漁師になるための学校、漁業学園。
こんにちは、園長の青木です。
学園のホームページはこちらです。
www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940
御前崎見学の続きです。
市場と漁協に訪問した後、御前埼灯台に向かいました。
歴史のある灯台ですが、現在は灯台守はいなくて無人になっています。
灯台を見学した後、その周辺を散策。
ちょうど干潮だったので、海岸にも降りてみました。
静静岡県で岩礁の海岸(いわゆる磯)は少なくて、伊豆以外では御前崎だけです。
しかも、御前崎は遠浅で潮だまりも多数あって、小学生などの磯遊びには最適の場所です。
潮間帯に生息する生物を観察できます。
その後は浜岡原発の原子力館に寄り、温水利用研究センターの見学です。
ここは県の機関ですが、運営を外部委託しています。
今年も、元園長の所長が説明を案内をしてくれました。
温水利用研究センターは浜岡と沼津で、県内の放流用種苗を生産しています。
生徒も初めて訪れた種苗生産の現場で、初めて見聞きすることばかり。
稚魚の餌にする動物プランクトンを作るために、その餌の植物プランクトンから作る大変さなどを勉強しました。
学園へのお問い合わせは下記までどうぞ。
http://www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940/harunokengakukai.html
電話 054-626-0219
Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp
【御前崎地区】
御前崎は駿河湾と、外洋に面する遠州灘の境界にあります。
駿河湾内はシラス、サクラエビ、イカ釣り、刺し網、定置網などいろいろな漁業があります。
それが、砂浜が広がる遠州灘になると、水揚げのほとんどがシラス。
量は少ないですが、底引き網や、フグはえ縄がとなります。
御前崎地区は、湾内と湾外の両方の漁業があり、漁師としてはシラスが多いですが、
キンメダイやイカ釣りも行われます。
御前崎沖は風が強く、波が高いですが、豊かな漁場が広がっています。
園長のつぶやき
御前崎は漁業の街。
かつては漁師になるために、学園にも焼津水産高校にも毎年たくさんの生徒が御前崎から来ていました。
現在は、残念ながらほとんどいない状況です。
焼津水産高校は、御前崎と焼津の直通バスがなくなったことも大きく原因となっているようです。
学園としては、近海のカツオ船が減ったことが大きいと思います。