『高須君は人が嫌がることは絶対にしない。人を喜ばせることをいつも考えてる人だもんね。その高須君が、どうしてこんなことをしたんだろう?私は、それを知りたいと思ってる。本当に、不思議に思ってるの。』
別荘での物語もいよいよ後編。
みのりん、亜美、大河、三者三様の感情のゆれが見所です。
『俺達がびびってるのに、櫛枝を怖がらせる事なんて出来るのかよ・・・。』
本物?の怪奇現象に襲われ、ナイト作戦どころではない竜児と大河。
2人で頭を悩ませていると、北村が登場。
みのりんを怖がらせようとしている理由を聞かれた大河は、
『プ、プレゼントなの。み、みのりんはホントは3度の飯よりホラーが好きなの!』
と、咄嗟に嘘をついてしまいます。
作戦がばれてしまうのと、そんなところを北村に見られたくない、という感じでしょうか。
ちょっと苦しい言い訳でしたが、それを真に受けた北村は、自分も一緒に怖がらせるから!と乗り気モードに。
亜美なら別荘周辺の地理に詳しいということで、みんなでみのりんをだますことに。
『いい手つきしてるなぁ、櫛枝。昨日の洗い物といい、かなりのレベルだろ?』
みのりんも竜児ほどではないものの、料理は得意分野だということが明らかに。
バケツでプリンを作るようなセンスの持ち主なので、ちょっと意外な気もしますが、バイトも色々していますし、今は高校球児である弟に、昔お弁当を作っていたこともあるそうなので、一通りの調理はマスターしている模様です。
わざわざ早起きして朝ごはんの用意をしようとしていたあたり、男性視点から見るとかなり好感度上がりそうですね。
竜児は徹夜していたから更に早かった訳ですがww
2人で海水浴用のお弁当を作ることに。
『高須君のそういうキチンとしたところ、とっても素敵だと思います。こんな高須君、クラスの子は知らないんだよね?ちょっと優越感。高須君のお嫁さんになる子は幸せだね♪』
『きゅしえだぁ(櫛枝)~!!』
思いがけない言葉に焦って噛んでますww
『なんだい、たきゃすきゅん!』
噛んだ竜児のセリフを受けて、こっちはワザと狙ってます。
というか、この言い方がテラカワユスでした。
『昨日のことだけど・・・。』
『そのことだけど、あれ・・・誰にもナイショね?あんな話、誰にもしたこと無いんだ。なんちゅ~か・・・油断した。失言だわ。でも、高須君が相手で良かった。聞いてくれてありがと。』
褒められて舞い上がりかけた竜児の心でしたが、昨日のことを聞こうとすると、先手を打たれてタブー扱いに。
まるで飴と鞭の同時攻撃のような展開にニヤニヤさせられます。
天然でありながら、考えることは考えているみのりんが印象的ですね。
とはいえ、かなり良い雰囲気で、脈が無い訳ではなさそうです。
そんな2人を物陰から覗いていた亜美ですが、話には加わらず退散。
たまたまここに居合わせたのか、竜児を手伝おうとしてやってきたのかで、切なさ度合いも変わりそうですね。
『亜美の案内で、近くの洞窟に仕掛けをすることになった!』
北村から亜美の了解を取り付けたことを聞かされた竜児は、亜美を迎えに行くことに。
『見とれてたの。高須君も、見る?ねぇねぇ、これ、やばくな~い?どうよ、この谷間!』
亜美は自分の部屋で水着をチェック中でした。
『ココ、外れるんだよ?』
『・・・・!つけとけ、つけとけ!』
『えー!?・・・じゃあ、つけて?』
『断る!』
『冷たいなぁ。そんな態度取るなら、協力してあげないからね?』
ビキニの胸飾りを外し、竜児の反応を見てからかう亜美。
まるで付き合い始めた恋人同士のようなワンシーンですが、乗り気な亜美に対して、竜児はからかわれているだけとしか思っていない反応なのがちょっとかわいそうかも。
『ねぇ、どうして高須君は、実乃梨ちゃんを楽しませてあげたいの?教えてくれないんなら、協力してあげない♪』
更に質問する亜美でしたが、ナイト作戦のことを言うわけにもいかず、黙り込んでしまう竜児。
朝の様子を見て、勘の良い亜美は全部わかった上で問いかけているのでしょうね。
答えない竜児に対して、協力をやめると宣言する亜美。
もしもみのりんを振り向かせるために協力してくれ!と言われていたら、亜美は素直に協力してくれたのでしょうか?
