
電撃文庫のラノベ、『とらドラ!』(竹宮ゆゆこ先生原作、ヤス先生イラスト)の10巻が発売中です。
3年間続いたこのシリーズもいよいよ完結!
現在放送中のアニメ版がほぼ同時期にクライマックスを迎えるという事で話題ですね。
9巻ラストの急展開から、竜児と大河がどうなってしまうのかと不安だった方も多いかと思いますが、今巻はまさにその直後からお話がスタート!
過酷な現実を思い知らされる一方、自身を見つめ直す事になった竜児が、今更ながら気付いた事とは?
竜児と大河のピンチを知った北村やみのりん、亜美の取った行動とは?
やっちゃんと、大河の実母という『2人の母親』を相手に、竜児と大河がどう関わっていくのか?
…などなど、見所となるシーンが満載です。
やはり一番気になるのは恋の行方だと思いますが、相手のことを真っ直ぐに想う気持ちがそのまま反映したかのようなセリフや行動が、ストレートに心に響いて快いです。
また、普通ならラブコメというジャンルであっても、告白部分は完全にシリアスのみ、という書かれ方になる場合が多いですが、今巻ではそこにうまくコメディ的な要素も織り交ぜ、それでいて雰囲気を壊さないという離れ業を見せてくれるのがスゴいです。
率直な感想としては、まさに、『とらドラ!』という作品ならではというか、『とらドラ!』でしか出来ない告白シーンに仕上がっていて良かったと思います。
竜児と大河の家族についてのエピソードも掘り下げられ、今まで語られそうで語られていなかった諸々の事情が明らかに。
その全てが良いことばかりという訳にはいかないものの、必ず向かいあわなければならない問題に対して、竜児達が逃げずに向き合う様子には、思わずエールを送りたい気分にさせられました。
文量の配分的には、ある意味、こちらがメインという風に考えても間違いではないかもしれませんね。
北村、みのりん、亜美の活躍も、もちろん必見です。
時には竜児達とぶつかり合いながらも、見守り、助け合ってきた彼らが、竜児達のピンチに行動を起こす様子が熱いです。
何もかも思い通りにはいかず、手に入れられなかったものがあったのは事実ですが、それが無意味なことではなく、培われて来た友情が、掛け替えのない絆へと昇華していく様子に心打たれました。
特に亜美はこの10巻で、とても大切なものを手に入れられたのではないかと思います。
1巻の冒頭で語られるモノローグ部分をなぞる形で描かれるエピローグもステキです。
やはり最後はこの結び方になるのだろうという予感はありましたが、追加された文章と、ラストを飾るイラストの効果もあいまって、とてもあたたかな気持ちで読み終えることが出来ました。
今日の時点ではアニメ版のラストがどうなるのかまだわかっていませんが、アニメでとらドラのファンになった方も是非一度原作ライトノベル版をお読みになってみては如何でしょうか?
より深く、登場キャラ達の内面がわかって面白いと思います。
超弩級ラブコメの名に恥じない、見事な作品です。
短編がまだ予定されているとのことなので、楽しみに待ちたいと思います。
後日譚のエピソードが収録されたりしたら面白そうですね。
次回作も早めに始まる予定らしいので、そちらにも期待したいと思います。
\(^_^)/
気になった方は是非、お読みになってみてくださいませ。
3年間続いたこのシリーズもいよいよ完結!
現在放送中のアニメ版がほぼ同時期にクライマックスを迎えるという事で話題ですね。
9巻ラストの急展開から、竜児と大河がどうなってしまうのかと不安だった方も多いかと思いますが、今巻はまさにその直後からお話がスタート!
過酷な現実を思い知らされる一方、自身を見つめ直す事になった竜児が、今更ながら気付いた事とは?
竜児と大河のピンチを知った北村やみのりん、亜美の取った行動とは?
やっちゃんと、大河の実母という『2人の母親』を相手に、竜児と大河がどう関わっていくのか?
…などなど、見所となるシーンが満載です。
やはり一番気になるのは恋の行方だと思いますが、相手のことを真っ直ぐに想う気持ちがそのまま反映したかのようなセリフや行動が、ストレートに心に響いて快いです。
また、普通ならラブコメというジャンルであっても、告白部分は完全にシリアスのみ、という書かれ方になる場合が多いですが、今巻ではそこにうまくコメディ的な要素も織り交ぜ、それでいて雰囲気を壊さないという離れ業を見せてくれるのがスゴいです。
率直な感想としては、まさに、『とらドラ!』という作品ならではというか、『とらドラ!』でしか出来ない告白シーンに仕上がっていて良かったと思います。
竜児と大河の家族についてのエピソードも掘り下げられ、今まで語られそうで語られていなかった諸々の事情が明らかに。
その全てが良いことばかりという訳にはいかないものの、必ず向かいあわなければならない問題に対して、竜児達が逃げずに向き合う様子には、思わずエールを送りたい気分にさせられました。
文量の配分的には、ある意味、こちらがメインという風に考えても間違いではないかもしれませんね。
北村、みのりん、亜美の活躍も、もちろん必見です。
時には竜児達とぶつかり合いながらも、見守り、助け合ってきた彼らが、竜児達のピンチに行動を起こす様子が熱いです。
何もかも思い通りにはいかず、手に入れられなかったものがあったのは事実ですが、それが無意味なことではなく、培われて来た友情が、掛け替えのない絆へと昇華していく様子に心打たれました。
特に亜美はこの10巻で、とても大切なものを手に入れられたのではないかと思います。
1巻の冒頭で語られるモノローグ部分をなぞる形で描かれるエピローグもステキです。
やはり最後はこの結び方になるのだろうという予感はありましたが、追加された文章と、ラストを飾るイラストの効果もあいまって、とてもあたたかな気持ちで読み終えることが出来ました。
今日の時点ではアニメ版のラストがどうなるのかまだわかっていませんが、アニメでとらドラのファンになった方も是非一度原作ライトノベル版をお読みになってみては如何でしょうか?
より深く、登場キャラ達の内面がわかって面白いと思います。
超弩級ラブコメの名に恥じない、見事な作品です。
短編がまだ予定されているとのことなので、楽しみに待ちたいと思います。
後日譚のエピソードが収録されたりしたら面白そうですね。
次回作も早めに始まる予定らしいので、そちらにも期待したいと思います。
\(^_^)/
気になった方は是非、お読みになってみてくださいませ。
記事、うんうん、と思いながら楽しく読ませていただきました。
とらドラ!の最後は、とらドラ!らしい終わり方でしたね。
読後、私もとても暖かな気持ちになりました。
嬉しかったのは、竜児と大河の話だけでは終わらせず、北村も、みのりんも、亜美も活躍したこと。
特に、
>亜美はこの10巻で、とても大切なものを手に入れられたのではないかと思います。
これは、私も完全に同意です。
亜美が欲しかったもの、でも、欲しいと言えなかったもの、それをやっと手に入れられたと思います。
ではでは、長文コメント、失礼いたしました。
とらドラ!10巻を読んで、同じような感想をお持ちになった方がいらっしゃって嬉しいです。
特に、亜美が欲しがっていたものについては、上の記事内では具体的に書いていなかったので、まだお読みになられていない方には伝わりにくいかなとも思っていたのですが、Forly様のように既にお読みになられた方なら、ニュアンスを感じ取っていただけることが判ってホッといたしました。
クライマックス間近のアニメ版にも期待したいです。