10月7日 金曜日
昨日、生徒達は県西部浜名地区の水産関係施設の見学に行ってきました。
最初に訪れたのは、静岡県水産・海洋技術研究所浜名湖分場です。 浜名湖分場は、アサリをはじめとする浜名湖の漁業、トラフグなど遠州灘の漁業、浜名湖の環境モニタリング、ウナギやアユの養殖など、幅広い試験研究と普及活動を行っています。 普及指導員の方から、浜名湖の特徴や水産資源についての講義を聴きました。最近、浜名湖ではアサリの漁獲量が激減しており、研究所でも特に力を入れて、原因究明や対策に取り組んでいます。
次に、浜名湖分場に併設されている浜名湖体験学習施設「ウォット」を見学しました。「ウォット」は、浜名湖に生息している水産生物を中心として、見て、触る体験ができる施設です。 ウオットには水槽の下から手を入れるところが空いていて、水槽に直接手を入れることができる水槽など、ちょっと変わった展示が多くあります。
内容的には、小さな水族館的な施設ですが、浜名湖についての勉強になるほか、展示にも随所に工夫がされており、大人でも楽しめる施設です。
来年度、入学希望者向けに学園の見学説明会を開催します。園長が学園生活を御説明し、施設を御案内します。また、学力や寮生活に対する不安など、皆さんの心配、疑問にお答えします。10月の開催日は22日(土)、23日(日)です。 ご参加いただける方は開催日の4日前までに申し込みをお願いします。詳細は漁業高等学園ホームページ(https://gyogaku.com/)をご覧ください。
園長のつぶやき
静岡県水産・海洋技術研究所は焼津市の本所の他、伊豆分場(下田市)、浜名湖分場(浜松市)、富士養鱒場(富士宮市)の3分場があります。各分場は、各地域の水産業に関する試験研究や普及活動に対応し、本所は県中部地区の沿岸漁協に加え、沖合漁業、遠洋漁業のほか水産加工業の試験研究や普及活動にも対応しています。静岡県には、水産業の全ての分野が揃っているといわれ、幅広い分野の試験研究に対応しているのが静岡水技研の特徴です。本学園の職員も、研究所調査船の船長・機関長など乗組員、研究員出身者がほとんどで、総務職員は研究所本所と兼務になっています。学園の授業にも、多くの現役研究所職員の協力をいただいており、最新の水産技術や漁業現場における課題などを反映した授業が行えることが、本学園の強みでもあります。漁業高等学園に来ていただければ、海技士(筆記)、海上特殊無線技士など漁業現場で役立つ資格が取得できるほか、漁業者になったあとに役立つロープワークなどの技術、知識が身につき、卒業後は豊富にある静岡県の漁船漁業の中から、自分に合った就職先を選んでいただくことが出来ます。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます