gurimoeの内輪ネタ日記(準備中)

ゲーム・アニメ・ライトノベルの感想サイトを目指します。Twitterでもつぶやいてみたり。

終わりのセラフ6巻の感想レビュー(ライトノベル)

2015年11月04日 22時59分39秒 | ライトノベル・小説
講談社ラノベ文庫のラノベ、『終わりのセラフ6 一瀬グレン、16歳の破滅(カタストロフィ) 』(鏡 貴也先生原作、山本ヤマト先生イラスト)が発売中です。

表紙は、メインヒロインの真昼。
アニメでもチラッと登場してテンション上がった私が通りますよっと(;゜∀゜)=3ムッハー
魅惑の太ももと、スカートの間に垣間見えるヒラヒラにグッと来てしまいますね。

お話的には、真昼を吸血鬼達にさらわれてしまった見せしめに、グレンの父・栄が処刑されることに。
柊家に怒りを覚えつつも、父に託された家と一族を守るべく、一ノ瀬家当主として気持ちを新たにするグレンは、仲間達と共に更に厳しい鬼呪装備の訓練を続け、着々と実力を伸ばしていって…という、世界滅亡秒読み展開です。

体を張って一足飛びに成長しているグレンですが、その十歩も二十歩も先を歩いているのが真昼なわけで。
愛する可愛いグレンの為に、彼女も彼女で必死に戦っているんだろうなぁというのは理解できますが、決して辿りつけないままそれを追い続けるしか無いグレンの心中は察するにあまりありますね。
好きな女の子ひとり守れないのに、吸血鬼や世界滅亡から人類を救うなんてそれこそ不可能ですし、同じ人類同士の間でも柊家によって虐げられるしか無いという絶望感、マジ半端ねぇっす(´;ω;`)ブワッ
常人なら、いつ心が折れてしまっても仕方ない状況であることを再確認させられましたね。

戦闘力については、アシュラマルの存在によって鬼呪装備の研究が飛躍的に進化→大幅パワーアップしたわけですが、父親との会話がグレンの精神面の大きな支えとなったことは間違いないですし、その志を受け継いだからこそ、彼の死をはじめとした諸々の絶望を乗り切ることが出来たと言っても過言ではないでしょうね。
あそこまで心を通わせる事ができる父子関係を羨ましく思うとともに、それがすぐに今生の別れへと繋がってしまう悲劇に涙腺崩壊せざるを得ない。
喪って 初めて分かる 偉大さよ (´;ω;`)ブワッ

また、ここまで深夜や美十達と仲間ごっこと言いつつ友情を深めてきたことも、彼が立ち位置を見失わない上で重要な意味合いを持っていたかと。
彼らが大人になっても仲良しなのは、コミック版やアニメ版からでもしっかり伝わって来ますが、青春時代のやり取り特有の青臭い雰囲気はこのタイミングでしか味わえないわけで。
美十の、グレンに恋しちゃってる問題についても掘り下げが入っておじさん大満足です(*´∀`*)ポワワ
メインヒロインとしては真昼が不動ですし、いよいよ世界滅亡まで待った無し!というシリアス展開なのでヾ(*´∀`*)ノキャッキャ(´∀`*)ウフフが少なくなってしまうのは仕方ないですが、ある意味ではずっと愛の為に奔走しているのが真昼という少女ですし、イラスト的にはちびシノアのロリ可愛さが眼福だったので、文章・絵ともに満足度高し。
BL的な意味では暮人が思ったよりデレ始めてて(・∀・)ニヤニヤ

全体的に、地味ながらもしっかり堅実に状況が掘り下がっていく「嵐の前の静けさ」的雰囲気なのですが、あの人の意外な正体やら、組織を超えた関係やらが明かされて驚かされましたし、優一郎組との接点もしっかり結ばれていて見どころ多し。
ここまで来てあえて分けている人もいないと思いますが、過去と未来の両シリーズを楽しんでいる人ほど必見&楽しめること請け合いかと。



気になった方は、是非チェックなさってみてくださいませ。


講談社ラノベ文庫公式サイト

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

blogram投票ボタン


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。