きづきCafé【きづきリハビリ訪問看護ステーション】

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健康教室!   ACって知ってますか?

2014-10-28 05:55:55 | きづきリハビリ訪問看護ステーション
おはようございます。
小川です

今日の健康教室は…
「AC」
聞きなれないな…

昔からの知り合いで「AC」の仲間がいまして…
色々と世間に知られないことが、もどかしく…
今回の健康教室のテーマとしました。

「AC」とは、アダルトチルドレンの略で
親が本来の子供をサポートする機能を果たせなかった家庭で育ったことから
大人になっても自己評価が低く、周囲からの評価
(態度や表情など非言語的なものに特に)
に左右されて極端に不安になる、という状態のことを言う。

その結果「表面的にはしっかり者だが、誰にも弱い部分はみせることなく
特に近い相手には一転して依存的となったり、自分からぶち切ってしまったりして人間関係が長続きしない
「自分の問題と人の問題の区別がつけられない」という認知行動の歪んだパターンを帰結する。

ACの家庭の特徴…
「本当のことを言えない」
恐怖の中で言葉には出さず表情や雰囲気で状況を察して行動し、大事なことをはっきり言語化することに大きな不安を常に感じている。

極度の不安から逃れるため、アルコールや薬物、仕事、食べ吐きなどの摂食行動
酷い場合には、自傷行為に走るなど、表面上は依存症がメインであることも多い。
他者の「お世話」を懸命にする状況は一見利他的であるが
実際は自分の不安を紛らすはけ口を他者に求めているだけで
「共依存」となり、本当の意味では相手のためにならないことも多い。

ACの本質は、「周囲からの、自分を評価する部分だけを過大に受け取ってしまう」
という認知のゆがみであり
カウンセリングで認知を修正することで完全に回復が可能である。
依存行動は別に治療が必要だが
根本となるACの不安が減少すれば治療はずっとたやすくなる。

大きく分けて、親からペットのように一見愛されているように見えて実は
「支配」されながら育ったケースを
「お人形型AC」
逆に暴力的、心理的、ネグレクトなどの虐待によるケースを
「虐待型AC」
と分類できる。
またADHDなどの発達障害を背景にしたACも多い。

まとめ…
ACは病気ではない。

子供の頃に「家庭内トラウマ」によって傷ついて大人になった人たち…

大人になっても心は子供のままで、大人になりきれないという意味ではありません。

最後に…病気ではなく
ヒトから客観的に判断されるものでもなく…
自分が「もしかしてアダルトチルドレンかもしれない」と
自覚した時点で
その人はアダルトチルドレン(AC)なのです。



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