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もんじゃ焼がお好み焼きになりました

2012-04-23 13:00:00 | 思い出
 私は長い間、もんじゃ焼という物を食べたことがなかった。

 それである人を誘って、やっと、やっと食べに行った。

 行ったはいいんだけどね…。



 その人ももんじゃ焼を食べたことがないのよ。

 だから2人してどうしていいのか判らない。

 「お店の人に聞いた方がいいんじゃない?」

 と言ってみたんだけど、なんか意地になっちゃって、できると見切り発車を始めた。


 どう見ても、お好み焼きになってる気がするんですけど…。

 思ってても言えず、黙ってこの件には触れず違う話をしてた。


 そしたら、お店の人が、この人たちはもんじゃ焼の作り方を知らないんだなと気付いたらしく、土手の作り方とか教えてくれた。

 途中からなんとなくもんじゃ焼になった。



 だから最初から聞いた方がよかったんじゃない。


 と、内心思いながら、半お好み焼き風、もんじゃ焼をいただいた。



 それも長い目で見れば、いい思い出でしょうか?


 それ以来もんじゃ焼を食べに行く機会がなく、やっぱりもんじゃ焼初心者のような気がする。

寂しい言葉をくれた友人

2012-04-22 02:00:00 | 思い出
 私は芽が出るのが遅い、そんな話を昨日書いた。

 どちらにしても大きく分けると、これから先どんな人生を辿ろうとも、大器晩成型というのに入るんだろう。




 と、思っとくしかない。


 でも、本当に金銭的には厳しい時期があった。親の援助が全くなかったわけではないが、それでも何もかもというわけにはいかず、できる限りバイトをして、その中で社会勉強もしてきた。

 それでも苦しい時は本当に苦しいもので、ある時
 (来週、食べていけないかもしれない)
 というくらい、追い詰められていた時があった。


 親に言えばね、もしかしたら貸してくれたかもしれない。
 でもそれもいつまでもしてるわけにはいかないじゃない。


 それで、日雇いというか、1日だけ仕事に行けばその日か次の日にアルバイト料がもらえる所に登録をした。

 でもこれもやってみるとなかなか大変なのよね。
 そういう時に限って携帯電話を忘れて、公衆電話から「明日仕事がありますか?」の問い合わせをしないといけなくなったり。
 これも早い者勝ちでこの時間からOKという時間すぐにかけるといい仕事がもらえるが、時間が経つにつれ
 「今日はもう決まっちゃいました」
 ということがある。

 これをレギュラーでやってるアルバイトの最中にかける。

 最初はこのやり方とか仕組みが判らなくて、どうしたらいいだろうとある友人に電話したりした。


 でもさすがに来週生活できる金銭がないんだけど…。
 ここまでは言えない。


 だから焦った口調で、どうしたらいいんだろう?と繰り返すことになる。

 その内、やり方が判ったり、そういう来週…っていう状況を作りださないようにした。


 でもある時、そのどうしたらいいんだろう?と言っていた人から言われたんだよね。

 「私、働くの嫌ーい」
 って。

 事情が判ってないからだなと思った。あっちは奥さんで、旦那さんの収入があればそこまで困った状況に陥ることはない。

 だから気持ちが判らないんだなと、寂しく思うしかなかった。



 でも、やはりその言葉を忘れることはできなかった。

 本当に苦しんでいるときに、能天気ともとれるそんな言葉を言われることは傷つくよ。



 でも後から思った。

 羨ましいんじゃないかって。

 その人は私より年上。結婚もしていれば、こっちが思うほど自由がないのかもしれない。

 だから一見自分のやりたいことを自由にやっている私が、意味もなく羨ましかったんじゃないか、そう思った。

 この人は、これ以外にこれに類するとんでも発言が他にもある。それを総合するとね、そうとしか結論が出ないんだ。


 隣りの芝生は青いとはよく言ったもんだね。



 でもあの時の寂しさは消えない。

 でもその寂しささえも糧にする。それしかないのかな。


 そういう友人関係の中で揉まれ、成長していくんだな、きっと。

就職しないその理由

2012-04-20 00:26:36 | 思い出
 昔の知り合いに、就職をしない人がいた。

 フリーターはしている。就職をしようと思えばできた。

 でもしなかった。



 理由は明白だ。

 あるアーティストの追っかけをしていた。だからコンサートツアーが始まると自由に休みをとっていける限りは日本全国どこへでも行きたい。
 社員、契約社員であってもそれになったら、コンサートが始まりますから○週間休みます。そんな真似できないでしょ。