本当のことを言われても、嘘でごまかされても傷付きそうなシチュエーションですが、だんまり状態になってしまった竜児を見て、彼のみのりんへの好意を直視するような感じになってしまったのだとしたら、もっとキツイかも、と思います。
『文句無いよね?高須君の選択なんだし。』
と、竜児に告げた亜美ですが、話さないという選択と、亜美よりもみのりんを優先した、という二重の意味が込められているのかも?と考えると印象的です。
『アイデア賞ものの仕掛けを、3つも思いついたんだ!櫛枝は恐怖で半狂乱間違いなし!』
北村は仕掛けを施しに先に洞窟へ。
長時間その場から離れることを怪しまれないように、声をかける北村。
『お~い!櫛枝!逢坂~!』
『な~に~?』
『俺ー!トイレーーー!』
却って目立ちまくりですww
『北村君!君はなんなのさ~?女の子に向かって、大声でおトイレ宣言して!』
『おぅ櫛枝、実はだな・・・。』
『ねぇ、実乃梨ちゃん、入り江の方に、とってもきれいな洞窟があるんだけど・・・。』
『洞窟とな?』
『私のとっておきの場所なんだ~。』
『とっておき・・・!』
『後でお散歩しに行かない?』
『お散歩!!!良いねぇ~行こう行こう!楽しみ~!!』
みのりん興奮しすぎww
表情の演出もテラカワユスでした。
北村が洞窟に誘導しようとするよりも早く、みのりんを自然に釣り上げた亜美。
その真意は如何に?
というより、なんのかんの言いつつも、元から竜児に助け船を出してあげるつもりだったのかもしれませんね。
『アイツを仲間にしたの、正解だったな・・・。』
『あの口車、カッコイイ・・・。』
『よ~し、行くぞ、北村探険隊!黄金のふた首コブラを見つけるのだ!』
この男、ノリノリであるww
というか、この探険隊ネタは三十路よりもうちょっと上じゃないと知らないような気が。
その後の『暗いよせまいよ怖いよ~!』は白ランで木刀の某キャラを彷彿とさせますね。
懐中電燈を頼りに、暗い洞窟内を進む一行。
みのりんは、竜児よりも北村にぴったりくっついている印象ですが・・・。
(まずは、第1の関門!)
北村が仕掛けを作動させると、暗がりから飛翔物が襲来!
身をかがめていたみのりんには当らず、大河の顔面にヒット。
正体を確かめる亜美と竜児。
『・・・何?』
『油揚げ・・・。そうだった、北村って頭は良いけど・・・。』
『アホなのよね・・・。』
『き、北村君を悪く言うな!』
なんとか弁護しようとする大河ですが、油揚げのせいで顔がテカテカに。
北村じゃなかったらボコボコにされてそうww
『ケチャップの臭いがする・・・。』
洞窟の奥に進むと、大河が異臭を感じ取ります。
というか、潮の臭いが漂っていそうな中、ケチャップの臭いに気付く嗅覚って(汗
壁には血文字を模したケチャップが。
『「ぎゃあぁ」って・・・。』
『これが二つ目の・・・。』
『やっぱ、アホだわ。』
『北村君を悪く言うな!』
『『はぁ・・・。』』
『ため息つくな!』
メッセージじゃなくて悲鳴を書き込んでどうするww
というか、死に際に「ぎゃあぁ」という字を冷静に書いているところを想像したら、逆に面白い気がしてきました。
『・・・ん?何だ?』
竜児が血文字の横の壁に手を着くと、謎の髪の毛がべったり。
『うわぁ~、女の髪の毛だぁ~!傷心旅行でこの洞窟に迷い込んで非業の死を遂げた失恋女性の呪いだ~!』
一気にハイテンションになるみのりん。
北村の仕込みではなくもしや本物の幽霊か?とびびる竜児と大河。
みのりんを驚かせるため、それっぽい洞窟にまで入っている2人ですが、やっぱり怖さは続いていたようです。
『あ~あ、くっだらない。私、近道で先帰るね。』
興ざめしたのか、急に別行動を取り始める亜美。
それを追いかけた竜児は、北村たちとはぐれてしまいます。
『私が高須君の事を、置いて行っちゃったらどうする?怖い?私と離れ離れになると不安?寂しい?私と離れたくないって、思ってくれる?私が必要?』
次々と質問を投げかける亜美ですが、その表情は楽しそうです。
このまま結構良い雰囲気になるのかと思いきや、
『早く実乃梨ちゃんの所に帰りたい?・・・高須君にあの子は「合わない」と思う。高須君に「合う」のはね・・・。』
一転シリアスムードに。
続きが気になる所ですが、アクシデントが発生。
『ここ、どこだろ?嘘、迷っちゃってる・・・。』
取り乱す亜美を見て、勇気付ける竜児。
『怖がるなよ!俺がいるから!』
『ごめんね・・・迷ったっていうの、ウ・ソ♪私が迷ったりするわけ無いじゃ~ん、お・ば・か・さ・ん♪』
演技にすっかり騙された竜児は、さっきの油揚げで連続しっぺ攻撃!
