このライトノベルがすごい!文庫のラノベ、『恋愛負け組の僕に、Hなメイドが届きました。』(わかつきひかる先生原作、雛咲先生イラスト)が発売中です。
表紙は、ヒロインのマカロンさん。
巨乳でエロいおねえさんがメイドになってくれるとか、思春期の男子なら必ず1回は妄想すると思うの(´・ω・`)
むしろ、2000万円で買えるなら安(ry
お話的には、少子化が進み、恋愛や子作りに関する常識が変化した近未来、恋愛負け組を地で行く主人公・春生の元に、ある日家事の出来ないメイドロボ、しかも本来はセックス用のセクシャルドールとして開発されたマカロンさんがやって来て…というボーイ・ミーツ・ロボメイド展開です。
充電方法がおっぱい等を揉む事だったり、ご主人様を喜ばせる為なら可能な限りなんでもシテくれたりと、色々男性にとって都合の良い設定が多く、(・∀・)ニヤニヤしながら楽しめると思います。
その一方、極端に進んだ対少子化政策の反動でセックス無しの出産が常識になっていたり、そのせいで顔や能力の高低で男の価値が大きく左右される事になったりと、見方によっては現実よりも過酷でドライな恋愛事情が常識になっているのが斬新でした。
50人以上の女の子と将来子作りをする約束をしているイケメンキャラとか、倫理感も結構変わっているのが印象的でしたね。
とはいえ、自称非モテの春生には幼馴染のボーイッシュ美少女・鹿子から好意を寄せられているというお約束設定がありますし、三角関係×人間VSドールという両看板を中心にしてラブコメ模様が描かれる王道展開は読みやすかったです。
てっきりマカロンさんが何馬身も有利なバランスになっているのかと予想していたのですが、むしろ鹿子の方がメインヒロイン的イベント&ポジションであり、春生とマカロンさんが仲良くしているのを見て自分が嫉妬している事に気付き、そこから春生への好意を自覚していくという流れが初々しく、説得力がありました。
読者にも、周りのクラスメイトにもバレバレなので、むしろ収まる所に収まったなぁという感じではありましたが、なんだかんだと騒動を巻き起こしつつも最後には無難にまとめたという意味でソツのない構成だったと思います。
ただ、折角のエロバディも、とある事情で肝心な一線は越えられない設定というのと、レーベル的に全年齢作品ということで当然Hシーンも無しなのが勿体無いですね。
18禁の美少女ゲームがコンシューマーに移植された時の生殺し感というか、むしろこれだけ可愛いイラストと、ベテランのわかつき先生ならHアリで18禁レーベルで読みたかったなぁというのが正直なところかと。
新人作家さんのデビュー作!とかでは無いですし、あえてこのラノレーベルで出す意味があったのか?と考えると少し弱かった気がします。
個人的には、常識力等はともかく、ヒロインとしてのマカロンさんに大きな欠点は無かった割に、彼女の与り知らぬところで春生と鹿子が急接近していったのが、唐突に感じられたので残念。
春生自身も基本受け身で、自分から積極的に仕掛けていく性格じゃないのは判るのですが、鹿子がマカロンに対して過剰に敵意を向ける→焦りで色々空回りしてしまい、いきなり大きな賭けに出てしまったのは流石に超展開に感じられました。
ある意味、命懸けというか、勇気があるのは間違いなかったですが、だからこそそのままHシーンまで行かないのが悪目立ちしてしまうというか。
お話のオチは、終盤の絵面的には「これはひどい(褒め言葉)」状況でしたが、ここで妙にハードで救いのないエンディングに行ってしまうよりは夢のある状況でまとめられていて良かったと思います。
勇気を出して頑張れば、誰でも恋愛勝ち組になる可能性があるという捉え方をするのも良いと思いますし、単なるラブコメではなく、ロボットと人間というSFを絡めたラブストーリーとしてもひとつの結論は出せていたかと。
本作独自!の目新しさはあまり無かったですが、設定とは裏腹なピュアな恋愛モノが好きという方にオススメ。
あとがきに細かなあらすじや、読んでもらいたい読者層に関する解説が書かれているので、そこもご覧になられると良いかと。
気になった方は、是非チェックなさってみてくださいませ。
このライトノベルがすごい!文庫公式サイトへはこちらから
