2つ前のエントリで紹介した、清野とおる氏の『東京都北区赤羽』。
この本を読んだ私と夫は、赤羽について何も分かっちゃいないということが分かりました。
そんなわけで、ある夜、遅くなった夫を駅まで車でお迎えに向かったときのこと。
帰り道に私と運転を代わった夫は、突然いつもと違うところで曲がりました。
清野氏の住まい(現在は漫画で描かれた場所から転居されているようです)の周辺はかなり正確に描かれているようだったので、見れば分かりそうだ、ちょっくら探しに行ってみようぜということになったのです。
こんなことを書くとストーカーのようですが、ひたすら単純に、漫画に出てきた場所を見てみたかっただけで…。
要するに、ドラマや映画の撮影された場所に行ってみたいと思うのと似たようなミーハーな動機にすぎないのですが。
なんとなく見当をつけて行ったのですが、なかなか分からないものです。
しかし、そうこうしている内に、私たちの車は漫画に出てくるスナック「ナイトレストラン」の前を通り過ぎました。特徴のある外観なので、すぐに分かるのです。
私は「あれっ! あれってあれだよ! 漫画に出てきた『ナイトレストラン』だよ! ねえねえねえ!!!」と興奮し、夫は「…ほんとにあったんだ…」と静かに感動。
時間が遅かったので閉店していたのか、はたまた休業日だったのか、漫画に出てくるような眩い光は放っていませんでした。
しかし、光っている「ナイトレストラン」を必ず見に来ようと心に決めたのでありました…。
漫画の描写では、このお店はかなりご近所のようだったので、清野氏のかつての住まいも近くなのでしょうけれども、この日は結局あきらめました。
「ナイトレストラン」を見られて、大満足の私と夫なのでした。