みのりんには緊張しっぱなしですが、亜美にはスキンシップも平気な感じですね。
いつも一緒の大河ほどではないにしても、関係は強まってきたみたいです。
『高須君てさ、結構しょうもないやつだよね?でも、そういうところ嫌いじゃないな。さっき、高須君は実乃梨ちゃんとは合わない、って言ったでしょ?あれ、本気だよ?だって、高須君は「月」だから。実乃梨ちゃんは「太陽」。側にいたら、焼き尽くされて消えるだけだと思うな。だって、高須君は実乃梨ちゃんのことぶったり出来ないでしょ?憧れだけじゃ対等になれない。対等になれるのは・・・(あたしみたいな・・・)。』
最後の小声のつぶやきは、みのりんの悲鳴にかき消されてしまいます。
ちょ、亜美カワイソスww
どう見ても告白級の発言だったにもかかわらず、肝心の部分は伝えることが出来ませんでした。
急いで駆けつけようとする竜児に、ついて行くのがやっとの亜美。
足を滑らせかけますが、振り返った竜児がしっかりと腕をつかみます。
『悪い。俺・・・。』
『・・・いいよ、急ごう!』
竜児の方は普通に気が急いていて、亜美のスピードを考えていなかったことを謝っているわけですが、亜美の方はみのりんのことを気にかけながらも、自分の事を置き去りにしなかったことを嬉しく思っているのかなと思いました。
じゃないとあんな風に優しく微笑んだり出来ないかなと。
『ふしゅるるうるるるるーーこぉーーーっ!』
得体の知れない何かに襲われたらしいみのりんを助けるべく、北村が特攻するも玉砕。
北村の電池の切れた懐中電燈と交換したため、竜児たちの周囲は真っ暗。
『なんでもいいわよ・・・こうなったら、やったる~~!』
遂にキレた大河が、北村が飛び込んだ一角へ特攻!・・・したものの、
『ストップスト~ップ!北村君、事故発生。大河を救出せよ!』
『了解!大丈夫か、逢坂?』
『遅かったね、明智君!』
なんだかおかしな雰囲気に。
派手に転んで水溜りで溺れていた大河を助けたのは、北村とみのりんでした。
『我こそは櫛枝実乃梨、通称みのりん。犯人は私だ~!ふしゅるるうるうう、こぉーーっ!』
謎生物の吠え声の物まねをしつつ、正体を表したみのりん。
『で、共犯は、コイツだ!』
昨日の夜のベッドの細工や、演出はすべて、彼ら2人の仕業だったと自白します。
タイミングよく油揚げの軌道をかわしたり、懐中電燈の電池が切れたりしたのも、自分達の仕込みなら当然ですね。
『『すんませんでした~。』』
竜児と大河のお粗末なドッキリ作戦には、はじめから気付いていたみのりん。
逆に北村を仲間にして、人を怖がらせるお手本を見せようとしたわけですね。
共犯なら、男女別々の部屋でも細工するのは簡単だったに違いありません。
『でも楽しかったよ、ありがとね!』
『怒らないのか?』
『怒んないヨン!だって私「ホラー大好き」だもん。いわゆる「まんじゅう怖い」メソッドですわぁ。お化けが怖い、オカルトが怖いとか言ってると、必ず誰かが驚かせてくれるのね?私はそれを美味しくいただく、ってワケ。』
全てはみのりんの手のひらの上でした。
大河まで騙し通すとは、なんという策士ww
みのりんのピンチに体を張って駆けつけようとした大河が少し哀れです。
『さて、ネタバラシも終わった所で!』
みんなで花火大会。
リアルでは12月ですが、劇中では夏まっさかり。
海で男女で花火なんて、ビバ、青春スグルww
『さっきの話だけど・・・ちゃんと答えてなかったから。』
『え?』
『俺は・・・お前がいないと、寂しいぞ。っていうか、「俺が寂しがるかどうか」じゃなくて、「お前が寂しいかどうか」なんじゃねぇの?』
『・・・私、「自分が寂しいかどうか」なんて、考えたことない。』
『じゃあ、考えろよ、ちゃんと。』
『ソレ・・・辛くない?』
『辛くなったら、それをまっすぐ表現すれば良いじゃないか。だって俺達は・・・その。』
『「対等」って?高須君ってさぁ・・・(たまに優しいんだから)。』
