漁師になるための学校、漁業学園。
こんにちは、園長の青木です。
今週は海で働くことについて、私の考えを書きたいと思います。
学園の進学を考えている人に参考になればうれしいです。
私の親の世代です。
私の産まれた伊豆の漁村には高校がありませんでした。
これは、他の漁村でも同じこと。
高校に3年間も通うのは大変なことでした。
でも、海には魚がたくさんいたし、漁師は稼(かせ)げる職業でした。
高校に行かずに、中学を出たら漁師になりました。
ですから高校に行くのは特別。船主の息子は水産高校に行くエリートでした。
当時の漁村では、多くの若者にとって漁師になるしか選択肢(せんたくし)がなかったとも言えます。
さて時代が変わり、現在では高校進学が当たり前になりました。
漁師の収入も減ったので、中学卒業後に漁師になることが魅力(みりょく)ある選択(せんたく)ではなくなりました。
漁師のなり手が減り、漁業の存続に危機的(ききてき)な状況になっています。
しかしです。
この状況は、漁村以外の人が漁師になるには大きなチャンスとも言えます。
東京や大阪で行われた漁業就業支援フェア。
10代、20代の人は、多くの漁業会社から引っ張りだこです。
どこも、若い働き手を欲しがっています。
漁村は閉鎖的(へいさてき)なところが多くてよそ者を嫌いますが、そうも言っていられなくなったのです。
かんたんに漁師になれる時代になりましたが、海で働くことは本来は大変なこと。
だから、漁村でも若い人が漁師を継いでいないのです。
漁師になりたい、あなた。
今は絶好(ぜっこう)の機会(きかい)です。
そのチャンスをつぶさないように学園で準備(じゅんび)してください。
1年間の準備は、決してムダになりません。
8月19、20日は模擬授業(もぎじゅぎょう)も体験できるオープンキャンパスを行います。
学園がどんな学校か、しっかり見てください。
前日まで受け付けますよ。
http://www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940/harunokengakukai.html
加えて、8月の学園見学会平日版も14日から18日まで開催中。
土曜、日曜は来ることができない方は、こちらへご参加ください。
http://www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940/kengakukai-aug.html
今日の見学者は、地元焼津と、東京からきた高校生でした。
お問い合わせ、お申し込みは電話、Eメールで。
電話 054-626-0219
Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp