gurimoeの内輪ネタ日記(準備中)

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境界線上のホライゾン第5話『月下の卒業者』の感想レビュー

2011年10月30日 09時16分05秒 | 現在放映中のアニメ
うわーん、鹿角さん…な大号泣回でした。
。・°°・(((p(≧□≦)q)))・°°・。ウワーン!!
物語がいよいよ本格的に幕を開け、明かされたP-01sの正体。
トーリの目の前で連れ去られた彼女を救うことは出来るのか?
そして末世解決の道のりは?と、風雲急を告げる展開でしたね。
大罪武装(ロイズモイ・オプロ)の名前については、アニメ版は漢字呼び名の方で行くのねw

今回は戦闘中の重要なやり取りにセリフで解説が入っていた分、比較的状況が捉えやすかった方だったと思いますし、神格武装である蜻蛉切と、大罪武装である“悲嘆の怠惰(リピ・カタスリプシ)”の性能比較をしつつ、その大罪武装が今後のキーアイテムとなってくることを象徴的に表していたのが上手かったと思います。
ホライゾンの感情をベースにして製作された大罪武装ですが、元信公によって各勢力に全8種類が預けられていたという認識は実はフェイクで、9番目の嫉妬をモチーフにした武装が存在することが明らかに。
その持ち主、というか大罪武装“焦がれの全域(オロス・フトーノス)”を宿した自動人形=P-01sを確保しようとして聖連に所属する各国は動き出したわけですが、明日告白しようとしていたトーリの目の前で彼女が連れ去られて行ってしまう、あまつさえ彼女自身はその事実を淡々と受け入れているというのが皮肉でした。
この辺り、忠勝の奥さんの魂をベースに製作された鹿角さんが見せていた人間的な感情っぽいものの動きと対比させると興味深いところですね。

大罪武装を揃えれば、末世を回避することが出来るというのが元信公の説だったわけですが、聖譜の歴史再現にない世界大戦とも言える状況を起こすことは重大なタブーであるわけで、アリアダスト教導院に所属するトーリの発言は、下手をすれば極東の聖連に対する反逆の意思表示と捉えられる可能性があることを危惧して正純が力尽くで黙らせた、というのがラストの状況でした。
大罪武装を集めることは、9つにわけられていたホライゾンの感情を集めるということでもありますから、トーリがこのまま黙って見ているだけではなさそうですが、その時、梅組の仲間達がどう動くのかが当面の見所ですね。
また、今回はK.P.A.Italiaの指示に従ってホライゾンを拘束する役目を全うした二代&部下組の動きも気になる所。
武闘派だけあって圧倒的な実力差を感じさせた彼らですが、覚悟の上とはいえ同じ極東出身者として色々と歯がゆい思いを抱えているご様子でしたね。
インノケンティウスをはじめとするK.P.A.Italiaと、立花夫妻が所属する三征西班牙(トレス・エスパニア)が聖連側として介入を開始しているわけですが、その他の国も含めて各国間の利害関係がどう変化していくのかも今後重要になってくるところかと…って、流石に分割2期のアニメで放映される範囲内では収まりそうにありませんが、3期、4期と続いていけばw

元信公の地脈炉暴走という最後の花火は、P-01sがホライゾン・アリアダストであることと、彼女が新たな三河君主となることを公的に認めさせるという結果をもたらすと同時に、三河消失の責を追って彼女自身を自害させる理由ともなってしまったわけで。
元信公がホライゾンの事故を起こした時点で、どこまで未来を見通していたのかが気になるところですが、トーリがどの様にホライゾンを救おうとするのか、感情をほとんど失ってしまっているホライゾンがそれを見て何を思うのか、というのが1期部分での最大の見所なので、最後までしっかりと見守りたいですね。
ようやくエンジンが温まって(゜∀゜)キタコレ!!という感じですし、+(0゜・∀・) + ワクテカ +が止まりませんなぁw

忠勝VS宗茂の戦闘描写については、細かく色々語るよりも本編を何度も見なおすのがオススメかと思いますが、神格武装には通常駆動と上位駆動、大罪武装には更に強力な超過駆動という風に数通りの使い方、効果の及ぼし方があるということ、強力な効果を発揮し続けるには流体(エネルギー)も大量に消費してしまうので燃費が悪くなること、そしてある意味何よりも重要なのは、鍛え抜かれた技と積み重ねられた想いは時として武装の優劣を容易に覆す場合があること、といった辺りを感覚的に理解しておけばOKかと。
というか、自らの身体を犠牲にしてまで忠勝の勝利を手繰り寄せた鹿角さんの信念と、それに応える忠勝とのやり取りが胸熱すぎて涙腺割断されたのは自分だけではないはずw
試作品である蜻蛉切と完成品である悲嘆の怠惰という不利も辛うじて覆し、元信公への忠を尽くしたふたりでしたが、まさに夫婦二人三脚という感じでしたね。
EDの描写だけでごはん何杯でもいけますぜ!みたいなw
最期までわかたれること無く、蜻蛉切を立花夫妻に託して任務を完了したふたりの想いが、どの様に二代に受け継がれていくのか、立花夫妻によるリベンジがどうなるのか楽しみ♪


次回、第6話『告白場の代弁手』

あら、サブタイトルの最後、者以外もアリなのかw
先生こと元信公の最後の授業も終わり、偉大な大人達の庇護から卒業させられたトーリ達が、自ら考え、選び進んでいく道とは?