またもちいさな声でつぶやく亜美がいじらしいですね。
竜児に聞こえているのかいないのか、微妙なあたりが演出的に上手いなと思います。
というか、竜児も恋愛に関しては意外と天然な気がしてきましたww
1人部屋に帰る亜美と入れ替わりに、みのりんがやって来ます。
これを予感して亜美が帰っていったと深読みすると、更に亜美の「良い女度」が高まるのですが、さすがにそこまでは勘繰り過ぎかも。
『あのさ・・・ありがとな。完全に騙されたし、マジで怖かったけど、お前といると、楽しい。・・・どんな時も。』
直球過ぎてこっちが恥ずかしいww
『あはは、それって、こっちのセリフ。私も、本当に楽しかった。カレーも美味しかったし、私の「変な話」も笑わないで聞いてくれた。高須君は、ちゃんとわかってくれた。怖がらせて本当にごめんね?高須君に「幽霊」見せてあげたくて、悪ノリしちゃった。・・・「幽霊見たい」って、言ってたから。高須君はさ、何で私を怖がらせようって思ったの?』
みのりんもど真ん中!
みのりんの言う「幽霊」は、言葉どおりの意味の「幽霊」ですね。
『そ、それはさ、お前がホラーが苦手だって、大河が教えてくれたから。』
『からかってやろうって?・・・違うね、高須君は人が嫌がることは絶対にしない。人を喜ばせることをいつも考えてる人だもんね。その高須君が、どうしてこんなことをしたんだろう?私は、それを知りたいと思ってる。本当に、不思議に思ってるの。』
みのりんの竜児に対する人物評は、かなり正確に言い表していますね。
答えはほとんどわかりつつも、それを信じて良いのか判断できない、という感じでしょうか。
『見せたかったんだ・・・「幽霊」を。「幽霊は、いる」って信じさせたかったんだ。見えないからって、諦めるのはまだ早い。そう思ったから。』
先週に引き続き、竜児の言う「幽霊」はみのりんの言う「幽霊」とは意味が違っていますね。
ココまで言い切ったのなら、そのまま告白しても良いレベルな気がしますがww
とりあえず、みのりんが竜児の「幽霊」の意味するものを信じられるようになるまで待った方が良いという事でしょうか。
『そっか。高須君、次はUFOを探そうか。人工衛星じゃない、本物。UFOの次は・・・そうだな、ツチノコが良い。そうやって、見たいものを見つけていったら、私の世界を変えていったら、そしたら・・・。』
『櫛枝!』
遠くで大きな花火が上がります。
『・・・爆発した・・・UFOが。夢みたい。本当に見ちゃった!見ちゃったよ~!銀河戦争勃発か~!?地球は私たちが守るんだ~!』
最後の方はいつものみのりん節ですが、竜児の言葉をきっかけに、自分から「見よう」と努力する決意をした直後だったので、感動もひとしおだったのかもしれませんね。
遠くない未来、みのりんにも竜児の「幽霊」が見えるといいですね。
ただ、そんな2人の話している様子を、ちょっと離れた所から寂しげに見つめていた大河がまた切なさ炸裂!だったりするのが心憎いです。
空に大輪の花が咲くのと対称的に、線香花火の火が落ちる演出がグッと来ますね。
亜美もテラスから眺めていたりするので、ますます4人の関係に目が離せません。
『スーパー寄って、買い物して帰るか?』
『疲れてるんだから、主婦臭い用事で話しかけないで。』
旅行も無事終わり、駅前で解散する一行。
竜児の隣にはいつものように大河がいる訳ですが、少し寂しそうなのが気にかかります。
寂しげに竜児の背中を見て、一瞬何かに悩んで、それでも隣に駆け寄っていく・・・という見せ方が良い感じでした。
次回、第11話、『大橋高校文化祭【前編】』
プロレスショーでハズカシ固め!というフレーズがインパクトでか過ぎですが、新キャラのある男性が別の意味でもインパクト大!という感じになりそうです。
そして、ゆりちゃんこと、恋ヶ窪先生にも何かがww
別荘での物語もいよいよ後編。
