gurimoeの内輪ネタ日記(準備中)

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戦場のヴァルキュリア第24話『決意』の感想レビュー

2009年09月14日 18時04分39秒 | ギアス他カテゴリ分け終了済み作品
スージー、頑張ってアリシアに謝れると良いね!
というか、今週もセリフあって良かったww
スージー押しブログとしては、出だしはスージーネタではじめないと!と、今回もスージースージー言っておりますが、お話的にはセルベリアのラストターンでした。

セルベリアが最後に自爆して散るというのは、やはり避けられない事態でしたね。
アニメ版では生き残ったりしてくれないかと期待したかったのですが、イサラも退場してしまった以上、やはりキャラの生死については変更無しみたいですね。
ダモンが道連れになったのが印象的でしたが、各ブログ様やコメントなどを拝見する限り、かなり嫌われていた印象だったので、今週の感想では『ざまぁ』的な反応が多そうな予感です。
最後まで救いようのない嫌な奴のままで消えていくキャラというのも珍しい気がしますが、それだけイサラやアリシアを好きな方が多いことの裏返しかなとも思えますね。
自分はダモンが最後こうなるということを知っていたので、ダモンに嫌悪感よりは滑稽だなという印象が強かったのですが、物理的な障害が1つ減った分、ウェルキンがアリシアと寄りを戻せる可能性が高まったことを素直に歓迎したいところかと。

独善的な上層部とは言え、たくさんの人間が失われたことは間違いありませんが、そんな彼らの無能な指示が、今まで義勇軍の人間をたくさん死に追いやってきた事も忘れてはならないかと。
少し酷な言い方になりますが、正規の軍人らしくツケを払わされることになるのもやむなしかと。
例えば戦いを押し付けず、アリシアやウェルキン達ともよく話し合っていれば、もっと別の展開もあったでしょうから、自業自得ですね。
今までよくガリア軍全滅!にならなかったな~という気持ちの方が強いですが、そんなダモン達でも肩書き上はガリア軍の重鎮なわけで、指導者がいなくなったことは大きなマイナス。
戦力バランス的には、セルベリアが自分の命を燃やしただけの価値はあるといって良いほど帝国有利な状況となったかと。
首都に乗り込まれている時点でもう色々とアウトな気もしますがww

セルベリアはマクシミリアンを、アリシアはウェルキンと仲間達を愛し、守る為に体を張っていたわけですが、アリシアが事実上両想いだったのに対し、セルベリアは完全な片思いだった、という差は大きかったですね。
セルベリアは、マクシミリアンが自分に兵器として意外の興味を持っていない事を分かりつつも、最後まで愛に殉じたというあたりが泣かせます。
アリシアとの戦いで脇腹をごっそり抉られた事もあったとはいえ、なんとか生き延びる可能性もあったはず。
そんな自分の命よりも、マクシミリアンを勝たせる事を優先させた執念はすごかったですね。
明確な結果を出すことが、マクシミリアンから課せられた使命であったとはいえ、不器用な生き方が悲しいです。
イェーガーも以前、そんな彼女を心配していましたが、予感は悪い方に当たってしまいましたね。

そんな彼女の想いを知らず、というよりは無視してきたマクシミリアンでしたが、自分はコーデリアに俺の嫁発言キタコレww
これではセルベリアも浮かばれないなぁと思ったのは自分だけでしょうか?

と言っても、見た目云々の話ではなく、血筋や領土的な目的での接触だったわけですが、コーデリアもカツラを脱いでゴメンナサイ発言で、マクシミリアンざまぁww状態に。
個人的にはダモンざまぁよりマクシミリアンざまぁの方が気持ち的に近いかも。
最終回まで引っ張るかと思いきや、比較的あっさりとランドグリーズ王家=ダルクス人の末裔という事実が明らかにされたのでびっくりしました。
ファルディオとの会話や、今まで彼女が覚醒して戦わなかったことは、ここと繋がって来るわけですね。

更なる詳細は次回以降でしょうが、ダルクス人への人種差別の根幹が関わって来るだけに、かなり大きな要素であることは間違いないかと。
フラれて速攻侵略に切り替えるマクシミリアンの徹底ぶりはそれ程嫌いじゃないですが、何もカールを射殺することはないじゃんか…というのも正直なところ。
殊更に強調こそされませんでしたが、セルベリアに惹かれていたカールとしては、抗議の一つもしたくのは当然かなと思います。
怖いのはマクシミリアンが全く動揺なく発砲したところでしょうね。
彼にも生い立ちに壮絶な事情がありそうですし、それが詳しく明かされればまた見方が変わるかもですが、兵器としてのセルベリアを失い、ヴァルキュリアの血筋を手に入れるという目論見も失敗し、追い詰められた彼がどの様な行動を起こすかには予断を許さないところかと。
“もう一つの目的”が気になります。

次回、第25話、『護るべきもの』

アリシアの予告が意味深ですね。
セルベリアの自爆に至近距離で居合わせたのがヤバそうですが、また瀕死から生き延びてパワーアップとかでしょうかww

ちなみに、ゲーム版ではヴァルキュリアの力を使わないセルベリアと、こちらも力を使わないアリシアを含む第7小隊との戦いが描かれた訳ですが、盛り上がり的にはアニメ版の覚醒対決が熱かったですね。
ただ、ゲーム版では敗れたあと、将として部下の扱いを気にかけたり、自爆に巻き込まないように配慮したりする箇所があった気がするので、根底は同じといえども、単純に愛を貫く事に特化した今回とは、また違った印象でした。

