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バカとテストと召喚獣6巻の感想レビュー(ライトノベル)

2009年04月30日 01時50分03秒 | ライトノベル・小説
ファミ通文庫のラノベ、『バカとテストと召喚獣』(井上堅二先生原作、葉賀ユイ先生イラスト)の6巻が発売中です。
帯にも書いてありますが、遂にテレビアニメ化という事で話題ですね。
“文学少女”シリーズの劇場アニメ化も発表となり、ファミ通文庫の2枚看板タイトルが揃いぶみ!という感じで嬉しい限りです。

表紙は工藤さんがメインに大抜擢。
そろそろ美波の妹の葉月か、女装のアキちゃんww辺りが登場するかと思っていたのでちょっと意外でしたが、ムッツリーニと一緒の見せ場もあるので、6巻の表紙を飾るのには相応しいチョイスと言えそうです。

周囲を飾るのはいつもと装いの違う召喚獣達。
とある理由で古今東西の物の怪達に姿を変えた召喚獣を使って、2年生VS3年生の肝試しバトル開催!という展開です。

とりあえず秀吉の『猫又』は可愛い過ぎ。
(*^-^)b
でも、個人的に一番笑いのツボに入ったのは某キャラの『ぬ○か○』。
召喚者の期待に満ちた言葉を読んだ後、ページをめくった瞬間に正体が分かった時点でのギャップのインパクト、それに対する明久の率直な感想で大爆笑!
更になんでこの様な結果になったのかという的確な解説…と、たたみかける笑いのコンビネーション攻撃が絶妙でした。
そして、少し笑いが収まったところで、小さく描かれたイラストを見て再度大爆笑!!
この『間の取り方』が神レベルな気がしました。
この演出の為にあえて表紙に記載していなかったのなら、すごく緻密な計算なのではないかと勝手に想像してみたりww

現代を舞台にしたラノベ作品では、『実在するオタクネタを本編に取り入れてニヤニヤさせる』のが新しい手法として人気になって来ていますが、バカテスではネタをオタク向けのものに限定していないのに、キチンと笑わせてくれる所が好印象ですね。

普段のおバカなギャグパートはもちろん、ニブさ故の恋愛部分での明久のバカ正直さ(でも相手のハートは鷲掴みww)、大切なものの為に熱血バカになってしまうバトルシーンなどなど、良い意味で全身バカ一色!な感じがいっそ清々しいです。
明久が絡むと、どんなシチュエーションでもスムーズにバカネタに繋がってくるのがニヤニヤですね。

あまりライトノベルを読まない方でも、普通に楽しめますし、巻が進む毎にキャラクター自身の性格をネタにしたギャグも増えてきて、読者自身が感情移入している分、より一層楽しめる部分も大きいと思います。
今回はサブキャラクター達やFクラスのクラスメート達が前面に出て来るシーンも多いのですが、ちょっとメインキャラクターのシーン見たさにじれったくなる場面もあるものの、うまくシーンを回していく役目を果たしているので、テンポ良く読み進められました。

また、明久を巡る瑞希と美波の三角関係は、本シリーズでも最大の見所ですね。
今回は前半から中盤まで美波優勢のターンが続いていくので、ラストまで押し切るのかな~?と予想しつつ読み進めていましたが、そこはしっかり、瑞希のターンも…という展開なので、両方のファンそれぞれに楽しめる仕上がりだと思いました。

キス以降、美波に少し差を付けられていた感のある瑞希でしたが、今回見せた頑張りのお陰で、一気に間合いを詰めてきた感じですね。
ラストのアレに明久がどんな気持ちになっているのか、今から次の本編が待ち遠しいです。

また、あとがきを読む限りでは、その前に短編集が挟まれる予定らしいのですが、秀吉や翔子の活躍が見られそうなので、そちらも楽しみですね。

流行りのラノベを気軽に読みたいという方には特にオススメしたいシリーズです。
ファンの方はもちろん、アニメの予習用として読み始めるのもありかと。
気になった方は、是非チェックしてみて下さいませ。



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