みのりん、亜美、大河、三者三様の感情のゆれが見所です。
『俺達がびびってるのに、櫛枝を怖がらせる事なんて出来るのかよ・・・。』
本物?の怪奇現象に襲われ、ナイト作戦どころではない竜児と大河。
2人で頭を悩ませていると、北村が登場。
みのりんを怖がらせようとしている理由を聞かれた大河は、
『プ、プレゼントなの。み、みのりんはホントは3度の飯よりホラーが好きなの!』
と、咄嗟に嘘をついてしまいます。
作戦がばれてしまうのと、そんなところを北村に見られたくない、という感じでしょうか。
ちょっと苦しい言い訳でしたが、それを真に受けた北村は、自分も一緒に怖がらせるから!と乗り気モードに。
亜美なら別荘周辺の地理に詳しいということで、みんなでみのりんをだますことに。
『いい手つきしてるなぁ、櫛枝。昨日の洗い物といい、かなりのレベルだろ?』
みのりんも竜児ほどではないものの、料理は得意分野だということが明らかに。
バケツでプリンを作るようなセンスの持ち主なので、ちょっと意外な気もしますが、バイトも色々していますし、今は高校球児である弟に、昔お弁当を作っていたこともあるそうなので、一通りの調理はマスターしている模様です。
わざわざ早起きして朝ごはんの用意をしようとしていたあたり、男性視点から見るとかなり好感度上がりそうですね。
竜児は徹夜していたから更に早かった訳ですがww
2人で海水浴用のお弁当を作ることに。
『高須君のそういうキチンとしたところ、とっても素敵だと思います。こんな高須君、クラスの子は知らないんだよね?ちょっと優越感。高須君のお嫁さんになる子は幸せだね♪』
『きゅしえだぁ(櫛枝)~!!』
思いがけない言葉に焦って噛んでますww
『なんだい、たきゃすきゅん!』
噛んだ竜児のセリフを受けて、こっちはワザと狙ってます。
というか、この言い方がテラカワユスでした。
『昨日のことだけど・・・。』
『そのことだけど、あれ・・・誰にもナイショね?あんな話、誰にもしたこと無いんだ。なんちゅ~か・・・油断した。失言だわ。でも、高須君が相手で良かった。聞いてくれてありがと。』
褒められて舞い上がりかけた竜児の心でしたが、昨日のことを聞こうとすると、先手を打たれてタブー扱いに。
まるで飴と鞭の同時攻撃のような展開にニヤニヤさせられます。
天然でありながら、考えることは考えているみのりんが印象的ですね。
とはいえ、かなり良い雰囲気で、脈が無い訳ではなさそうです。
そんな2人を物陰から覗いていた亜美ですが、話には加わらず退散。
たまたまここに居合わせたのか、竜児を手伝おうとしてやってきたのかで、切なさ度合いも変わりそうですね。
『亜美の案内で、近くの洞窟に仕掛けをすることになった!』
北村から亜美の了解を取り付けたことを聞かされた竜児は、亜美を迎えに行くことに。
『見とれてたの。高須君も、見る?ねぇねぇ、これ、やばくな~い?どうよ、この谷間!』
亜美は自分の部屋で水着をチェック中でした。
『ココ、外れるんだよ?』
『・・・・!つけとけ、つけとけ!』
『えー!?・・・じゃあ、つけて?』
『断る!』
『冷たいなぁ。そんな態度取るなら、協力してあげないからね?』
ビキニの胸飾りを外し、竜児の反応を見てからかう亜美。
まるで付き合い始めた恋人同士のようなワンシーンですが、乗り気な亜美に対して、竜児はからかわれているだけとしか思っていない反応なのがちょっとかわいそうかも。
『ねぇ、どうして高須君は、実乃梨ちゃんを楽しませてあげたいの?教えてくれないんなら、協力してあげない♪』
更に質問する亜美でしたが、ナイト作戦のことを言うわけにもいかず、黙り込んでしまう竜児。
朝の様子を見て、勘の良い亜美は全部わかった上で問いかけているのでしょうね。
答えない竜児に対して、協力をやめると宣言する亜美。
もしもみのりんを振り向かせるために協力してくれ!と言われていたら、亜美は素直に協力してくれたのでしょうか?
