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戦場のヴァルキュリア第21話『はかなき絆』の感想レビュー

2009年08月23日 17時57分27秒 | ギアス他カテゴリ分け終了済み作品
アニメ版ではアリシアと同郷の出身となったスージー。
アリシアが凶弾に倒れたと聞いて気を失いかけるのも無理のないところです。
無事だったことがわかってホッとしたのも束の間、今度はヴァルキュリア人として覚醒したアリシアを見て、その胸中は複雑なものではないかと。

いや、視聴者的にはネタバレが早かった割にはやっとかよ!という方が多そうな気はしますがww
とにもかくにも、アリシア武双!&セルベリア涙目回でした。

生命の危機に瀕したヴァルキュリア人はパワーアップ…という設定は、某ドラゴンボールのサイヤ人の感覚で捉えれば感覚的にOKかと。
この辺りは多くのブログ様でネタにされそうで楽しみです。
一瞬死んだ?と思わせておいて、あっさり生き延びていたラルゴも、ある意味すごかったですがww

今までさんざんアリシアは傷の治りが早いと繰り返していたのは、今回の伏線だったわけですが、かつてない致命傷と、ヴァルキュリアの槍&盾が側にあったことで、完全に覚醒することが出来た、という訳ですね。

考古学に詳しいファルディオが、遺跡の中でヴァルキュリア人の秘密に関する文章を読み、独自に調査と考察を重ねていたことが前回の彼の銃撃に結び付いていたわけですが、アリシアがヴァルキュリア人だという真実を知っていたとはいえ、彼女が確実に覚醒する保証は無かったわけで、賭けとなる部分も大きかったと思います。
だからこそ、アリシアが命を取り留めた時には胸をなで下ろした訳ですが、この時点での彼の胸中も複雑だったことでしょう。
あれだけ好き好き言っていたアリシアを危険な目に合わせた彼は、一見ひどい奴のように思えるかもしれませんが、あの時点でセルベリアの進撃を食い止める手だては他になく、何もしなければガリア軍が全滅したことはほぼ確定的でした。
(そういう意味では、ダモンが撤退を考えたことは唯一の正解だったと言えるかも知れませんね。また、彼のとある発言は今後の伏線的にも非常に重要な部分に触れていたり。今回のダモンは実はめちゃくちゃ冴えていたと言って良いかもww)

戦況を打開し、ガリア軍を生き延びさせたという意味では大英断であり、それはファルディオにしか実行できない選択肢だったというのは大きなポイントかと。
ただそれが、人間として、更には、アリシアを愛する者としてとるべき行動だったかどうかは別問題でしょう。
ファルディオもそれがわかっていたからこそ、今までアリシアの秘密を知っても特に行動を起こすところまでいかなかった訳ですが、部下達の死に直面したことで、他の手だてを捜すことを諦めざるを得ないところまで追い詰められた感じでしたね。

ちなみに、ゲーム版ではファルディオがアリシアに惚れるフラグが無いため、アリシアの正体に気づいてからは裏で遺跡の調査を続け、槍と盾を用意して自らアリシアを狙撃する事で覚醒を促す…という展開だったり。
セルベリアには勝てないという事実を受け止め、友人の想い人に手をかける決断を下したファルディオは、単なる人でなしではなく、自らの手を汚してでもガリアを守ろうとした憂国の士であったとも言えるかと。

アニメ版でも後悔と期待を抱えつつの看病でしたが、自分の声が一切届く事無く、たまたまラジオから聞こえたウェルキン達の状況にだけ反応したアリシアを見ることになってしまったのは皮肉でしたね。
(T_T)
あれを目の当たりにすれば、流石に諦めざるを得ないところだと思いますが、アリシアを目覚めさせる為、ウェルキンを助けるように呼び掛ける彼の心中は、察するに余りあるかと。
はかなき絆を思い知らされることになったファルディオは流石にツラいところですね。

一方、ウェルキンはウェルキンで、アリシアへの想いを受け止めつつも、隊を指揮してみんなを守ろうとする様子が熱かったですね。
戦車の砲弾もホームランで返してしまうようなセルベリアを相手に持久戦というのはいくらなんでも無茶がありますが、絶望的な状況でも諦めずに勝機を見いだそうとする戦術眼は見事でした。
更にはそれを察してセルベリアを援護したイェーガーも、玄人っぽい活躍を見せていてカッコ良かったですね。
イェーガーがいなければ、ウェルキン達ももう少し戦線を維持できたかも。

どちらにしても、セルベリアがいる限り、帝国の敗北はあり得ないと敵も味方も疑わなかった所へ、まさかのアリシア乱入となった訳ですが、覚醒直後で本能のみの動きとでも言えば良いのか、まるでロボットの様に目の前の敵を淡々と排除していく様子には無機質すぎて不気味なものがありましたね。
(((゜д゜;)))

覚醒前は、特に戦闘技術がもの凄かったというような設定では無かったアリシアが、セルベリアを赤子同然に翻弄するのは強すぎかなとも思いますが、強いて言うなら、連戦が続いたことと自分以外の覚醒ヴァルキュリア人との戦闘が初めてだったこと、マクシミリアンを絶対に勝利させなければならないという気負いなどが敗因に繋がったのかも知れませんね。
ぶっちゃけ、爆発するゲルビルからマクシミリアンを救っただけでもよく頑張ったと思いますが、何やらアリシアの過去とも繋がりがありそげな伏線があったご様子。
マクシミリアンはマクシミリアンで色々と思うところがあるようですし、何らかのアニメオリジナル展開が見られそうで楽しみです。

絶対的な正義の象徴であるヴァルキュリア人を帝国が有していた事が、一般兵レベルの士気や国民の戦争に対する感情にも大きな影響を与えていたわけですが、ガリアにも同じヴァルキュリア人が現れたことで、様々な影響が出てくるのは避けられないところでしょう。
まして、そのヴァルキュリア人が超兵器並みの戦闘力を持つのだから、尚更のことですね。

個人同士の関係がメインとなっていた今までとは違い、国同士の戦乱の矢面へと立たされてしまうアリシア達。
なんとか急場を凌げたのは良かったですが、事態は予想すらしなかった程に複雑なものになっていきそうですね。

次回、第22話、『とまどい』

さすがにウェルキンは怒って良いところかと。
3人の関係がどうなるのか見逃せませんね。

ホーマーのMネタはゲームの設定を知らなければ唐突過ぎる件ww



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