1月に書いていた大河ドラマのオープニング(OP)話の続き。
大好きな「毛利元就」のOPについて書けたので一息つくつもりでいたら、一か月以上も間が空いてしまいました。
まあ、大勢に影響がないので、よしとしましょう。
【葵 徳川三代】2000年/作曲:岩代太郎
最初はあまり引き込まれる感じがしなかったのですが、毎日(再放送だったので週に4日観ていた)観ている内にだんだん良くなってきました。
大きな盛り上がりがなく、また戦国っぽい雰囲気もないのですが、美しい音楽と映像、いいですね。
後半の雪の東照宮の映像を観ていると、冬の日光に行きたいなどと無謀なことを考えてしまいました。寒がりなのに。
余談ですが、このドラマのキャスティングは素晴らしすぎるのです。
詳しくはWikipediaででも見ていただくとして、特筆すべきは石田三成を演じた江守徹。私にとって、これ以上の石田三成は今後現れないでしょう。
【新選組!】2004年/作曲:服部隆之
一番素晴らしいと思うOPは「毛利元就」ですが、一番好きなのは「新選組!」です。やっぱり内容に引きずられているんでしょうねえ。
溌剌とした音楽は、物語前半は前向きな希望に満ちて聴こえ、後半になると悲壮な決意が聴きとれるような気がします。物語と音楽が本当に一体となっているのでしょうね。
曲の後半からは、久々に歌詞もつきます。脚本を書いた三谷幸喜さんの作詞で、テノール歌手のジョン・健・ヌッツォが歌うのですが、これがまた勇壮な感じでいいんですね。
映像は、京の風景の版画と実写を合わせたものと、実写の新選組隊士たち。「新選組隊士たちによる青春群像劇」というテーマにピタリと合って、これも大変よいのです。
余談ですが、「葵 徳川三代」を再放送で観たことを考えると、私は随分と大河ドラマから遠ざかっていたのですねえ。
【義経】2005年/作曲:岩代太郎
第一回OP詐欺発生。
OPは音楽も映像も美しく、本当に素晴らしいのです。
特に曲の冒頭で「ジャンッ」と鳴って笛の美しい旋律が流れたあと、押し寄せるように一気に盛り上がる展開がとても良い。本当に良い。
映像は美しい平安絵巻を期待させる、これもまた良いものでした。
「義経」という朱色の題字が暗い水面から浮き上がってくるのも、その色彩と文字が好きでしたね。
余談ですが、物語は本当にいかがなものかと思わせる内容で…特に後半。
OPで期待させておいて心を折るという、これぞOP詐欺でございましたのです。
ただし、義経と愉快な仲間達以外の役者陣は素晴らしく、それだけに勿体無かった…。特に源頼朝を演じた中井貴一は最高でした。
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