くらしのなかにアタマのカタマリ

真鶴と札幌と甲府のどこで老後を過ごそうか悩みながらブログを書くのである。

『東京都北区赤羽』を歩く。

2009年06月27日 22時51分45秒 | 今日のできごと。

2つ前のエントリで紹介した、清野とおる氏の『東京都北区赤羽』。
この本を読んだ私と夫は、赤羽について何も分かっちゃいないということが分かりました。

そんなわけで、ある夜、遅くなった夫を駅まで車でお迎えに向かったときのこと。
帰り道に私と運転を代わった夫は、突然いつもと違うところで曲がりました。
清野氏の住まい(現在は漫画で描かれた場所から転居されているようです)の周辺はかなり正確に描かれているようだったので、見れば分かりそうだ、ちょっくら探しに行ってみようぜということになったのです。

こんなことを書くとストーカーのようですが、ひたすら単純に、漫画に出てきた場所を見てみたかっただけで…。
要するに、ドラマや映画の撮影された場所に行ってみたいと思うのと似たようなミーハーな動機にすぎないのですが。

なんとなく見当をつけて行ったのですが、なかなか分からないものです。
しかし、そうこうしている内に、私たちの車は漫画に出てくるスナック「ナイトレストラン」の前を通り過ぎました。特徴のある外観なので、すぐに分かるのです。
私は「あれっ! あれってあれだよ! 漫画に出てきた『ナイトレストラン』だよ! ねえねえねえ!!!」と興奮し、夫は「…ほんとにあったんだ…」と静かに感動。
時間が遅かったので閉店していたのか、はたまた休業日だったのか、漫画に出てくるような眩い光は放っていませんでした。
しかし、光っている「ナイトレストラン」を必ず見に来ようと心に決めたのでありました…。

漫画の描写では、このお店はかなりご近所のようだったので、清野氏のかつての住まいも近くなのでしょうけれども、この日は結局あきらめました。
「ナイトレストラン」を見られて、大満足の私と夫なのでした。


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満足な結末。

2009年06月24日 23時23分38秒 | 本を読んだり。

【結末を知らない少年マンガランキング - gooランキング】


あまり連載が長いと、結末が分からない…ということになりがちではないかと思います。
最初は面白い漫画でも、いつのまにか天下一武道会状態でマンネリ化…となると、途中で読むのをやめてしまうか、もしくは適当に読んでいた為あとから結末を思い出すのが困難…といった状態になりそうです。
環境が変わって、読むのをやめてしまうケースもありそう。(私の場合、結婚したら弟の買っていたジャンプとサンデーが読めなくなったので、その時連載されていた漫画の結末を知りません…。)

そんなことを考えている内に、ふと、結末が素晴らしかった!と思える漫画はなんだろう、と思いまして。
あまりたくさんの漫画を読んでいるわけではないのですけど、私の思う結末の素晴らしかった漫画がこちら。

うしおととら 19完 (小学館文庫)
藤田 和日郎
小学館

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「これぞ少年漫画!!」と思えるワクワクドキドキ漫画。
まっすぐで力強くて、大好きでした。

キャンディ・キャンディ (9) 講談社コミックスなかよし (325巻)
いがらし ゆみこ,水木 杏子
講談社

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もう本屋さんでは、二度と手に入らないのでしょうか…。
こんな名作がもったいない!!

どちらの漫画も、最終回に至るまでのストーリーもとてもよかったと思います。
次を読みたい読みたい!!と思わせる展開で、途中でやめようという気にはなりませんでした。

おっと、大事な漫画をもうひとつ。

男坂 (下巻) (集英社文庫―コミック版)
車田 正美
集英社

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最終回最後のページの衝撃は、計り知れません。
車田さん、続き描いてくれないかなあ…。


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清野とおる 『東京都北区赤羽』

2009年06月21日 23時53分04秒 | 本を読んだり。
かなり笑った漫画です。読んでいただきたいです。
読んだら、赤羽を探検したくなります。
出てくるお店を探したくなります。
というか、既に見つけましたが、入る勇気がまだありません…。

