漁師になるための学校、漁業学園。
こんにちは、園長の青木です。
ホームページはスマートフォン対応に対応しました。
www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940
「補機基礎」の授業を紹介します。
主機関のエンジンに対して、その他の機器を補機と呼びます。
補機は発電機、冷凍機、ボイラーなど様々です。
機関士は英語で言うとエンジニア(Engineer)ですがエンジンだけを扱うわけではありません。
電気や配管を含めて、船の機械関係のほとんどが範疇です。
すごいですよね。
今回の授業は圧縮機。コンプレッサーについてでした。
実際に小さな圧縮機を見せて実物と理論を学んでいきます。
機関の勉強は、実物を見ての授業が多く、中学高校で教科書を使った勉強より、はるかに分かりやすいと思いますよ。
6月は17、18日に説明会を行います。
また、8月19、20日はオープンスクールも行います。
お申し込みは電話、Eメールで。
電話 054-626-0219
Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp
【船で使う英語】
学園の入学試験で英語はありません。
でも、実際には英語は頻繁に使います。大事です。
しかし、使う単語は限られるので授業で出てきた言葉を覚えていけば大丈夫です。
昨年の生徒で、2学期途中で退学した機関専攻の生徒がいました。
授業に身が入らず、
「コンプレッサーと言われても、なんのことか分からない」
と不満をこぼしていました。
お分かりのように、突然「コンプレッサー」と言う言葉を使ったのではなく、1学期に勉強したことなのです。
されど...
学園進学を考えている皆さん!
入学試験に英語はないですが、基本的な単語が分かっていれば余裕を持って学習できますよ。
気を抜かず英語も勉強してくださいね。
園長のつぶやき
1学期も半分以上経過しました。
学園では1学期までは専攻別に分かれず、航海のことも機関のことも学びます。
最初から航海、機関の専攻別に授業した方が海技士免許の勉強には良いかもしれません。
しかし、4月に入学した生徒は船のことも、漁業のこともほとんど知りません。
そんな状況で、専攻別に分けても良いのか?
そして、将来の機関員が航海士の技術を知っていることも重要です。
逆もまた、しかり。
学園は大型漁船の幹部を目指す学校です。
船の仕事全般を知ることは無駄ではないのです。