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ゼロの使い魔外伝 タバサの冒険3巻の感想レビュー(ライトノベル)

2009年03月23日 14時24分29秒 | ライトノベル・小説
MF文庫Jのラノベ、『ゼロの使い魔 外伝タバサの冒険3』(ヤマグチノボル先生原作、兎塚エイジ先生イラスト)が発売中です。

今巻では、タバサとシルフィードの出会いや、はじめてイザベラから任務を与えられた時のエピソードなどが語られており、今までの巻よりも直接タバサ本人の内面を深く掘り下げる内容になっているのが好印象でした。(*^-^)b

本編では従姉姫イザベラとの確執も既に決着しましたし、ただ黙々と任務を達成するだけのお話になっては勿体なさそうだなと思っていたのですが、全くの杞憂でした。

特に、タバサがサイトによって救出され、ひそかに恋心を抱くようになってからの2人の接近シーンを『シルフィードやタバサの視点から描く』シーンの描写が秀逸でした。
本編の名場面を振り返りながら、その裏側でのタバサの心の葛藤や、シルフィードのタバサに対するヤキモキがうまく表現されていたと思います。

どうしてシルフィードはあんなにタバサに懐いているのか?や、タバサがクールな性格になった直接の原因とも言うべきエピソードが描かれた事でキャラ設定自体もリアリティが増し、本編、外伝問わず彼女達の活躍がますます楽しみになりました。

カラー扉絵の髪の毛が長かった頃のシャルロットがカワイいですが、そんな彼女が『雪風のタバサ』となる山場では、イラストの効果もあいまってめちゃくちゃ盛り上がります!
不条理な現実を叩き付けられながらも、クールに燃えあがるタバサの意思。
ゲストキャラである女狩人、ジルとの関わりを軸とした演出は、ベタですが丁寧に書き込まれており、しっかりと王道的カタルシスを感じさせてくれます。

今まで本編しか読んでいなかったというゼロ魔ファンの方にも、是非とも読んでいただきたい逸品です。
外伝1、2巻と比べてもかなり面白さを増した感アリ!

気になった方は是非チェックなさってみて下さいませ。



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