本当のことを言われても、嘘でごまかされても傷付きそうなシチュエーションですが、だんまり状態になってしまった竜児を見て、彼のみのりんへの好意を直視するような感じになってしまったのだとしたら、もっとキツイかも、と思います。
『文句無いよね?高須君の選択なんだし。』
と、竜児に告げた亜美ですが、話さないという選択と、亜美よりもみのりんを優先した、という二重の意味が込められているのかも?と考えると印象的です。
『アイデア賞ものの仕掛けを、3つも思いついたんだ!櫛枝は恐怖で半狂乱間違いなし!』
北村は仕掛けを施しに先に洞窟へ。
長時間その場から離れることを怪しまれないように、声をかける北村。
『お~い!櫛枝!逢坂~!』
『な~に~?』
『俺ー!トイレーーー!』
却って目立ちまくりですww
『北村君!君はなんなのさ~?女の子に向かって、大声でおトイレ宣言して!』
『おぅ櫛枝、実はだな・・・。』
『ねぇ、実乃梨ちゃん、入り江の方に、とってもきれいな洞窟があるんだけど・・・。』
『洞窟とな?』
『私のとっておきの場所なんだ~。』
『とっておき・・・!』
『後でお散歩しに行かない?』
『お散歩!!!良いねぇ~行こう行こう!楽しみ~!!』
みのりん興奮しすぎww
表情の演出もテラカワユスでした。
北村が洞窟に誘導しようとするよりも早く、みのりんを自然に釣り上げた亜美。
その真意は如何に?
というより、なんのかんの言いつつも、元から竜児に助け船を出してあげるつもりだったのかもしれませんね。
『アイツを仲間にしたの、正解だったな・・・。』
『あの口車、カッコイイ・・・。』
『よ~し、行くぞ、北村探険隊!黄金のふた首コブラを見つけるのだ!』
この男、ノリノリであるww
というか、この探険隊ネタは三十路よりもうちょっと上じゃないと知らないような気が。
その後の『暗いよせまいよ怖いよ~!』は白ランで木刀の某キャラを彷彿とさせますね。
懐中電燈を頼りに、暗い洞窟内を進む一行。
みのりんは、竜児よりも北村にぴったりくっついている印象ですが・・・。
(まずは、第1の関門!)
北村が仕掛けを作動させると、暗がりから飛翔物が襲来!
身をかがめていたみのりんには当らず、大河の顔面にヒット。
正体を確かめる亜美と竜児。
『・・・何?』
『油揚げ・・・。そうだった、北村って頭は良いけど・・・。』
『アホなのよね・・・。』
『き、北村君を悪く言うな!』
なんとか弁護しようとする大河ですが、油揚げのせいで顔がテカテカに。
北村じゃなかったらボコボコにされてそうww
『ケチャップの臭いがする・・・。』
洞窟の奥に進むと、大河が異臭を感じ取ります。
というか、潮の臭いが漂っていそうな中、ケチャップの臭いに気付く嗅覚って(汗
壁には血文字を模したケチャップが。
『「ぎゃあぁ」って・・・。』
『これが二つ目の・・・。』
『やっぱ、アホだわ。』
『北村君を悪く言うな!』
『『はぁ・・・。』』
『ため息つくな!』
メッセージじゃなくて悲鳴を書き込んでどうするww
というか、死に際に「ぎゃあぁ」という字を冷静に書いているところを想像したら、逆に面白い気がしてきました。
『・・・ん?何だ?』
竜児が血文字の横の壁に手を着くと、謎の髪の毛がべったり。
『うわぁ~、女の髪の毛だぁ~!傷心旅行でこの洞窟に迷い込んで非業の死を遂げた失恋女性の呪いだ~!』
一気にハイテンションになるみのりん。
北村の仕込みではなくもしや本物の幽霊か?とびびる竜児と大河。
みのりんを驚かせるため、それっぽい洞窟にまで入っている2人ですが、やっぱり怖さは続いていたようです。
『あ~あ、くっだらない。私、近道で先帰るね。』
興ざめしたのか、急に別行動を取り始める亜美。
それを追いかけた竜児は、北村たちとはぐれてしまいます。
『私が高須君の事を、置いて行っちゃったらどうする?怖い?私と離れ離れになると不安?寂しい?私と離れたくないって、思ってくれる?私が必要?』
次々と質問を投げかける亜美ですが、その表情は楽しそうです。
このまま結構良い雰囲気になるのかと思いきや、
『早く実乃梨ちゃんの所に帰りたい?・・・高須君にあの子は「合わない」と思う。高須君に「合う」のはね・・・。』
一転シリアスムードに。
続きが気になる所ですが、アクシデントが発生。
『ここ、どこだろ?嘘、迷っちゃってる・・・。』
取り乱す亜美を見て、勇気付ける竜児。
『怖がるなよ!俺がいるから!』
『ごめんね・・・迷ったっていうの、ウ・ソ♪私が迷ったりするわけ無いじゃ~ん、お・ば・か・さ・ん♪』
演技にすっかり騙された竜児は、さっきの油揚げで連続しっぺ攻撃!
