静岡県立漁業高等学園は、創立50年。一流の漁師になる近道です。

漁師をめざして、がんばっている生徒たち。
30歳までの若者が全国から漁業の街、焼津に集っています。

学園生の出身地

2022年06月15日 14時41分55秒 | 学園紹介

6月15日 水曜日

 先日、漁業高等学園の卒業生の出身地について調べてみましたので紹介します。

静岡県立漁業高等学園は昭和45年に設立されてから、昨年度の52期生までに 994名の卒業生を輩出してきました。これに53期入学生の出身地のデータを加え、学園生の出身地の過去と現在の違いを調べて見ました。

まず卒業生(53期生は入学生)に占める県内出身者の割合を見ると、40期生までは73%以上を占めているのに対し、41期生から50期生では57%、51期生以降では44%と県内生の割合が低下する傾向にあります(図1)。

図1 卒業生に占める県内出身者の割合

 

続いて県外生の出身地の割合を地方別に見てみると、40期生までは多い順に東北 67%、関東 19%、近畿 8%、中部 5%、四国 1%、九州 1%であったのに対し、41期生以降では関東 54%、中部 19%、近畿 14%、東北 5%、北海道3%、四国 3%、九州 3%で、近年は東北が大幅に減った分、関東、中部、近畿といった比較的静岡に近い都府県が増えています(図2)。

 

図2 県外出身者の地方別割合

これはインターネットやSNSの普及により、対面で無くても様々な情報の入手が可能になったことが影響していると思われます。漁業高等学園の設立当初は、県下の主要中学校の他、北海道、青森県、岩手県を中心とした東北地方に職員や後援会の方が直接出向いて学校訪問を行っていました。一方、現在の学校訪問は県内の高等学校だけで(今年も5月に73校訪問させて頂きました)、中学校には郵送で資料を送らせて頂いています。それに加えて学園のホームページやfacebookにおいて積極的な情報発信を行っています。

53期生の入学時に行ったアンケートで漁業高等学園を知ったきっかけを聞いたところ、県外生では’家族・親戚から聞いた’(53%)に次いで多かったのが’ホームページ・ブログ’(29%)でした。さらに県外生の保護者へのアンケートでも41%が’ホームページ・ブログで知った’と答えています。

いずれにしても、当学園では入学の条件に県内生・県外生で違いはありません。全寮制の学校ですので在学中にかかる食費や、各種資格を取得するために必要な経費を負担して頂きますが、授業料や寄宿舎料はかかりません。ただし静岡県が運営する職業訓練校であることから卒業後は豊富にある静岡県の漁船漁業に就職して頂く必要があります。

以上をご理解の上で、漁師を目指したいという若者(15~30歳)の来園をお待ちしております。

 

来年度、入学希望者向けに学園の見学説明会を実施します。園長が学園生活を御説明し、施設を御案内します。

また、学力や寮生活に対する不安など、皆さんの心配、疑問にお答えします。

6月の開催日は6月25日(土)と6月26日(日)、7月は7月9日(土)と7月10日(日)です。

ご参加いただける方は開催日の4日前までに申し込みをお願いします。

ホームページ(https://gyogaku.com/)トップページのバナー「見学説明会お申し込み」から、必要事項を記入の上、お申し込みください。

電子メール、電話での申し込みも可能です。詳細は漁業高等学園 TEL:054-627-0219までお問い合わせください。

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