 だから絶対社員にならない。


 けれどそれは簡単なことじゃない。


 1日16時間、週6日働いて生計を立てて、追っかけ費用をひねり出していると聞いた。


 普通じゃないわな。


 まあ、20代なら、ああ…って感じだけど、30代に入ってたもんね。そんなことしてるときじゃないでしょ、と思っていた。
 もう少し人生設計した方がいいんじゃないの?私に言われたら終わりよ。


 これはリーマンショックが起きる以前の話だ。

 起きた後どうなったのか、付き合いがないので判らない。


 でもその人、見てて思った。


 情が深いんだよ。良くも悪くも情が深い。


 アーティストに向かっている分はいいけど、これが1人の異性に向かったら…こりゃ大変だろうなと思った。

 だからその人にとっては自分のことがよく判っている、素晴らしい選択だったのかもしれない。


 しかし、昼の仕事が終わり、夜の仕事へ行く前(男性ばかりで、肩身の狭い思いをしていたので)行きたくないとときたまごねられた時は参った。

 じゃ、普通に働きなよとしか言えないじゃない。


 人それぞれの価値観で、人それぞれの生き方だ。


 どちらにしろ、そこまで愛してもらえるアーティストは幸せだわね。

そう、それで男の嫉妬の話なんだ

2012-04-16 01:28:02 | 思い出
 話には聞くのよ。男の嫉妬の方がねっとりしてるっていうのは。

 でも女だから私には想像がつかない。

 「女も凄いよー」
 って話になるだけ。


 でもいくつか聞いた話をふと思い出し繋ぎ合せると(凄いかも)と思った。

 


 知り合いなんだけど、突然話し始めたのよ。
 その人の仕事仲間で普段飲みに行ってる、いわば友だち同士だと思うんだけど、その…例えば友人A…が○○が好きだって普段から言ってたらしい。

 たまたま友人Aの友だち…私の知り合い…が友人Aの好きな人と会う機会があったそうだ。
 それで(そうだ、友人Aが好きだって言ってた)と思って、好意でサインをもらってきてあげたらしい。

 そして、友人Aは喜ぶだろうなーと思ってそれを渡そうとしたら、友人Aにそっぽを向かれたそうだ。
 そんなもん、いらんってことね。

 それで私の知り合いは頭にきちゃったわけだ。


 まあ、ここまでだったら、羨ましいが高じて、その時の気分もプラスして、そんな態度を取ったんだろうなと思える。

 が、しかし、凄いのは、その知り合いが言うには、その友人Aがそれから間もなく亡くなったそうなのだ。



 よく怒りは毒だという。
 怒りの毒が人を殺すということがある。
 友人Aにもそれが渦巻いていた結果だったらしい。

 それだと、まだ可哀想の残る話ではある。


 凄いのは、その話を突然し出した私の知り合いが、笑いながら
 「そいつ死んじゃったのよ」
 と言ったことだ。

 しかも実に実に勝ち誇って嬉しそうに。


 そこで唖然としちゃったわけよ。


 好意を無にされて、そこまでになるか?

 おそらく仕事上、競争関係にあり、飲み仲間でもありながら、互いに嫉妬渦巻く人間関係を行っていた結果だったと思う。

 でも
 「そいつ死んじゃったのよ」
 笑いながら言うその知り合いの方がよほど不気味だった。


 その時はそれで終わったんだけど、私もいろいろ経験を重ねるうちに、



 男の嫉妬はねっちこくて、尾を引く



 ということがよく判ってきた。



 これは男同士にしか判らない感情の推移なんだろうと思う。


 女同士って、私が不幸なんだから、あなたも不幸でいて…って互いを高め合わない関係はある。でも嫉妬でそこまでするかというと、疑問なのよね。


 それとも私のまだ知らない女同士の関係ってあるのかしら?

