くらしのなかにアタマのカタマリ

真鶴と札幌と甲府のどこで老後を過ごそうか悩みながらブログを書くのである。

海堂尊 『チーム・バチスタの栄光』

2007年11月29日 22時29分17秒 | 本を読んだり。
読書の秋から年末にかけて、数々のビッグタイトルが文庫化されています。
単行本では滅多に読まず、ひたすら文庫化を待つ私のような人種にはありがたいことですね。
この本も、文庫化をお待ちしていたタイトルのひとつ。
第4回「このミス(このミステリーがすごい!)」大賞受賞作品です。

チーム・バチスタの栄光(上) 「このミス」大賞シリーズ [宝島社文庫] (宝島社文庫 599)
海堂 尊
宝島社

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「バチスタ」とは、成功率60%という難しい心臓手術。
そのバチスタ手術を100%という高確率で成功させてきた、大学病院の外科チームの不敗神話に影が。
外科とは全く関係ない、不定愁訴外来の医師・田口に、院長直々の調査命令がくだる。
チーム全員への聞き取り調査、手術への立会い。それでも解けない謎に、厚労省の役人・白鳥まで出張ってきて、田口とタッグを組むことに。

果たしてこれは、事故なのか事件なのか。
どちらにしても、コトはどうして起こってしまったのか。
大学病院の抱える、そして日本の抱える医療界の矛盾点や問題点も描かれています。作者さんは現役のお医者さんだとか。そういうことも関係あるのかな。
ストーリーもさることながら、登場人物のキャラが立っているのがまた、面白さのひとつ。


偉そうな言い方で申し訳ないのですが、文章がイマイチなせいもあり、導入部は読むのに時間がかかりました。
でも、田口が事情聴取を始める辺りからどんどん面白くなってきて、白鳥登場以降は一気にラストまで読ませます。上・下を一緒に買っといて本当に良かったです。

「医療ミステリー」と評されるようですが、あまり「ミステリー」というカンジはしません。まあ、ミステリーというジャンルの定義を、私がよく分かっていないせいなんですけど。
しかし、そんなジャンルがどうこう言う前に面白い!!
騙されたと思って、上・下巻の一気買いをしてみてください。


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愛を感じたのこと。

2007年11月28日 23時10分18秒 | 今日のできごと。

数日前、夫がアイスを冷凍庫に入れておいてくれました。小腹がすいたので、そのことを思い出して、アイスを取り出してみたのですが。

夫は「アイス買ってきたから食べてね」と言って、すぐに冷凍庫にしまったので、どんなアイスか見なかったんです。その時。
で、今見たら、ウイダーインゼリーみたいに吸い出して食べるタイプのアイスでした。

いつも読んでくださっている方はご存知だと思うのですが、今の私は右手が不自由です。
スプーンだったら、なんとか左手で使えるんですけど。
装具をつければ、なんとか右手も使えるんですけど。

でもやっぱり、夫の思いやりを感じて、ちょっと感動しました。

アイスおいしかったよ。


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甲府にドライブ。

2007年11月28日 11時48分03秒 | 旅に出たり。

土曜日、甲府までドライブしてきました。

急に思い立って出かけたから、15時ごろ出発。途中のサービスエリアに寄ったり、ちょこっとだけ渋滞に巻き込まれたりしていたら、到着は18時頃になってしまいました。

ダメモトで、ナビの目的地を武田信玄ゆかりの武田神社にしていたのですが、真っ暗だしもちろん却下。
甲府駅近くのパーキングに車を停めて、大河ドラマ「風林火山」にちなんだ「風林火山博」へ行ってみました。
でも、こちらもドラマや信玄関係のブースはもう閉まっていたので、仕方なく、おみやげ物売り場をウロウロしました。生ワインを試飲したり・・・美味しかった。てへ。(注:夫は運転手なので試飲できず。)

このあとは、山梨に来たらもちろんコレ!のほうとう。
4月にyuーkoさんとも行った「小作」へ行って、きのこほうとうを食べました。むっちゃウマイ!!

そうして、駅前の信玄公像を見つつ、帰途についたのでした。何も出来なかったけど楽しかった♪
次はもっと早い時間に行って観光するぞ。
そしてまた、ほうとう食べるぞ。


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本日発売、「MICHELIN GUIDE(ミシュランガイド)東京 2008」

2007年11月22日 21時49分51秒 | 本を読んだり。

発売前から何かと話題の「ミシュランガイド東京」、本日発売しました。
今朝から、私が退社する17時までの間に、約290冊売れたようです。
今日は休日前のお給料日。夜にはまだまだ売れそうです。
明日行ったら、どのぐらい売れているかちょっと楽しみかも。

MICHELIN GUIDE東京 2008 (2008)

日本ミシュランタイヤ

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バイト仲間が買ったので、中身をちょっと見せてもらいました。
とても私レベルでは行けそうに無い価格帯のお店がズラリ・・・。誰か連れて行ってください。うふふ。
でも、眺める分には面白いし、話のタネには面白いんじゃないでしょうか。

あと、どうでもいいけど、☆じゃなくて、なんかお花みたいなマークだったぞ。


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雫井脩介 『犯人に告ぐ』

2007年11月21日 23時26分13秒 | 本を読んだり。

ちょっと前に文庫化された、上・下巻に渡る長篇ミステリー小説。
作者の雫井脩介さんは、うちのお店ではそれなりに売れる作家さんでしたが、これまで読んだことはありませんでした。
今回は、映画化に伴うトヨエツの写真付き帯とポスターにやられて購入。(ちなみに、同じ理由で奥田英朗の『サウスバウンド』も購入。笑)
ポスター、使い終わったらもらいたい・・・。
ちなみに、今回のこの本はめちゃめちゃ売れてます。

犯人に告ぐ 上 (1) (双葉文庫 し 29-1)
雫井 脩介
双葉社

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とにかく、面白い!!
続きが気になって気になって・・・早く先を読みたいって焦ってしまうぐらいでした。

主人公は、幼児誘拐事件でポカをやらかした過去を持つ刑事・巻島。
連続幼児殺害事件の特別捜査官として現場に復帰した巻島は、テレビ局と組んで「劇場型犯罪」ならぬ「劇場型捜査」に挑む。
捜査協力を願う呼び掛けのみに留まらず、見えない犯人との緊迫したやりとりが始まる。
テレビ局による熾烈な視聴率争い、警察内部の様々な思惑、そして他ならぬ巻島の過去も絡み、飽きさせません。

秋の夜長に、うってつけの1冊、如何でしょうか。

余談ですが、トヨエツは巻島にイメージぴったりですた。
映画は未見ですが・・・(^_^)


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