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魔法少女育成計画ACESの感想レビュー(ライトノベル)

2015年09月15日 16時59分07秒 | ライトノベル・小説
このライトノベルがすごい!文庫のラノベ、『魔法少女育成計画ACES』(遠藤浅蜊先生原作、マルイノ先生イラスト)が発売中です。
いよいよアニメ化ということでテンション上がりますね(;゜∀゜)=3ムッハー
このラノ文庫を代表する人気シリーズなので楽しみ♪

表紙は、新魔法少女のブルーベル・キャンディ。
その名の通り、魔法のキャンディを生み出す甘い力の持ち主な彼女ですが、甘くない殺し合いが繰り広げられる本作で無事に生き残ることは出来るのかしら((((;゜Д゜))))ガクガクブルブル

お話的には、魔法の国の要人である三賢人達の派閥争いに巻き込まれたスノーホワイトは、失踪したとある重要な儀式を執り行う魔法少女・プレミアム幸子の捜索と護衛を依頼されることになって……という展開です。

魔法少女狩りとして魔法少女界隈で一躍有名になったスノーホワイトですが、命懸けの荒事にもプロの傭兵のごとく冷静に対処していく姿が印象的でしたね。
有名派閥からスカウトが来たりと、もっと楽な生き方も出来そうな彼女ですが、自分の信じる正義の為に危険に立ち向かっていく様子が如何にも魔法少女という感じでカッコ良かったですね。
戦友であるリップルの消息を気にかける彼女の優しさは未だ健在ですが、戦いの日々で培われたセンスと場数を踏んだことによる貫禄が自然と備わっているのが感じられて、彼女が一流の戦士であることを否応なく再確認させられてしまいました。
頑張れスノーホワイト、超頑張れ!

全体的に、1人が突出して強いというよりは、癖があるがハマれば強い系の魔法能力の持ち主が多かった印象ですが、対立する両陣営に加えて、謎の第三勢力プラスαの介入も合わさり、先が全く読めない状況にハラハラさせられました。
過去作のサバイバーであるプリンセス・デリュージの捨て身の復讐劇っぷりに不幸せな未来しか見えてこないあたりも心が痛むところですが、彼女の心の隙間をブルーベル・キャンディが埋めてあげることが出来るのか、個人的に気になります。
仮に上手く友情を育むことが出来たとしても、その直後に斜め上の角度から殺されてしまったり、後々の事件で再登場→死亡してしまう可能性もありそうなのがアレですが、スノーホワイトで言うところのリップルの様な仲間もおらず、天涯孤独となってしまったデリュージが優しい心を取り戻すのは想像以上に難しそうなので頑張って生き延びて欲しいところ。

戦闘経験の多い魔法少女とルーキーの戦いは、バランス的にワンサイドゲームになるかと思われましたが、スノーホワイトのフォローのお陰で首の皮一枚繋がっている状態でしたね。
タイトル的には前後編では無かったものの、尺的に次巻に続くのが見えていましたし、このまま引っ張るのかなぁと思ったら、終盤一気に激動展開(゜∀゜)キタコレ!!
真の黒幕ポジションの某キャラが相割らず無邪気な悪意満点で嫌らしかったですが、確かにこういうシチュエーションのほうがドラマ的に盛り上がるだろうなぁ!とも思ってしまえる内容なのが心憎いw

リップルの扱いが個人的な予想と違っていて驚かされましたし、今までとは違った意味でスノーホワイトと合流しにくくなってしまったのがツライところですが、いくら操られていたとはいえ、文字通り致命的な行動になってしまいましたし、少なくともこの事件が終わるまでは合流しにくそうな感じかしら。
ナチュラルに精神を攻めて来るやり方にゾクゾクさせられてしまいましたが、今回の状況を間違いなく把握出来たことは、スノーホワイトにとっては大きかったと思いますし、あとは次の再会時にどう対処出来るかが見どころかと。

シリーズ屈指の苦労人キャラ・シャドウゲールのプフレへの献身が実を結ぶのかどうかも気がかりですが、ここからプフレが心を入れ替えて清く正しい魔法少女として上層部で出世していく……というのはキャラ的に考えにくいですし、うまく再会出来ても、それをキッカケとして新たな問題が巻き起こりそうで楽しみ。
いざとなったら、プフレがデレる!みたいな展開にも期待したいですが、果たして?


気になった方は、是非チェックなさってみてくださいませ。


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