ヴァルキュリア人ではありながら、普通の人と同じか、それ以上に人間らしく愛を貫いたセルベリアと、普通の人間でありながら、人間性の無さがハンパないマクシミリアンの関係は悲劇に終わってしまいましたが、そんなセルベリアの姿を見てアリシアは違う愛の貫き方を見つけることが出来るのかが、ラストに向けて重要になってきそうですね。



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2 コメント

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Unknown (westernblack)
2009-09-19 15:22:33
ダモンの姫様へのムチャぶりがあった回で思わせぶりなことを書いておられたので、どういう展開になるかと思ったらコレかい!という感じでした(笑)でもイサラとコーデリアという好きな女性キャラ2人が同じ種族というのは個人的にいい感じで、見てて意味なくニコニコ(←バカ 笑) 姫様の凛々しい感じの「ダルクス人宣言」もすばらしく、差別されている民族の人が隠していた自分の出自に誇りを持てるようになるという展開は、「差別について考える」という主題においても大きな意味を持つ展開でしょう。社会派の「もう一つの歴史」モノとしてもなかなか骨太ですね。あっけにとられたマクシミリアンの顔、私も本当に痛快でした
セルベリアが最終回前に自爆というのも意表を突く感じで、他所様で指摘がありましたが、人気キャラを平気で早めに殺すというのが展開の一つのツボになっているようですね
ダモンは提供バックにもなってた勝どきのバカづらの後にこの展開でしたから、滑稽という印象は意図的な演出の結果という気もします。おそらく今年の作品で屈指の嫌われキャラとく気がしますが、まあ私も好きなキャラの敵ということで嫌いなキャラですが、細部の描写を見ると「悪い人」ではないのだろうと思います。むしろ「愚かな人」かと。最期は個人的にはちょっとかわいそうな感じもしました。だから逆に「然るべき報い」というお話も理解はできますね。数々の「過ち」の描写がなかったら、もっとかわいそうと思ってたかも。だってバカキャラってかわいい☆(ヒドイ)
以前ご教示があったとはいえ、ここまでリアルな感じで民族問題に深く噛むとは予想していませんでした。うーむ見てよかった。日本人にとっても必ずしも他人事ではないこの問題。他所様のご記事やそこでご同席の方のコメントを見ても、「ちょっと考えてみませんか」というメッセージはきっちり効果をあげているようです。何よりあのイサラという尋常でない魅力を放つ「被差別民キャラ」の効果が絶大ですね。萌えにこんな力があるとは(笑)
おっしゃる通り、事実上城を占拠されて、実質いっぺん負けちゃった感がある公国ですが、どうなるのでしょうか。次回(というか今夜)、「伝説の真実」が明らかになったりするのでしょうか
ゲーム版との比較のお話も興味深いですね。ゲーム版と違ってガッカリという声も結構耳にしましたが、gurimoeさんのお話をうかがっていると個人的にはこれはこれで結構おもしろいという気がしています。うーむ、見てよかった
それでは失礼します

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>westernblack様 (gurimoe)
2009-09-20 20:58:55
コメントありがとうございます。
ブログが入れ替わってご迷惑をお掛けしてしまい、申し訳ございませんorz。

ダモンやイサラの死については、原作組にはある意味前提として心構えがあったわけですが、各ブログ様の反応を見る限り、意外性やインパクトの面で予想以上の反響のようですね。

個人的には、キャラを殺して感動させたりというのは乱発して欲しくないところなのですが、2人ともその意味ではここぞ!というタイミングではあったと思います。

次の回を見たところなので、丁度ヴァルキュリア人とダルクス人の歴史の真実も明らかになり・・・と続いていった(westernblack様にもお見通し過ぎた件ww)のも、人種差別というテーマに深みを持たせる意味があったと思います。

どちらかといえば演出的トリックという感じのするコーデリアの成りすましよりも、そちらの方がwesternblack様のご意見にマッチした部分が多いかなという気もしますね。

それだけ大きな権勢を誇ったはずのヴァルキュリア人が、現在はめっきり数が減っていたり、研究所で秘密裏に実験を繰り返されるような事になるまでの変遷などについてはほとんど語られていないので、ツッコミどころも実は満載かもwwという部分はありますが、同じ人種でも格差差別があったり、絶対的な力の差が恐怖を呼んだりという描写は、無意味なものではないかと。
それらの差を蔑視せず、それぞれの個性とおおらかに受け止められるウェルキンの柔軟な視野が、彼の美点であり、魅力の1つである・・・ということにも繋がって見えてくるといいのですが。

今回のアニメ化に先立って、ゲームのシナリオ展開を見直し、特に恋愛面に力を入れて取り組むという趣旨のことをスタッフさん側があらかじめアナウンスされていたらしいということを聞いていたので、その意味では十分に成功していると思います。
ここがゲームと違うからがっかりという意見にも、共感できる面は多々あるwwので、これもまた事前情報による見え方の違いなのかなと思います。
やっぱり、アニメよりも先にゲームに触れて好きになった方には、その分思い入れもあると思いますし、好きだからこそあえて辛口評価になるというのもわかるかなと。

『萌えレビュ!』の方は、コメントの受け取り設定を変えたりしてもいるのですが、表面上には見えなくなっているものの、内部的には結構な量のスパムが来てしまっているので、現状では一時凍結に近い状態にさせていただいております。

既にお受けしたコメント(トラックバックも含みます)については、ありがたく残させていただいておりますので、ご了承下さいませ。

今後ともよろしくお願い致します。
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