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バラとおわら風の盆と釣りなどの雑記

信州の鎌倉 古塔めぐり 中禅寺 仁王像2

2008年08月09日 | 雑記
吽(うん)形


中禅寺は、中部日本最古の木造建造物である美しい方形の姿の薬師堂が有名ですが、平泉の中尊寺と同じ様式のものです。前にも書きましたが、その薬師堂の入口にある金剛力士像が近年の調査で現存する仁王像の中でもかなりの年代物で日本で5番目に古いものだということが分かりました。薬師堂と同じ頃の平安末期の作と推定され貴重なものなのですが、金網で囲まれることもなく手で触ってみることができるところにあります。この木像の製作はもともと大陸からの渡来系の職人によって伝えられたのですが、平安頃になると自前の様式が現れています。ルネッサンスの巨匠ミケランジェロよりも古い時代に日本にこのような像があるのは、遠い昔、ギリシャで完成した芸術が長い年月を経て日本に伝わった、壮大な人類の交流が思い出されます。
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信州の鎌倉 古塔めぐり 中禅寺 仁王像

2008年08月09日 | 雑記
吽(うん)形
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信州の鎌倉 古塔めぐり  重文前山寺未完三重塔

2008年08月09日 | 雑記
上田市の塩田平一帯が信州の鎌倉と呼ばれるのは、北条執権家が上田に第二の鎌倉を造営しようと3代に亘り治めたことによりますが、新田義貞の反乱に続く足利尊氏の挙兵によりいざ鎌倉を向かえ、塩田北条家も鎌倉へ出陣し最後を向かえます。それによりこの造営中の前山寺の三重塔も完成することなく、700年ほどの歳月を風雪に耐えながら上田平を望んでいます。
コメント (2)
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