gurimoeの内輪ネタ日記(準備中)

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『神様の言うとおりっ!』の感想レビュー(ライトノベル)

2009年08月16日 18時38分39秒 | ライトノベル・小説
電撃文庫のラノベ、『神様の言うとおりっ!』(西村悠先生原作、Show先生イラスト)が発売中です。

表紙はメインヒロインの沙希とその妹の綾音。
“幼なじみは巫女姉妹”ということで、巫女服スキーな方は是非チェックして頂きたい作品かと。
ヾ(≧∇≦*)ゝ

お話的には、主人公恭一が沙希達の実家である神社の手伝いに行ったところ、そこで奉っている神様“コノハ”のうっかりで死んでしまい、“逝き返り者”と呼ばれるゾンビのような状態になってしまいます。
かろうじて現世に止まっている恭一ですが、“逝き返り者”は日光、聖水、清めの塩など、あらゆる種類のお祓い手段で昇天させられるという儚い存在。
そんな恭一を元通りの人間に戻すため、騒動が巻き起こっていくという展開です。

主人公がゾンビになるという設定なら、某『これはゾンビですか?』シリーズが最近では有名だと思いますが、あちらのゾンビはめちゃくちゃ頑丈で強かったのが印象的だったのに対して、こちらの恭一は超弱いどころか依代である沙希から50メートル離れると消滅してしまうという縛りがあるため、作風はかなり対称的な感じですね。

ヒロイン姉妹の他にも人間、神様の両方で可愛いキャラが多数登場し、冒頭から主人公が死亡しているわりには和やかな雰囲気でお話が進んでいくのが特徴的でした。

基本的には恭一と沙希の結び付きが初めから強力で、ハーレムでモテモテというよりは、2人がお互いを強く想っている様子を見て心が温かくなるような感覚の方が近いかもしれませんね。
綾音が2人の応援役に徹したままで行くのか、もっと恭一に惹かれる展開になるのかは、かなり気になりました。

サブヒロインである退魔師、スミレの接近が、“逝き返り者”である恭一を巡ってどう展開していくのかは、ラブコメ的にも設定的にも気になりますが、個人的には、スミレに仕える狐の妖怪少女、スイの魅力に心を奪われた感が。
あのイラストは反則過ぎるww

ボケとツッコミのノリが良く、会話のキャッチボール自体がテンポ良く進んでいくので楽しく読み進めることが出来ました。
(*^-^)b

間の取り方や、キャラの性格を反映した返し方も絶妙で、丁寧な仕事ぶりが好印象!
キャラ同士の掛け合いを楽しみにするタイプの方にオススメかと。

基本的にまったり展開で楽しませつつも、お話的に重要なここぞ!というシーンでは、シリアス成分を一気に持ち出してくるところも説得力が高くて良かったです。
シメるところはシメ、ゆるめるところはゆるめるバランス感覚が絶妙なので、続巻があれば良シリーズになっていってくれそうです。

気になった方は是非、チェックなさってみて下さいませ。




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