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東京スピリット・イエーガーの感想レビュー(ライトノベル)

2014年01月08日 19時44分16秒 | ライトノベル・小説
このライトノベルがすごい!文庫のラノベ、『東京スピリット・イエーガー 異世界の幻獣、覚醒の狩人』(大泉 貴先生原作、泉 彩先生イラスト)が発売中です。
表紙は、ヒロインの瑠奈と主人公の大吾。
大剣使いと槍使いが背中合わせで共闘!というシチュエーションが燃えますね。
学生服とのミスマッチ感も、イマドキのゲームっぽくて逆にしっかり来る感じ♪

お話的には、ゲームアプリ「SSJ(ソーシャル・スピリット・イェーガー)」のプレイヤーである大吾の元に、謎のゴブリン出現の知らせがメールで届くことに。
現実世界で指定のポイントに赴いた大吾は、そこで架空のモンスターであるはずのゴブリンと、クラスメイトの美少女・瑠奈の戦いを目撃することに…という、異世界からのモンスター侵攻撃退系バトルラブコメ展開です。

無課金でも十分遊べる作品が増えてきた印象のアプリ系ゲームですが、それがただのゲームじゃなかったら?というアイデアが魅力的ですね。
ゲームではシュミレーションRPGのジャンルのようですが、現実ではモンハンやゴッドイーター系のハンティングアクションに近いコンセプトになっているので、多少それ系のゲームをかじったことのある方ならすんなり入り込めると思います。
大きな武器を振り回して戦う美少女とか、剣から銃に変形砲撃出来る武器とか、ファンタジーでよく見かけるドラゴンタイプのモンスターとの激闘とか、判りやすい見所が多いのが良いですね。
世界を守るために俺達が戦わないと!というのは様々な作品で見かけますが、ふたりの過去や秘めたポテンシャルといったキーワードと上手く絡めて世界観を作り上げているので良かったと思います。

アプリゲームで得た知識が、現実世界の戦闘でも役に立つというシステムも面白いですし、超廃人とまではいかないものの、ベテランプレイヤーとしてSSJを楽しんできた大吾が、新人ながらに上手く戦える原因となっているのも良かったですね。
ちゃんと頭で作戦を考えながら、敵を“攻略”していこうとするゲーマー魂が熱かったです。
命がかかっている分、必死になるのは当たり前ですが、震える足に気合を入れつつ、最後まで諦めずに勝利を目指そうとする心意気は、パーティーのリーダー役にも向いていますし、個人ではなく仲間との連携プレイで敵を倒すというのがまた、ハンティングアクションゲームと似通っていて共感しやすいかと。

ラブコメについては、事実上瑠奈にガッチリ焦点が絞られている状態ですが、戦場でのパートナーとして共に戦う中で生まれる信頼関係というものもありますし、変にキャラを増やして伏線を蒔きまくるよりも、少しずつ丁寧に掘り下げを進める今回のスタイルのほうが、シリアスな物語ともマッチしていて良かったと思います。
仲が良くなるに連れて、ツンツンしていた部分が減って、素直で可愛らしい部分が見えやすくなってくるのも、打ち解けている雰囲気が伝わってきて良かったかと。
むしろ、もっとスライムやら触手やらのお色気イベントが発生しても良いのよw

個人的には、基本無料であっても課金アイテムが幅を利かせるご時世なので、それを生かしたなんらかのギミックがあっても良かったかと思いますが、流石に現実の力や命をお金で買うのは難しいと思いますし、ましてやそれだけで敵を倒せるほど甘くはないのがこの世界の現実なんでしょうね。
年端もいかない子どもまで、戦士としてスカウトされてしまうのは皮肉ですが、世界の裏側で戦い続ける正義の戦士たちが集って巨大モンスター討伐をするながれも、レイドボスっぽくて盛り上がりました。

最近の人気ゲームの美味しいところを集めました!的なノリなので、本作独自のオリジナリティにはやや駆けますが、これから益々激化するであろう強敵達との戦いを前に、チームとしての絆をしっかり強める土台作りが出来たと思うので、恋に戦いに頑張って欲しいですね。
実在のゲームやアニソンネタが出て来たりと、現実世界との地続き感があるのも、設定的に◯。


気になった方は、是非チェックなさってみてくださいませ。


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