 女の方がいざとなったら、バッサリ切り落として捨てる(かかわるのを止める)んじゃないかと思う。その結果、相手が亡くなったとしても

 「可哀想だね…」
 という感情をどこかで引きずりそうな気がする。



 そこまで笑って人に話しだしたりしないと思う。

 怖かったわ、確かに。あの瞬間ね。



 ああいうのが男の嫉妬の正体なんだと、今にして思えば、思うんだ…。

ヴェルサイユは普通の穏やかな地方だったよ

2012-04-09 13:08:20 | 思い出
 私が初めてフランスのヴェルサイユへ行ったのはもう10年以上前だ。

 もちろん目当てはヴェルサイユ宮殿。1日だけ現地に泊まった。

 しかしあの頃のヴェルサイユってただの田舎だった。びっくりするほど田舎。ヴェルサイユ宮殿の近くのホテルに泊まったが、あるのはコンビニの縮小版の店くらいで、あとはなんにもない。

 宮殿だけがどんと立ってその存在を誇示しているという感じだった。


 興ざめ、そんな表現が相応しい。


 もうマリー・アントワネットとかフランス革命とかそいういう歴史で盛り上がってるのに、実際は田舎町。

 そう言えばマリー・アントワネットもパリにいるのが疲れるから田舎のヴェルサイユ宮殿に引っ込んだとか何とか話があったかな。



 今はたくさんの観光客を迎えるから様々な店ができている。華やかな街に生まれ変わってると思う。



 でもどうも10年前の印象があるから、今更、ヴェルサイユっていってもあんまりなんにも思わないんだよね。

 あの当時も1日いただけだから、何が判っているかと言われれば不明だけど、とにかく「あら、田舎?」と思った感覚はどうしても抜けない。

家族の死を迎えること…少女と男性のバトル

2012-03-30 02:00:00 | 思い出
 私は哲学科の出身だ。

 昔のこととなるが、同好の徒が集まった時、なんでそんな話になったのか、家族に死についての問題になった。


 ある3,40代の男性は、家族を普通に朝送りだしたのに、数時間して電話がかかってきて事故で亡くなったと言われたそうだ。
 ご本人からすれば普通の朝、普通に送りだしたのに何故その日だけその結末が出たのか、納得できない。せめて亡くなるにしても看病する間があったのなら、もっと自分の気持ちの整理がついたのではないか、そういう趣旨の話をした。


 そこへ20代のお姉ちゃんが反論を繰り出すわけだ。
 彼女は中高生の多感な時期にお父様が数年病気で入院なさっていた経験がある。


 家族が入院するということはそれが、子どもであれ、祖父母、親であれ、いるというだけで負担がかかる。時期が長くなればなるほど負担は増大する。

 ここで一致団結して…という家族はとても少ないと思う。

 それほど家庭の中は疲弊する。

 費用、いつ治る。もう治らない。色々な事情があって疲弊は大きい。時期が長くなればなるほどその度合いは増す。

 一時団結して闘っても…もしくは誰か1人が奮闘してもそのあと家族が壊れる、そういう話はたくさんあると思う。


 そういう時に弱い者の所へどうしても全ての負担が行く。中にはペットという家庭もあるが、いなければ子どもに行く。彼女の場合もこのケースに当たったのだろう。

 彼女は数年寝ついている入院している父に「死んでしまえ」といったという。


 せめて看病できれば…ある朝普通に家族を送り出し永遠に会えなくなった人からすれば看病できれば…という後悔が残るのは判る。

 でも、父親の病気のせいで多感な時期に精神的な負担がかかり、金銭的な問題もあるからいろんなことに我慢を強いられた彼女の気持ちも判る。




 どちらも今も苦しんでいることに変わりはないんだ。


 父親にそこまでいわなくてはならなかった少女の気持ちは追い詰められていた。しかし言ってしまったことに後悔は残る。(お父様はそのあとしばらくして亡くなっている)

 せめて看病していたら…その間に気持ちの整理がついたというもの一理あるんだろう。

 何故あの朝だけ違ったんだろう。そう思い続ける心に答えはないんだから。



 どこまでいっても平行線の話だ。

 家族をどんな形で失うにしても、どんな思いを抱いていたとしてもその苦しみは比較するものではない。



 私は医療という仕事を選ばなくてよかったとだけ思っている。

 子どもの頃から親が医療関係の仕事をしていたから病院に出入りすることは多かった。
 ○○さんのお嬢さんがきてるわよと診療をしてる脇の控室で親が仕事を終わるのを待っていることも多かった。

 だから、露骨な看護現場というものを見ている。

 話が飛ぶかもしれないけど、看護師同士も亀裂、看護師と医師の戦い。医師同士の何とも言えない関係性。いろんなことを見ている。

 それを見たせいで幼い頃入院経験がありながら「将来は看護師さんになりたい」となど1度も思えなかった。


 生命を扱う現場には生の人間同士のぶつかり合いがある。

 そこに入院する患者がおり、家族がいる。


 恐ろしいほどの感情が渦を巻き人1人を飲みこもうとする。そこに日常のように生死の問題が絡んでくると言葉もないものだと思う。けれどそれに慣れてしまえば当たり前のこととなり、日常と化す。

