一学期の大事な実習に溶接があります。
私も学園に来たときに
「なんで溶接?」
と思ったんですが、船の上で実際に溶接するんですね。
思えば私が生まれた小さな漁村でも、小さな溶接作業場がありましたっけ。
学園生はガス溶接を電気溶接を実習します。
講義はちょっと難しいですが、寝ないで聞くのが大変。
でも、実技はみんな楽しくやっています。
実習をするのは静岡市にある静岡県清水職業訓練校、通称「清水テクノカレッジ」です。
学園もそうですが、県立の職業訓練校はいろいろあります。
しかも、授業料がなかったり、格安。
でも、人気はなく入学しやすい。
お勧めです!
Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp
ホームページ www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940
学園の見学、お待ちしてます。
詳しくはホームページをご覧ください。
園長のつぶやき
仕事に就くには一歩踏み出す勇気が必要です。
例え頭脳が優秀でも、仕事に就く勇気がなければ大学出のニートになります。
一方で、早くから踏み出した人。
中学や高校で、勉強はダメだったかも知れません。
高校卒なら大卒より4年早く仕事に就きます。
この4年は大事です。
漁師もそうですが、技(わざ)が求めらる仕事は特に。
若いときほど習得が早いからです。
今はほぼすべての人が高校に進学し、さらにその多くが大学に進学します。
もちろん、大学で得る知識は大事です。
でも大事な4年間を大学で学ぶことが最善かどうかは人によります。
周りが大学に行くから自分も...となりがちです。
大学に行くなら、仕事に就く勇気はいりませんからね。
でも、上に書いたようにお金のかからない職業訓練校もたくさんあるんですよ。
それは世の中が現場で活躍する技術者を必要としているからです。
漁師も現場で働く技術者です。
「漁師なんか、なんの訓練もいらない」
と思っている人も多いかも知れません。
漁師の仕事を安易に思っている人が、一流の漁師になれるでしょうか?
職業訓練校は大学に行けない人が行くところではありません。
その道で一流を目指す人が行く場所です。