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『薔薇のマリア12.夜に乱雲花々乱れ』の感想レビュー(ライトノベル)

2009年08月30日 02時16分51秒 | ライトノベル・小説
角川スニーカー文庫のラノベ、『薔薇のマリア12.夜に乱雲花々乱れ』(十文字青先生原作、BUNBUN先生イラスト)が発売中です。

表紙は双剣スタイルが凛々しいマリアと、眼鏡が知的な“秩序の番人”副長のヨハン。
珍しい組み合わせではありますが、今回のエピソードではヨハンの活躍する場面が多く、冷徹な外見とは裏腹な熱い魂のたぎり具合には、手に汗握ること間違いなしかと。
o(^▽^)o

帯にデカデカと『君を、この腕で抱いておけばよかった。』と書いてあるので、いつにも増して不吉な雰囲気を放っている本作。
誰がこのセリフを言うことになったのかと、ハラハラさせられてしまいました。(((゜д゜;)))

前巻ではルーシーが仲間に加わり、比較的穏やかな展開となっていたのが印象的でしたが、この巻ではいよいよシリーズで最も残虐非道な男、SIXが再登場するとあって、一気に不穏な展開へと転がり落ちていくのが見所かと。
ベアトリーチェ達にした仕打ちを思えば、全く許すことの出来ないモウフォ野郎なSIXですが、果たして彼は本物なのか?そしてルーシーの父親なのか?と、物語は彼を見つけ出すことからスタートする展開です。

そのお陰で、マリア・ユリカ・サフィニアの艶姿+ルーシーの激カワスカート姿を見れるようになったのは嬉しいところかと。
というか、カラー扉絵の3人組を見ただけで女性キャラ陣のファンの方は大満足ではないかと。
設定的にプロの仕事で美しさアップ効果も加わり、眼福でした。
マリアのメイド服姿はいつ見てもガチな件ww

また、他にもフェイヤンとのラブラブっぷりが初々しいユリカや、大人の女の魅力が光る琺瑠、まさかのイキ顔wwを見せるモリーなど、いつも以上に美味しいイラストが多かった気がしました。
こういった日常の一幕が楽しげに描かれていた分、怒涛の展開となる後半がギャップで引き立っていたので良かったかと。

また、ギャップと言えばSIXと因縁の深いアジアンが見せる溢れ出す怒りと、マリアに見せる優しい顔も大きな見所です。
全く逆方向のベクトルですが、その両方共がアジアンというキャラを構成する要素として外せないですね。
クラニィへの思い、クラン昼飯時のメンバー達への思い、そしてマリアへの極限愛と、様々なものを抱える彼ですが、今までのお話で築き上げて来たものが、精神的な意味で以前よりも彼を強くしているという雰囲気がよく伝わって来ていて良かったと思います。

中でも一番大きな精神安定剤となっているのは間違い無くマリアな訳ですが、2人の心の交流部分は言葉にしていないものも含めて必見かと。

マリアからアジアンへ対しての気持ちにも、変化がより顕著になってきていてグッと来ました。
アジアンにとっても、マリアにとってもSIXという存在は忌むべき相手な訳ですが、お互いがそれを理解している故に不器用に、でも真摯に寄り添う2人の関係は、今までより一段階上の繋がりへと進むことが出来たのではないかと思います。
その空気を敏感に読み取るピンプ達も、良い仕事をしていてニヤニヤでしたww
個人的には、そんな中、マリアに何かの面影を見ているかのようなトマトクンの描写も気になる訳ですが、この辺りはもう少し先の展開待ちっぽいですね。

各登場人物達の視点で物語を語っていく手法も相変わらず見事ですが、今回はそれに加えて以前の秩序の番人対SmCの激突を彷彿とさせる描写もあり、長年読み続けて来た読者の方には感慨深いものがあるかと思います。
中でも、死地で戦う武人達の心意気には、わかっていても目頭が熱くなるのをおさえられませんでした。

ラスト付近は意外な展開でありながら、なるほどそういうオチで来たか!と感じる部分のさじ加減が絶妙でした。
完全な決着までにはまだかかりそうですが、来年予定の次巻が今から待ち遠しいところですね。

色々と過激な表現も多いですが、それが他の作品に無い持ち味となっている良シリーズです。
このままじっくりと巻数を重ねていって欲しいですね。

気になった方は是非、チェックなさってみて下さいませ。


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