境界線上のホライゾン

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6 コメント

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お邪魔します (たかみち)
2011-10-31 00:27:03
gurimoeさんの記事はアニメ見るより内容が把握しやすくて本当に助かりますw

ですが私の5話の感想は少しばかり違います。

不審に思う点があるのですが、まず戦いが起こること前提なのが不思議に思いました。
「大罪武装で末世を覆せるかもしれない!
なら力尽くで奪い合って世界を覆そう!」
いやまずその時点でおかしいだろ!って激しくツッコミを入れたい衝動を抑えるのに必死でした。

なんで協力するという選択肢がないのかなーと、不思議で不思議でしょうがなかったですw
イタリアさんもせっかちさんですね!

ちょっと愚痴みたいになっちゃいましたが、私の意見はこのようなものです。
空気主人公もやっと名誉挽回のチャンスかもしれないですし、ホライゾンのために感動的なアクションを取ってもらいたいところですw

ではでは、失礼しました
返信する
>たかみち様 (gurimoe)
2011-10-31 13:27:53
・コメントありがとうございます。
お褒めに預かり恐縮ですが、原作を読んで先の展開を知っているからこその書き方なので、色々とお話の読み方、感じ方を限定する方向にまとめている部分もあるのでご了承くださいませ♪

というか、世界を大戦状態にするのが目的というよりも、結果的に各国を巻き込んだ戦乱が起こる可能性が必然的高くなるというニュアンスのほうが近いかもですね。

個人的に原作の情報から思い描いているのは、

1、聖譜の歴史記述が途切れる末世が近く、それまで順調に歴史再現を続けていきたいのが聖連所属各国の基本合意。

2、仮に極東最大の意思決定機関である武蔵が末世を回避する為(&ホライゾンを救い、その感情を取り戻す意味でも)に大罪武装の回収を目的に動き出すとすると、大罪武装を保持している各国と交渉する必要がある。

3、聖譜連盟に所属している国が、聖譜の記述を乱そうとする極東に協力する事は「連盟に対する違反的行動」なので、基本的には同盟他国に弱みを作らないためにも極東の行動を阻止する方向で動くことのが筋。

…等々の要素から、大規模破壊兵器であり、軍事的にも政治的にも価値が高い大罪兵器(ホライゾン含む)を極東に集めさせ、持たせることは認められず、ホライゾンの自害を妨害する=聖連に反旗を翻すなら各国VS武蔵という構図での武力による衝突も避け得ない事態。

…みたいなイメージです。
大罪武装を奪い合うというよりは、「暫定支配と分割統治で国力的に丸裸&政治的発言力も奪われた弱小国家である極東が、出来るかどうかも分からない末世回避の為に動きまわる、あまつさえ大罪武装を集めるなどもってのほか!だから阻止!」というわけですね。
聖連全体の方針がそうであることと、所属国同士での利権争いの駆け引きといった事情が相まって状況が複雑になっているのですが、それを今までのアニメの説明だけで全部すんなりと理解するのは大変かと。

で、黙って諦めるのか、トーリ君?というわけですが、それは次回からのお楽しみということでw
そもそも重奏世界崩壊の罪人である極東に対し、聖連がそんなに簡単に各国一致で協力することが無いだろうことは元信公も理解していたはずですが、わざわざ授業と称して声明を発表したことには何らかの意味が込められていたはず。
特に、ホライゾンと関わりがあり実際に死ぬ瞬間を見たトーリに対しては何らかの行動を起こすことに期待する部分もあったのではないかなと。
返信する
Unknown (たかみち)
2011-11-02 04:29:47
極東弱いんですね。

わざわざ分かりやすい解説まで付けていただきありがとうございます!
内容が大きく把握できた途端、次回がもの凄く楽しみに感じるようになりました(*^^*)
返信する
原作購入。 (ガドウ)
2011-11-02 14:24:16
第5話は良いバトルでしたね。
次週から下巻の話になるので残り話数はこれで削られるのでしょうか?

空気主人公はまあ・・・。

原作を通販で全巻入手しました。
最厚本は読み応えが良いです。
返信する
>たかみち様 (gurimoe)
2011-11-02 14:44:41
・コメントありがとうございます。
立場上いろいろ制限されている状態からどうやって力を得ていくかに期待ですね~。
こちらこそ、今後共よろしくお願いいたします。
(o・ω・)人(・ω・o) !
返信する
>ガドウ様 (gurimoe)
2011-11-02 14:51:29
・コメントありがとうございます。
予想されている通り、多分1巻上下で1期分カバーできそうなのでオススメ!と書こうと思ったら、全巻大人買いですねw
トーリの空気っぷりは他のブロガーさんにも結構指摘されていますが、無意味にあんな感じでは無い…はずw
1巻上下自体が「ここから始まる戦いのプロローグ」的意味合いが強いので、かなり異色のアニメ化と言えますが、境ホラについてはこの見せ方がベストだと思います。
1話で先に終盤のバトルをチョイ見せしてしまう方法を使えば、未読組の期待感をもっと煽れそうだとも思いましたがw
返信する

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