 その日常と化すもよく判らない。


 20代の彼女はずっとその一言を言ってしまったことを心に持って行くだろう。多感な時期に苦しんだことも忘れはしないだろう。

 同じ1日の始まりだったのに、家族を失い悩み続けた男性の答えも出ないだろう。



 どこかで区切りをつける以外道はないのだ。できない納得でも答えを出すしかない。



 たまたま居合わせた場所ではあったが、私も未だに覚えているほどそのことは重い問題だった。


 せめて今、彼女も男性も穏やかに暮らしていてほしいと思う。


 せめて、そうであってほしいと思う。





 私にとっても答えの出ない問題なのだ。

魚の尾すら、刷りこみ現象だったとは

2012-03-05 18:00:00 | 思い出
 私は、魚は尾っぽの方が好きです。

 でもどうしてもスーパーでお惣菜で買う場合って頭が多いんですね。だから何故尾がないだろう…と思っていて、気付いたのです。


 日本は、1匹の魚を家族で分けるにしても男性に頭の部分を出し、女、子どもが尾などを食べる習慣が昔からあった。

 それなんだわ。

 物心着く前から知らない頭を父親に出し、尾を子どもが食べていたからそれが自然になってしまったんだわ。


 なるほどね。

 そんなことすら、刷りこみ現象として私って尾が好きになっちゃうんだ。
 原因がそこにあったとは思いもよらなかった。

 今でも尾を食べる方が普通です。

 食べられる機会があれば、お惣菜で頭の部分を買ってくることはありますけどね。


 それでも尾っぽ神話は身体にしみついている。

 いい習慣なんでしょうかね。

 知らぬ間に自分が妻になって母になって、自分が尾を食べる、残った部分が夫に行く。

 理由は判らなくてもそうやって暮らして行く中で伝統は引き継がれるものだろうか。

口紅貸してはありか?

2012-02-24 04:00:00 | 思い出
 ヤフーの知恵袋にあった質問で私も以前似たことがありました。ヤフーの方はいろいろご意見が多いらしく、早くに締め切っていました。

 以前アルバイト先にいた時、私より1か月くらい早く入った人で私は20代、その人は40代。
 それはいいんですが、たまたま昼休みの終わりにトイレであったら、口紅を忘れたというのです。

 同じアルバイト先と言っても、それぞれ働いてる場所が違うから普段口もききません。

 それに以前「石川さんって面白」って言われたんですが、その言い方がね、普段ろくに口を聞いてない人が年上だからって理由で見降ろしてる、1歩間違えたら馬鹿にしてない?って感じの遠慮のない言い方にムッとした記憶があります。

 だからそれ以来、余計避けるようになったんだけど、たまたまその時トイレではあっちゃったんだな。

 女性が少ない職場だったし、接客業だから、化粧が半端な形で出るのは…仕事上確かにまずいなという意識があってその人に口紅貸した。


 しょうがない。


 それだけならまだいいんだけど、また15分の途中休憩が終わる頃、トイレであったんですね。
 そしたらまた口紅忘れた、と唇とすり合わせるようにして、貸して…というシグナルを送ってくるんですね。

 正直1回目だって嫌だったんだけど、我慢して貸したけど、2度目はどう?女の子が少ないと言ってもまるでいないわけでないし、途中休憩だからあと仕事も少しでしょ。それに忘れたんなら、落ちないように休憩中すればよかったじゃん。

 というわけで、2度目は気付かない振りして立ち去りました。

 さすがに2度はずうずうしい。



 あとから聞いた話ですが、その人は、ずっと今まで同じ職場にいたんですって。だからいわゆるお局さまね。
 なのであとから入社してくる新人に面倒なことはさせて自分は悠々としてたそうです。
 それが何が原因かそこを辞めてアルバイトをしだしたら自分より若い人にこき使われるようになった。

 それまでの状況と逆転したそうです。


 でもそれだって自分で選んだことじゃない。

 アルバイト先はその頃いくらでもあったから…不況じゃない時期だったから…他のもっと年配の多い人の所へ行ってもよかったわけだ。

 自分で選んで若い人のいっぱいいる所へ来たんだから。


 その事情を聞いても心を動かせることもなく、むしろ同じ職場にずっといてある年齢を過ぎて転職すると大変なことになるんだなと、人生勉強したほどです。

 その人は、足が痛いと一旦アルバイト先に電話してきて休んだらしいですが、そのあと、何の連絡もない。続けるのかどうするのか制服を貸しているから辞めるなら返してほしいと聞きたいから電話しても一切出なかったと聞いています。