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表紙は、ヒロインのマカロンさん。
巨乳でエロいおねえさんがメイドになってくれるとか、思春期の男子なら必ず1回は妄想すると思うの(´・ω・`)
むしろ、2000万円で買えるなら安(ry
お話的には、少子化が進み、恋愛や子作りに関する常識が変化した近未来、恋愛負け組を地で行く主人公・春生の元に、ある日家事の出来ないメイドロボ、しかも本来はセックス用のセクシャルドールとして開発されたマカロンさんがやって来て…というボーイ・ミーツ・ロボメイド展開です。
充電方法がおっぱい等を揉む事だったり、ご主人様を喜ばせる為なら可能な限りなんでもシテくれたりと、色々男性にとって都合の良い設定が多く、(・∀・)ニヤニヤしながら楽しめると思います。
その一方、極端に進んだ対少子化政策の反動でセックス無しの出産が常識になっていたり、そのせいで顔や能力の高低で男の価値が大きく左右される事になったりと、見方によっては現実よりも過酷でドライな恋愛事情が常識になっているのが斬新でした。
50人以上の女の子と将来子作りをする約束をしているイケメンキャラとか、倫理感も結構変わっているのが印象的でしたね。
とはいえ、自称非モテの春生には幼馴染のボーイッシュ美少女・鹿子から好意を寄せられているというお約束設定がありますし、三角関係×人間VSドールという両看板を中心にしてラブコメ模様が描かれる王道展開は読みやすかったです。
てっきりマカロンさんが何馬身も有利なバランスになっているのかと予想していたのですが、むしろ鹿子の方がメインヒロイン的イベント&ポジションであり、春生とマカロンさんが仲良くしているのを見て自分が嫉妬している事に気付き、そこから春生への好意を自覚していくという流れが初々しく、説得力がありました。
読者にも、周りのクラスメイトにもバレバレなので、むしろ収まる所に収まったなぁという感じではありましたが、なんだかんだと騒動を巻き起こしつつも最後には無難にまとめたという意味でソツのない構成だったと思います。
ただ、折角のエロバディも、とある事情で肝心な一線は越えられない設定というのと、レーベル的に全年齢作品ということで当然Hシーンも無しなのが勿体無いですね。
18禁の美少女ゲームがコンシューマーに移植された時の生殺し感というか、むしろこれだけ可愛いイラストと、ベテランのわかつき先生ならHアリで18禁レーベルで読みたかったなぁというのが正直なところかと。
新人作家さんのデビュー作!とかでは無いですし、あえてこのラノレーベルで出す意味があったのか?と考えると少し弱かった気がします。
個人的には、常識力等はともかく、ヒロインとしてのマカロンさんに大きな欠点は無かった割に、彼女の与り知らぬところで春生と鹿子が急接近していったのが、唐突に感じられたので残念。
春生自身も基本受け身で、自分から積極的に仕掛けていく性格じゃないのは判るのですが、鹿子がマカロンに対して過剰に敵意を向ける→焦りで色々空回りしてしまい、いきなり大きな賭けに出てしまったのは流石に超展開に感じられました。
ある意味、命懸けというか、勇気があるのは間違いなかったですが、だからこそそのままHシーンまで行かないのが悪目立ちしてしまうというか。
お話のオチは、終盤の絵面的には「これはひどい(褒め言葉)」状況でしたが、ここで妙にハードで救いのないエンディングに行ってしまうよりは夢のある状況でまとめられていて良かったと思います。
勇気を出して頑張れば、誰でも恋愛勝ち組になる可能性があるという捉え方をするのも良いと思いますし、単なるラブコメではなく、ロボットと人間というSFを絡めたラブストーリーとしてもひとつの結論は出せていたかと。
本作独自!の目新しさはあまり無かったですが、設定とは裏腹なピュアな恋愛モノが好きという方にオススメ。
あとがきに細かなあらすじや、読んでもらいたい読者層に関する解説が書かれているので、そこもご覧になられると良いかと。
気になった方は、是非チェックなさってみてくださいませ。
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