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あじさいの季節に僕らは感応するの感想レビュー(ライトノベル)

2014年07月30日 22時42分19秒 | ライトノベル・小説
ファミ通文庫のラノベ、『あじさいの季節に僕らは感応する』(志茂文彦先生原作、椎名優先生イラスト)が発売中です。

表紙は、ヒロインの繭子。
清楚で優しそうな雰囲気にグッと来てしまいますね。
こんな可愛い女の子の秘密を覗き見しちゃうとか、ちょっと背徳的でテンション上がりますのぅ(*´∀`*)ポワワ
拙者も色々繋がりたいでござる!(正座)

お話的には、小さい頃から折にふれて見知らぬ特定の女の子の五感を受信してしまう限定テレパシー能力に悩まされ続けていた主人公の瞬が、修学旅行先でその当人をたまたま見つけてしまい、なんとか近付こうと試みることに…という不思議現象系ボーイ・ミーツ・ガール展開です。

テレパシーという言葉は有名ですし、自分にそんな能力があったら色々楽しそうだなぁと一度は考えたことのある人がほとんどだと思いますが、それが双方向ではなく、自分で制御できない受信のみの機能だとしたら、ものすごく不便で気味の悪い能力になってしまうわけで。
そんな状況で過ごし続けてきた瞬が、誰にも悩みを本音で相談できず内向的な性格になったのは無理からぬ所だと思いますが、だからこそ、繭子を見かけた時に大きく気持ちを動かした事も納得出来ますね。
実際にあったことが無いのに、繭子の好みやどんな性格で何に悩んでいるのかといったパーソナル情報を知っているのは不思議な感覚だと思いますが、まるで長年生き別れになった自分の半身を見つけたかのようにテンションを上げて入れ込んでしまうあたり、彼女の存在が特別なものとして根付いていたのは間違いないところかと。

それと同時に、急に初対面の男からアレコレプライベートな事をツッコまれて不審に思われたらどうしようとアタフタしてしまう辺りに瞬の人の良さが感じられましたが、そんな初々しいファーストコンタクトに(・∀・)ニヤニヤしてしまいました。
テレパシー能力の持ち主なのに、相手の反応が読めずにオロオロしてしまっては名前倒れも良いところですが、女の子に対する免疫が全くない男子高校生にとっては声をかけるのも一苦労、というのはよくある話。
そこを上手くサポート&セッティングしてくれるのが友人の中島と原田さん達だったわけですが、詳しい事情は聞いていないにも関わらず親身になって相談に乗ったり背中を押したりしてくれて、めっちゃいい人だった件。
特に原田さんは、瞬が繭子に特別な感情を抱いているのを承知で世話を焼いて上げているうちにいつの間にか瞬自身に興味が出てきて…という展開なので今後が楽しみw
繭子は元々美少女ですし、瞬が普通に異性として引かれる描写も丁寧に描かれているのですが、単純に恋人になりたい!というより、お互いのことを本当の意味で理解しあえる掛け替えの無い人!という意識のほうが強く感じられるので、特に男女の関係にならなくても困ったときにはいつでも駆けつけるね!ぐらいのイメージのほうが近い気が。
そういう意味では恋人よりももっと深くて強い関係だと言えるかもしれませんね。

今まで悩まされ続けてきた共感能力が、繭子本人と関係を築く上で役立ったり、逆に大きな足かせになったりして一喜一憂する瞬と、はじめは誤解しながらも彼の真意を知って少しずつ心を開いていく繭子とのやりとりは、不器用ながら相手を思いやる気持ちに満ち溢れていてほっこりさせられました。
お互いを心の拠り所にしながら、それまで忌み嫌ってきた自分の能力と向きあおうとする姿は勇気のあるものだったと思いますし、かなり憑き物が落ちた感じではないかと。

まだまだ出会ったばかりですし、能力の発現に関する謎&伏線はたっぷりと残されているので、そのあたりの掘り下げとヾ(*´∀`*)ノキャッキャ(´∀`*)ウフフについては次巻に期待ですね。
繭子に記憶が伝わってしまう以上、うっかり浮気やらエロい妄想やら出来なさそうで他人事ながら無駄にドキドキしてしまいますが、逆に覗いてしまう方でイラスト的にムフフなサービスシーンも増えるとイイなぁw
ちょっと不思議で爽やかな青春ストーリーが読みたい方に特にオススメ♪


気になった方は、是非チェックなさってみてくださいませ。


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