 家がお金持ちらしいから1人暮らしの家を出て、実家に帰ったんじゃない?と言ってました。

 だからその後どうしたのかしらない。


 でも口紅貸しての質問を見て、思わずその人を思い出しました。


 あんまり…親しくない人からは借りるもんじゃないと思うけどね。
 いい感情を抱いてなかったから、私にしてはきつい態度になりました。

夫のチケットがありません。たいがい事件は思いがけない時に起こる

2012-02-23 18:00:00 | 思い出
 そう言えばこんなこともあった。

 その時、エコノミー症候群のお客さんがパリに着くと同時に出ちゃったんですね。だから病院に搬送して、家族はどうするか合流はどこからか、など、とにかくその時点では病名もなにも判ってないけど事前にツアーコンダクターなどは打ち合わせをしないといけないことがあった。
 空港には必ず、迎えの手伝いに来る人がいる。その人と打ち合わせに2時間近くかかって、出発となった。

 

 それはいいんだけど、なかなか退院できなかったせいで、いろいろツアーコンダクターさんもこっちの目に見えない所であったようだ。

 その日はルーブル美術館の見学だったんだけど、他のガイドさんが手伝いに来るということで、一旦パリの支社に報告に行くと抜けたんだ。
 それで、それぞれ入場券はお客さんに先に渡した。

 ルーブルって2か所入り口があって、一般は透明の三角のガラスのオブジェがある所が入り口になるが、団体の場合、下の駐車場からも入れる。
 こっちから入る方が危なくないんだと思う。

 
 思うんだけどさ、ルーブルや、ヴェルサイユ宮殿、エッフェル塔でも警備がうるさいのね。

 でも街中では特に入場で待ってる際にスリに気をつけろというから、バックを…私が行くのは寒い時期なので…コートなどの下に横がけにして上からコートを着る。

 でも入場の時は検査があるんで、鞄を空港のの手荷物検査のような機械にかける。

 ここでたいがい、ツアーだとお客さんの前に1人、ガイドを置いてお客さんの最後にツアーコンダクターがついて、横から人が入って荷物を盗まれないように十分なケアをする。

 だけど、行ける人からどんどん入ってと言いながら、コートの下に横がけでバックを賭けているから一旦コートを脱いで、バックを外してなんてことをしていると、却って危ないんじゃないの?

 一旦荷物を離すと受け取るまでに私が金属探知機のような所を通ることになり時間がかかるからよほどこのタイミングの方が危険ではないかと思う。でも一旦、中に入ってしまえば安全…じゃないんだな。

 中でも被害に遭う人は遭うから。


 その時ルーブル美術館に行った時は警備はどうだったか忘れたが、それを上回る事件があったからだ。

 その時、ガイドさんがいるということで、ツアーコンダクターがこの見学中に支店に病人のお客さんのことで説明に行った。それでガイドさん1人に任せることになるんだけど、こういう時、必ず、事前に渡した入場チケットをどっかにやる人がいる。

 ほとんど入場し終わったあとで、1人の女性がかけてきて夫が持っていないと言いだした。

 「ポケットにでも入れてませんか?」
 というが、ないらしい。
 と言って気をつけてくれと言ったじゃないかと責められない。
 どうしても見つからなかったようで、もう1度買い直すことになった。

 でもガイドさんとしては他の20数名の客を放っておくわけにはいかず、ここに使える時間も決まっている。

 それで先に進むからと進むコースをその夫妻に教えてどんどん進んだ。

 追いつけと行っても初めての場所で、あれだけ複雑な所だと追いつけ乗るのか?と心配はしてたけど、どうにか追いついてきたようだ。


 しかし、普段なら2人いるときに起きればもっと対処のしようもあるだろうに1人の時にこれが起きるとガイドさんも気が気じゃないだろうね。
 チケットがない方も並び直して買うとなると…しかも自分たちだけで…怖いと思うけどさ。



