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富士見ファンタジア文庫のラノベ『ご覧の勇者の提供でお送りします』(田口仙年堂原作、しらび先生イラスト)が発売中です。
表紙は、ヒロインのフィオーレを中心に、タイトル通りの勇者勢揃いな一枚。
美少女率高めでテンション上がりますのう(;゜∀゜)=3ムッハー
お話的には、学生の身ながら、念願かなって勇者とモンスターの戦いを放送する人気テレビ番組“勇者テレビ”の新勇者として選ばれ、意気揚々とデビューを飾るはずだった主人公・フウトでしたが、めんどくさがりのパートナー・フィオーレとのタッグは全く息が合わず、戦績は散々なものに。
やる気のない彼女をやる気にさせるため、ふたりで他の勇者を尋ねることになったフウトは、勇者とは何なのか、自分は何のために戦うのかを改めて見つめなおすことになって…といった展開です。
バディもの、テレビでヒーローの活躍を中継といえば、某タイガー&バニーを連想する人が多いと思いますが、あの雰囲気をベースにしつつ、熱血青春成長ものをメインに、更にファンタジーとラブコメの要素を加味したのが本作と言えば、大体イメージは伝わると思います。
オンエアー時のハイスピードで熱いバトルはもちろん、オフ時の勇者の日常や心情も人間臭く描かれる中、まだまだ勇者としては半人前なフウトが、相棒であるフィオーレの悩みを理解して絆を深めながら、自身も強くなる為に切磋琢磨し、自己実現を成し遂げていくという、とても前向きな展開は、読者も共感しやすいと思いますし、シンプルで筋が通っている分、説得力があるかと。
執拗なまでに戦うことを嫌がるフィオーレの掘り下げで、彼女のトラウマともいうべき過去に触れ、自分が何をなすべきか考え、実行するフウトの姿は、彼女にとってまさに勇者そのものだったように感じられました。
類まれなる力を持ちながらも、その力自体に悩まされ続けてきた彼女が、フウトの差し伸べてくれた道を信じ、バディとして共闘するまでの流れはドラマチックでしたし、思わず惹かれてしまうのも頷けるところかと。
読者サービス的なガードは甘い彼女ですが、本当の意味で心の鍵を開けるかどうかはフウト次第ということで、今後も良き協力関係を築けるかどうか気になりますね。
また、人々に希望を与えるのが勇者という存在なわけですが、それを大金が動くショーという形で放映しているという舞台設定を巧みに利用して、単なる拝金主義とも違った理由を持って戦い続ける勇者達の素顔が描かれる流れはドキュメンタリーで、彼らの人柄に思わず親近感を感じられるかと。
人々に愛される英雄像を演じつつ、己の勇者道とでもいうべきポリシーは曲げずに活躍する先輩たちに深く感銘を受けながら自分探しの糧とするフウトと、そんなフウトを新たな仲間として受け入れ、期待する先輩たちとが、お互いに刺激しあっていく様子が胸熱でした。
これは良い職場だわw
まだまだデビューしたての凸凹コンビがどこまで才能を伸ばし合っていけるのか、過去回想の真実はどうだったのか、そもそもモンスターとはなんなのか、ラストにチラッと出て来た謎の組織の思惑とは等々、気になる部分も多いので早く続きが読みたいですね。
フウトのスキルが勇者同士でも有効ということであれば、今後のラブコメ次第によってフウトの実力が激しく上下するような展開もあるかもしれませんし、既にフラグも立ち始めているようなので期待。
個人的にはギョクレンちゃんのエピソード待ちでゴザルかなぁw
気になった方は、是非チェックなさってみてくださいませ。
富士見書房公式サイトはこちらから
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美少女率高めでテンション上がりますのう(;゜∀゜)=3ムッハー
お話的には、学生の身ながら、念願かなって勇者とモンスターの戦いを放送する人気テレビ番組“勇者テレビ”の新勇者として選ばれ、意気揚々とデビューを飾るはずだった主人公・フウトでしたが、めんどくさがりのパートナー・フィオーレとのタッグは全く息が合わず、戦績は散々なものに。
やる気のない彼女をやる気にさせるため、ふたりで他の勇者を尋ねることになったフウトは、勇者とは何なのか、自分は何のために戦うのかを改めて見つめなおすことになって…といった展開です。
バディもの、テレビでヒーローの活躍を中継といえば、某タイガー&バニーを連想する人が多いと思いますが、あの雰囲気をベースにしつつ、熱血青春成長ものをメインに、更にファンタジーとラブコメの要素を加味したのが本作と言えば、大体イメージは伝わると思います。
オンエアー時のハイスピードで熱いバトルはもちろん、オフ時の勇者の日常や心情も人間臭く描かれる中、まだまだ勇者としては半人前なフウトが、相棒であるフィオーレの悩みを理解して絆を深めながら、自身も強くなる為に切磋琢磨し、自己実現を成し遂げていくという、とても前向きな展開は、読者も共感しやすいと思いますし、シンプルで筋が通っている分、説得力があるかと。
執拗なまでに戦うことを嫌がるフィオーレの掘り下げで、彼女のトラウマともいうべき過去に触れ、自分が何をなすべきか考え、実行するフウトの姿は、彼女にとってまさに勇者そのものだったように感じられました。
類まれなる力を持ちながらも、その力自体に悩まされ続けてきた彼女が、フウトの差し伸べてくれた道を信じ、バディとして共闘するまでの流れはドラマチックでしたし、思わず惹かれてしまうのも頷けるところかと。
読者サービス的なガードは甘い彼女ですが、本当の意味で心の鍵を開けるかどうかはフウト次第ということで、今後も良き協力関係を築けるかどうか気になりますね。
また、人々に希望を与えるのが勇者という存在なわけですが、それを大金が動くショーという形で放映しているという舞台設定を巧みに利用して、単なる拝金主義とも違った理由を持って戦い続ける勇者達の素顔が描かれる流れはドキュメンタリーで、彼らの人柄に思わず親近感を感じられるかと。
人々に愛される英雄像を演じつつ、己の勇者道とでもいうべきポリシーは曲げずに活躍する先輩たちに深く感銘を受けながら自分探しの糧とするフウトと、そんなフウトを新たな仲間として受け入れ、期待する先輩たちとが、お互いに刺激しあっていく様子が胸熱でした。
これは良い職場だわw
まだまだデビューしたての凸凹コンビがどこまで才能を伸ばし合っていけるのか、過去回想の真実はどうだったのか、そもそもモンスターとはなんなのか、ラストにチラッと出て来た謎の組織の思惑とは等々、気になる部分も多いので早く続きが読みたいですね。
フウトのスキルが勇者同士でも有効ということであれば、今後のラブコメ次第によってフウトの実力が激しく上下するような展開もあるかもしれませんし、既にフラグも立ち始めているようなので期待。
個人的にはギョクレンちゃんのエピソード待ちでゴザルかなぁw
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