学科試験のないAO式入試を追加実施します。詳しくはこちら。
http://www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940/recruit.html
さて、航海専攻の生徒たちが六分儀実習をしていた時、機関専攻は実習棟にいました。
機関実習等には100トンくらいの船使われる大型のディーゼルエンジンがあります。
このエンジンですが、実際に動きます。
その推進力で実習等が移動・・・はしないです。
その代わり、エンジンのパワーを水動力計が受け止めています。
実はこの水動力計が不調で、エンジンのパワーを出せない状況です。
その修理方法を水産高校から教えてもらい、直すことになりました。
となれば、良い機会なので生徒の実習となります。
職員もいじったことのない機械なので、バラすのに想定外の時間がかかりました。
それでも、無事に水動力計の修理完了。
大型機器を扱う実習で、生徒も実践的な勉強になったと思います。
修繕費用も節約できました!
・・・が、まだ完調とは言えない状況。
機械的には動くようになったのですが、電気系のトラブルもあるようです。
静岡県立漁業学園
漁師になりたいと思った方は、まずは電話、Eメールでご相談ください。
私がどんな質問にもお答えしますよ!
もちろん、ムリに入学をお勧めすることもありませんので、ご安心を!
電話 054-627-0219
Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp
ホームページ www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940
学園の見学は随時(ずいじ)、受け付けています。
詳しくは学園ホームページをこちらをご覧ください。
できれば授業や実習の見学できる、平日の見学がおすすめです。
平日の見学は園長にご相談ください。
http://www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940/h30kengaku.html
園長のつぶやき
平日の学園見学は授業や実習を見ることができるのでオススメです!
・・・なんですが、やはり平日の見学は少ないです。
それが、今週はなんと4組の方がご来園!
休日対応しなくて済むとは言え、こうなると私も仕事のやりくりが大変になります。
それでも、見学は大歓迎です。
いろいろご質問もあったので、一部をご紹介します。
1 中学卒で来た年齢の低い生徒が、授業中に騒ぐことがありますか?
この質問は初めて受けました。
授業が妨害されるほど騒ぐ生徒はいません。
同じ教室にまじめに授業を受ける年齢の高い生徒もいますからね。
好き勝手はできません。
でも、生徒はみんな漁師になるために学園に来ているんです。
ふざけるような生徒はいません。
2 ずっと静岡県内で働くことになりますか?
学園で就職を斡旋するのは県内の漁船です。
後に県外に転職する卒業生はいます。
ただし、県外だと学園のサポートもできにくくなるので、デメリットもあります。
3 遠洋漁船は、出航から帰港までの間、自由な時間はありませんか?
もちろん、あります。
漁が良くないときは「適水」と言って、別の場所に移動します。
移動中は操業がないので、当直時間以外はフリーです。
本を読んだり、釣りをしたり、いろいろな過ごし方ができます。
魚がたくさん取れれば、自由時間がなくなることもあります。
その代わり、収入アップなので、その方がうれしいですよね。
忙しい日が続くと、船員を休めるために休漁をすることもあります。
4 海技士資格は漁船以外でも有効ですか?
20トン以上の船の場合、どんな船でも海技士いなければ運航できません。
そして、官庁船(国や県などのもつ船)を含めて、ほとんどの業種で海技士は不足しています。
5 定員割れでも不合格となりますか?
なるべく多くの生徒を入学させたいのが私の気持ちです。
しかし、どうしても合格にできない場合もあります。
これが定員割れの状況となると、本当に「よっぽど」の場合です。
理由は様々ですが、この2点は特に大事です。
他の生徒と協調してがんばることができるか?
漁師としての資質が著しく欠けていないか?
学園も学校であり、共同生活の場所です。
自分勝手なのは困ります。
またちょっと辛いことがあったとしても、すぐに逃げ出すのも困ります。
あまりに注意力がないのも、船に乗ってから危険です。
学科試験に合わせて、総合的に判断します。
さて、来年度はかなりの定員割れが心配される状況です。
私としては、受験者全員合格させたいところです。・・・本心ですよ!
意欲ある人の受験を待っています。
高校卒業見込み以上の方は冒頭に書いたAO入試がオススメです!