みのりんには緊張しっぱなしですが、亜美にはスキンシップも平気な感じですね。
いつも一緒の大河ほどではないにしても、関係は強まってきたみたいです。
『高須君てさ、結構しょうもないやつだよね?でも、そういうところ嫌いじゃないな。さっき、高須君は実乃梨ちゃんとは合わない、って言ったでしょ?あれ、本気だよ?だって、高須君は「月」だから。実乃梨ちゃんは「太陽」。側にいたら、焼き尽くされて消えるだけだと思うな。だって、高須君は実乃梨ちゃんのことぶったり出来ないでしょ?憧れだけじゃ対等になれない。対等になれるのは・・・(あたしみたいな・・・)。』
最後の小声のつぶやきは、みのりんの悲鳴にかき消されてしまいます。
ちょ、亜美カワイソスww
どう見ても告白級の発言だったにもかかわらず、肝心の部分は伝えることが出来ませんでした。
急いで駆けつけようとする竜児に、ついて行くのがやっとの亜美。
足を滑らせかけますが、振り返った竜児がしっかりと腕をつかみます。
『悪い。俺・・・。』
『・・・いいよ、急ごう!』
竜児の方は普通に気が急いていて、亜美のスピードを考えていなかったことを謝っているわけですが、亜美の方はみのりんのことを気にかけながらも、自分の事を置き去りにしなかったことを嬉しく思っているのかなと思いました。
じゃないとあんな風に優しく微笑んだり出来ないかなと。
『ふしゅるるうるるるるーーこぉーーーっ!』
得体の知れない何かに襲われたらしいみのりんを助けるべく、北村が特攻するも玉砕。
北村の電池の切れた懐中電燈と交換したため、竜児たちの周囲は真っ暗。
『なんでもいいわよ・・・こうなったら、やったる~~!』
遂にキレた大河が、北村が飛び込んだ一角へ特攻!・・・したものの、
『ストップスト~ップ!北村君、事故発生。大河を救出せよ!』
『了解!大丈夫か、逢坂?』
『遅かったね、明智君!』
なんだかおかしな雰囲気に。
派手に転んで水溜りで溺れていた大河を助けたのは、北村とみのりんでした。
『我こそは櫛枝実乃梨、通称みのりん。犯人は私だ~!ふしゅるるうるうう、こぉーーっ!』
謎生物の吠え声の物まねをしつつ、正体を表したみのりん。
『で、共犯は、コイツだ!』
昨日の夜のベッドの細工や、演出はすべて、彼ら2人の仕業だったと自白します。
タイミングよく油揚げの軌道をかわしたり、懐中電燈の電池が切れたりしたのも、自分達の仕込みなら当然ですね。
『『すんませんでした~。』』
竜児と大河のお粗末なドッキリ作戦には、はじめから気付いていたみのりん。
逆に北村を仲間にして、人を怖がらせるお手本を見せようとしたわけですね。
共犯なら、男女別々の部屋でも細工するのは簡単だったに違いありません。
『でも楽しかったよ、ありがとね!』
『怒らないのか?』
『怒んないヨン!だって私「ホラー大好き」だもん。いわゆる「まんじゅう怖い」メソッドですわぁ。お化けが怖い、オカルトが怖いとか言ってると、必ず誰かが驚かせてくれるのね?私はそれを美味しくいただく、ってワケ。』
全てはみのりんの手のひらの上でした。
大河まで騙し通すとは、なんという策士ww
みのりんのピンチに体を張って駆けつけようとした大河が少し哀れです。
『さて、ネタバラシも終わった所で!』
みんなで花火大会。
リアルでは12月ですが、劇中では夏まっさかり。
海で男女で花火なんて、ビバ、青春スグルww
『さっきの話だけど・・・ちゃんと答えてなかったから。』
『え?』
『俺は・・・お前がいないと、寂しいぞ。っていうか、「俺が寂しがるかどうか」じゃなくて、「お前が寂しいかどうか」なんじゃねぇの?』
『・・・私、「自分が寂しいかどうか」なんて、考えたことない。』
『じゃあ、考えろよ、ちゃんと。』
『ソレ・・・辛くない?』
『辛くなったら、それをまっすぐ表現すれば良いじゃないか。だって俺達は・・・その。』
『「対等」って?高須君ってさぁ・・・(たまに優しいんだから)。』
またもちいさな声でつぶやく亜美がいじらしいですね。
竜児に聞こえているのかいないのか、微妙なあたりが演出的に上手いなと思います。
というか、竜児も恋愛に関しては意外と天然な気がしてきましたww
1人部屋に帰る亜美と入れ替わりに、みのりんがやって来ます。
これを予感して亜美が帰っていったと深読みすると、更に亜美の「良い女度」が高まるのですが、さすがにそこまでは勘繰り過ぎかも。
『あのさ・・・ありがとな。完全に騙されたし、マジで怖かったけど、お前といると、楽しい。・・・どんな時も。』
直球過ぎてこっちが恥ずかしいww
『あはは、それって、こっちのセリフ。私も、本当に楽しかった。カレーも美味しかったし、私の「変な話」も笑わないで聞いてくれた。高須君は、ちゃんとわかってくれた。怖がらせて本当にごめんね?高須君に「幽霊」見せてあげたくて、悪ノリしちゃった。・・・「幽霊見たい」って、言ってたから。高須君はさ、何で私を怖がらせようって思ったの?』
みのりんもど真ん中!
