漁師になるための学校、漁業学園。
こんにちは、園長の青木です。
www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940
県庁の経済産業部の職員の皆さんが20人ほど学園の見学にいらっしゃいました。
いつものようにスライドで概要と最近の取組をご紹介。
そして施設内をご案内しました。
私が県庁にいたときにお世話になった方も何人かいらっしゃいました。
機関実習棟では、主機関のディーゼルエンジンで学習するところをご覧いただきました。
同じ県の職員とは言え、出先の施設を見る機会はほとんどありません。
学園生が漁師になるために励んでいる現場を見ていただいて良かったと思います。
学園では見学者を歓迎しますよ!
6月は17、18日に説明会を行います。
また、8月19、20日はオープンキャンパスも行います。
ロープワークや授業の体験もあります。
近日中にお知らせをホームページにアップします。
お問い合わせ、お申し込みは電話、Eメールで。
電話 054-626-0219
Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp
【経済産業部の学校】
経済産業部所管の学校は学園だけではありません。
技術専門校(沼津、清水、浜松)、あしたか職業訓練校、農林大学校です。
私が県の職員になる以前は富士宮市に高等農業学園もあったそうです。
清水の技術専門校は、学園生も溶接実習でお世話になっています。
技術を身につける学校はいろいろあります。
単に高校、大学へ進学するだけが進路ではありませんよ。
これからは学歴より実力、技術が大事です。
園長のつぶやき
この日の見学者から
「女子が入学できるのか」
とのご質問がありました。
入学試験の要項に「男子に限る」とは書かれていません。
過去には女性からも入学のお問い合わせがあったモノの、受験には至っていません。
しかし、実際に女子の受け入れをした時の問題がないわけではありません。
まずは就職。
学園が目指すのは、基本的に大型漁船の幹部です。
現時点で、大型漁船から女性の求人はありません。
沿岸漁業なら採用してくれるところはあると思いますが、限定されるのは間違いありません。
そして、寮生活。
女子生徒を別のフロア、別の風呂を使うのは可能です。
しかし、学園の寮生活は集団生活に慣れる場所です。
一人部屋にするなら寮生活の意味が半減します。
そんなこんなで、実際に女子生徒を受け入れるのは課題があります。
とは言え、熱意のある人には我々も熱意を持って対応しなくてはなりません。
遠洋漁業に女性の漁師が乗るのも遠い未来ではないかもしれません。