 こういう思いがけないことが起きちゃうのがツアーなんだよね。

多分、今までで最悪なツアー旅行

2012-02-22 22:22:22 | 思い出
 あるツアー旅行に参加した時のことだ。

 ラストの日にそれは起きた。


 空港に向かう途中、変な所に車が止まってた。更に道が狭い。観光バスが通れないわけだよ。

 それで飛行機の時間があるからどうしてもこの時間までに空港へ行かないといけない。
 中には買い物をした人は免税手続きを行わないといけない。これが意外と時間がかかる恐れがある。だから余裕を持って行かなきゃならない。


 それでしょうがないからタクシーを呼んで分乗して空港に向かうことになった。

 5,60代のおじさん数人がたまに食事の席で近くなるとなんとなく話してたんだけど、そのおじさんたちと同じタクシーで飛行機に向かうことになった。

 そのとき、おじさん達が妙なことを言うんだよね。私はスーツケース1個しか持ってないのに
 「なんでそんな荷物があるの?どこぞの舞踏会でも行く予定かとか」
 何の話かちっとも判らなかったけど、とにかく急いで空港に行かないといけないし、こっちも焦ってる状態だ。構ってられないからなんとなく適当に話を合わすというか、誤魔化した。

 そしてタクシーに乗る際に
 「俺はあんたの亭主か」
 と言われながら、おじさんの1人が荷物を乗せていたんだけど、私は自分の荷物はタクシーの運転手さんに渡して乗せてもらったからこれも何のことか判らない。


 そして、いざ空港について、タクシーから降りた時、事件が勃発するんだ。


 荷物が1個多いわけよ。

 「これあんたのじゃないの?」
 と言われたんだけど、私のじゃない。その時になっておじさん達がいやに荷物が多いと言っていたのは他の人の荷物を私の荷物と勘違いしていたからだと判った。
 違うということを言った。だったらすぐに添乗員に連絡を取らないと荷物がないって騒いでる人がいるはずだとなって、慌ててスーツケースについてる名前を見たらなんと添乗員さんの荷物だった。

 なるほどね。

 みんなよその国に行ってるから注意して自分の荷物の側にいるわけだ。でも添乗員さんはタクシーの手配を(20人以上が分乗して乗れるくらいの数)しないといけなくて荷物どことじゃなかった。

 たまたま、その荷物の側に私が立っていて傍から見たらそれが私の荷物に見えたわけだ。

 たったこれだけのことだったのよ。

 それで添乗員さんには荷物だけ先にきてますから安心してくださいねと連絡をしたんだけど、あっちからしたら、多分まだタクシーの手配だなんだってそれどころじゃないはず、それにそれくらいのことは慣れているだろう。


 あとで全員が空港に集まり、飛行機のチケットを受け取った辺りでやっと一息つくことになったんだけど。

 ここでおじさんが言い出したわけだ。
 「添乗員さんに迷惑をかけたんだから謝りなさい」
 って。

 っていうか、おじさん達の勝手な勘違いだよ。私はそれが自分の荷物だなんて一言も言ってない。

 なんで謝らないといけないの?って事態なんだけど、もう飛行機に乗ってしまえば2度と会うこともない人でしょ。ここで騒いでガタガタしたくないから、大人の対応かなって添乗員さんに謝ったの。

 添乗員さんは当然、こんなことには慣れてるし、むしろ荷物を先に運んでもらって楽だったわけだ。多分電話で知らせが来るまで荷物が消えてることも気付いていなかったろう。
 だから、
 「別に全部無くなってもいいもんばかりですから」
 と笑っていた。

 でも私としては内心は納得できないのだ。

 でもここで強行になんで私が謝らないといけないの?と言いだすとまたトラブルに発展する。

 そばに仲よくしてもらってたおばちゃんがいたから、その人が
 「私、よく事情が判らないんだけど、何があったの?」
 というので、そのおじさんに聞こえるように事情を説明した。
 「つまり濡れ衣ってことね」
 とおばさんは言った。

 そーーーなのよ、どう考えてもそうなのよ、それで謝らされてる私は何?の世界なのよ。

 あとは飛行機に乗るまでそれぞれを時間を過ごし、乗ってしまえば、ビジネスの人もいるし、それぞれ別だからもう会うこともない。
 実際成田に着いてからも会わなかった。

 だからあの時の私の判断は間違っていなったと思う。


 でも後から考えたらえらい悔しいよ。

 悪くないのに謝ってる。


 だから最悪な旅行として記憶に残った。終わりよければすべてよしと言うけど、まるで逆だ。


 その国がイマイチ好きになれない理由もそこにあるような気がしてる。