危ないことはさせられないとソムサムが自ら出かける。

 人に馬鹿にされそうになったら、怖い顔をしてこぶしを作り「ぶっ殺すぞ」とトルボクが言うように教えた通りをトルボクに見せつけ出かけている。

 しかし、シム・オンに届いた手紙には、国の根幹は1つでいいという内容の手紙だった。

 そこへ現れた役人たちにシム・ソクはとらえられてしまうが、その手紙を届けたと言ってはいけない時に行ってしまったソクサムも殴られ重傷を負う。

 同じく、日本で言うお白州のような所へき出されたシム・オンと横たわったままのソクサムはトルボクに言葉を残したいというが、自分も生きて帰れないと悟っているシム・オンは紙と筆をもってこさせ、最後の国舅である威厳を見せ、代わりに書いて、まだ生きのあるソクサムに渡し、村に返す。

 シム・オンはソクサ(毒を飲む)でその場で反論することなく死を選ぶ。

 それを知った王妃は世宗を責めるが、彼もまたどうすることもできない。

 牢に放り込まれたや、トルボク、タムの元に瀕死のソクサムが入れられる。そして最後に息子の顔を見て、紙を渡し、息を引き取る。


 と、まあ、どこにハングルの謎を解く秘密があるのか、今のところ、全く判りません。

 徐々に様子を見て行きたいと思います。