みのりんの言う「幽霊」は、言葉どおりの意味の「幽霊」ですね。
『そ、それはさ、お前がホラーが苦手だって、大河が教えてくれたから。』
『からかってやろうって?・・・違うね、高須君は人が嫌がることは絶対にしない。人を喜ばせることをいつも考えてる人だもんね。その高須君が、どうしてこんなことをしたんだろう?私は、それを知りたいと思ってる。本当に、不思議に思ってるの。』
みのりんの竜児に対する人物評は、かなり正確に言い表していますね。
答えはほとんどわかりつつも、それを信じて良いのか判断できない、という感じでしょうか。
『見せたかったんだ・・・「幽霊」を。「幽霊は、いる」って信じさせたかったんだ。見えないからって、諦めるのはまだ早い。そう思ったから。』
先週に引き続き、竜児の言う「幽霊」はみのりんの言う「幽霊」とは意味が違っていますね。
ココまで言い切ったのなら、そのまま告白しても良いレベルな気がしますがww
とりあえず、みのりんが竜児の「幽霊」の意味するものを信じられるようになるまで待った方が良いという事でしょうか。
『そっか。高須君、次はUFOを探そうか。人工衛星じゃない、本物。UFOの次は・・・そうだな、ツチノコが良い。そうやって、見たいものを見つけていったら、私の世界を変えていったら、そしたら・・・。』
『櫛枝!』
遠くで大きな花火が上がります。
『・・・爆発した・・・UFOが。夢みたい。本当に見ちゃった!見ちゃったよ~!銀河戦争勃発か~!?地球は私たちが守るんだ~!』
最後の方はいつものみのりん節ですが、竜児の言葉をきっかけに、自分から「見よう」と努力する決意をした直後だったので、感動もひとしおだったのかもしれませんね。
遠くない未来、みのりんにも竜児の「幽霊」が見えるといいですね。
ただ、そんな2人の話している様子を、ちょっと離れた所から寂しげに見つめていた大河がまた切なさ炸裂!だったりするのが心憎いです。
空に大輪の花が咲くのと対称的に、線香花火の火が落ちる演出がグッと来ますね。
亜美もテラスから眺めていたりするので、ますます4人の関係に目が離せません。
『スーパー寄って、買い物して帰るか?』
『疲れてるんだから、主婦臭い用事で話しかけないで。』
旅行も無事終わり、駅前で解散する一行。
竜児の隣にはいつものように大河がいる訳ですが、少し寂しそうなのが気にかかります。
寂しげに竜児の背中を見て、一瞬何かに悩んで、それでも隣に駆け寄っていく・・・という見せ方が良い感じでした。
次回、第11話、『大橋高校文化祭【前編】』
プロレスショーでハズカシ固め!というフレーズがインパクトでか過ぎですが、新キャラのある男性が別の意味でもインパクト大!という感じになりそうです。
そして、ゆりちゃんこと、恋ヶ窪先生にも何かがww
思いがけない言葉に焦って噛んでますww
『なんだい、たきゃすきゅん!』
噛んだ竜児のセリフを受けて、こっちはワザと狙ってます。
というか、この言い方がテラカワユスでした。
ボケッと見てたんで気がつきませんでした。
もう一度ビデオ(古い!)見直そうっと。
教えてくれてありがトン。
『たきゃすきゅん!』は先に気付いていたのですが、それが『きゅしえだぁ!』を受けての返しだと気付いたのは、記事をアップした後でした。
なので、gurimoe自身も録画を見直してついでに原作の方を飛んでから、書き加えさせてもらいました。
そこを読んでのコメントをタイミング良く頂けたので、かなり嬉しかったです。
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