東京都北区赤羽 1 (GAコミックススペシャル)
清野 とおる
Bbmfマガジン

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おかしな居酒屋とそのマスターとか。
駅で遭遇したホームレスとか。
ビルの上の神社とか。
やたらと眩い店構えの飲食店とか。
老人が集う駅前の喫茶店とか。
あとイロイロ。

東京都北区赤羽に住む作者の日常の出来事を漫画にしたもの…というと、流行りのコミックエッセイみたいになってしまいますが、そういう雰囲気ともまた違います。
漫画に出てくるおかしなお店やおかしな人たちとは、確かに作者が赤羽で出会ったわけですが…。赤羽だからというよりも、作者自身の好奇心やら行動力やらによるところが大きいと思います。

作者のブログと合わせて読むとまた面白いかも?
早く2巻が出ないかな。クセになります…。



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本屋さんの話 ~オススメしてみる。

2009年06月16日 22時49分40秒 | 今日のできごと。

本屋さんでのお仕事中に「なんか文庫で面白いミステリーとか、ない?」と聞かれました。
「よく読まれる作家さんはいらっしゃいますか?」とお尋ねしたところ「東野圭吾とか」と言われ、あれ?と思いました。「もしかして、以前も…?」とお尋ねすると「そうだよ」と。
以前にも同じことを聞かれて同じことをお尋ねし、同じ回答をいただいていたのでした。ちなみにその時は、東野圭吾の『さまよう刃』と、横山秀夫の『第三の時効』をお勧めして、買っていただいたように記憶しています。

また同じ質問をしてきたということは、あながちハズレではなかったのかしらと思いながら、「宮部みゆきさんは読まれたことありますか?」とお尋ねしたところ、「無い」とのこと。
これはお勧めせねばなるまいと思い、宮部さんの最高傑作(と私は思っている)『火車』をお勧めして、買っていただきました。

自分のお勧めした本を買っていただけるのは、やっぱりうれしいですね。
楽しんでいただけるとよいのですが…また同じ質問をいただいたら、今度は感想もお尋ねしてみたいです。
でも、『さまよう刃』がミステリーかと言われると、ちょっと違うかも…?


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「天地人展」を観に行く。

2009年06月15日 23時17分24秒 | 今日のできごと。

先日、六本木にあるサントリー美術館で開催中の「NHK大河ドラマ特別展『天地人―直江兼続とその時代―』」を観に行ってきました。

「第一部:直江兼続の生涯」と「第二部:直江兼続の時代と文化」という二部構成。
第一部では、鎧や太刀などの武具や肖像画、書状、屏風絵などを通して、直江兼続の生涯を追っていきます。

最初は上杉絡みの史料が多く展示されています。
上杉謙信から養子の景勝(当時は喜平次)への書状などが見られてちょっと微笑ましく思ったり、御館跡からの出土物を見て御館の乱を思ったり。
しばらく見ていくと、今度は豊臣政権時代の史料が。
あんまり関係ないのですけど、このあたりで展示されていた上杉景勝から色部修理大夫宛の書状を見て、忠臣蔵の色部又四郎を思い出しました。ホント、関係ない。てへ。
さらに、関ヶ原、大阪冬の陣・夏の陣に絡んだ史料が展示されています。
有名な「直江状」もありました。直江状もそうなんですけれど、他の書状もまじめに目を通していたので、ものすごく時間がかかってしまいました。
もっとスラスラと読めればいいのですけどね…。

第二部は、兼続の生きた時代ということで、桃山文化に関する展示でした。
洛中洛外図屏風や、蒔絵の諸道具、能、そして茶の湯などに関する様々な展示物を観ることができました。
芸術に造詣の深くない私ですが、興味深く観ることができました。
特に蒔絵は、以前に蒔絵の展覧会を観て心を惹かれたので、じっくりと観てしまいました。

大河ドラマ「天地人」は、微妙な気持ちになりながら観ていることが少なくないのですが、この展示は面白かったです!
それにしても、会期中に展示物の入れ替えがあるのは当然ですが、新潟会場でしか観ることのできないものがあるというのは、うらやましい!!

一緒に行ってくれた、ブログ友達のるびこさん、ありがとうございました。


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