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静岡県立漁業高等学園は、創立50年。一流の漁師になる近道です。

漁師をめざして、がんばっている生徒たち。
30歳までの若者が全国から漁業の街、焼津に集っています。

防舷材のつり下げ固定

2019年11月18日 09時00分00秒 | 授業・講演

学科試験のないAO式入試を追加実施します。詳しくはこちら。
http://www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940/recruit.html

遠洋航海実習に備え、これまでの復習をやっています。
今回は防舷材をつり下げて、固定する練習。
防舷材は船が岸壁等に直接当たらないようにするクッションです。
出航したら甲板上にしまい、入港時に岸壁の高さに合わせて取り付けます。
すばやく、確実にやらなくてはいけません。

大型船である実習船「やいづ」を想定して、非常階段の踊り場を使って練習です。
実習棟でやったことが、場所が変わるだけでできなくなることは多くあります。
今回も、やり方を忘れてしまっている人が少なからずいました。



続いて、サンドレッドを投げる練習。
サンドは砂、レッドは鉛(leadなので普通はリードなんですけどね)です。
接岸するときに「砂や鉛の重り」がついた細いロープを「もやい」につなげて投げることです。
学園では砂袋でも鉛でもなく、ソフトボールを使います。
遠心力でグルグル回して投げます。

遠洋航海実習もあと数日。
今までやったことが、すべて試されます。

静岡県立漁業学園
漁師になりたいと思った方は、まずは電話、Eメールでご相談ください。
私がどんな質問にもお答えしますよ!
もちろん、ムリに入学をお勧めすることもありませんので、ご安心を!
電話 054-627-0219
Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp
ホームページ www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940
学園の見学は随時(ずいじ)、受け付けています。
詳しくは学園ホームページをこちらをご覧ください。
できれば授業や実習の見学できる、平日の見学がおすすめです。
平日の見学は園長にご相談ください。
http://www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940/h30kengaku.html

 園長のつぶやき
今年度は入学早々に退学者がありました。
原因はホームシックです。
断っておきますが、高校を卒業した人です。

退学届を出すときに、そのお母さんは
「息子が自分のところに戻ってくる」
ことを喜んでいました。

そして、先週の見学された方も
「母親として、その気持ちは分かる」
とおっしゃっていました。

でも、昔から言います。
「かわいい子には旅をさせろ」
親元を離れて苦労するからこそ、大きく成長するのはまちがいありません。

「子供部屋おじさん」と言う言葉があるのを知りました。
大人になっても、実家の子供部屋で生活する人たちです。
物わかりの良い親と、優しい息子が増えたことも原因でしょうか?

親も息子も、それで満足なら生活費も節約できて問題なし。
WIN-WINの関係、幸せな親子!
・・・とは思えませんよね。
本当にこれで大丈夫?と多くの人は思うから「子供部屋おじさん」って呼ばれるのです。

寮生活を送る学園生徒は対極的なことかも知れません。
学園生は自分の人生を踏み出しています。

コメント
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