静岡県立漁業高等学園は、創立50年。一流の漁師になる近道です。

漁師をめざして、がんばっている生徒たち。
30歳までの若者が全国から漁業の街、焼津に集っています。

平成30年度(第49期生)をふり返って 7

2019年03月28日 09時25分47秒 | 実習

一学期末、暑くなってきた頃に待っているのが水に入る実習。
水泳と潜水です。

学園生でも泳げない人は毎年数名います。
だから泳げないことを理由に漁師をあきらめる必要はありません。
学園生の多くは、水泳実習で泳げるようになります。
でも、2キロの遠泳ではフロートの補助具を付ける場合もあります。



潜水は、ほとんどの生徒が初めての経験。
楽しい実習だと思います。
かと言って、現在の漁業でアクアラング潜水はほとんどありません。
しいて言えば、定置網で網の張り替え作業のときです。
楽しい実習ですが、一週間を使うのはちょっともったいない気がします。



Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp
ホームページ www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940
学園の見学、お待ちしてます。
詳しくはホームページをご覧ください。

 園長のつぶやき漁業の中で泳ぐものがあります。
それは「海外まき網」。
ぐるっとカツオをまいた網に新人が飛び込み、泳いでロープを取りに行きます。
だから就職するときに泳げるかどうか聞かれます。

そして潜水ですが、漁業で潜るのはヘルメット潜水です。
  以前はスクリューにからんだロープや網を潜ってはずす作業がありました。
  今は危ないのでやらなくなりました。
学園で取得する資格は民間のCライセンスと呼ばれるもの。
レジャーで潜水するには、これがないと空気ボンベなどをレンタルできません。
ですが漁師を含めた業務用には不要。
仕事で潜水にするには、国家資格である潜水士免許が必要です。

学園で学ぶのは、漁師として必要なものを選んでいます。
しかし、就職先によっては、使わないものもあるし、足りないものあります。

漁業の世界も、学園の生徒も年々変化しています。
時代遅れにならないように、カリキュラムも考えなくては行けませんね。
実際に30年度も実習時間を増やしたんですよ!

コメント
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