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化物語第8話『するがモンキー 其ノ參』の感想レビュー

2009年08月29日 13時01分11秒 | 今まで見てきたアニメ
駿河編のラストエピソードでした。
その“切ないけれどとても優しい”幕引きにはかなりグッと来るものがありましたね。

オープニングも駿河メインの特別バージョンだったわけですが、ライト&ポップなイメージでまとめながらもバックでユリが乱れ飛んでいたりと、遊び心がニヤニヤでした(雌しべ的な意味でww)。
いや、そこだけじゃなくて、ひたぎのもとにたどり着いた瞬間にバッサリと切断されたのも本編を暗示させていて印象的でしたね。
3話目に持って来て正解だったと思います。

駿河の右手に憑いたレイニー・デヴィルを無効化するために暦が取った手段は“自己犠牲”が前提の危険な賭けだった訳ですが、駿河の真の願いは予想よりも根深い所にありましたね。
無意識とはいえ、人1人を殺してでもひたぎを奪い取りたいと思ってしまうほどに、駿河の想いが深かった事がよく伝わってきたと思います。
女の子同士だったり、怪異が絡んでいたりと状況が複雑なのはさておくとしても、ままならないのが恋愛というのもまた事実ですし、理解&同情できる部分も多いですね。

結果的にはレイニーデヴィルの力に頼ってしまった駿河ですが、そんな力があると知りつつ、一度はひたぎから身を引いた訳ですし、その愛情はひたすら純粋なものであったと考えて良いかと。
もっと早い段階でひたぎと結ばれることを願う選択肢もあった訳ですし。

過去の過ちが駿河の人生に大きな影響を与えたことは間違いないわけで、その意味では駿河も被害者な訳ですが、子どもを想う故に駿河の母親が手のミイラを残したことは悪意ではないですね。
また、足が遅い駿河をからかったクラスメート達は、子どもの無邪気さ故にその悪意がどれだけ相手を傷つけるかキチンと理解していなかったと考えることも出来ますし、悪意というよりは無知故の残酷さというニュアンスの方が個人的にはしっくり来るかと。
もちろん、からかわれた方はたまったものではないですが。

少しずつの歪みが積もり積もって、というのは悲劇的展開には付き物ですが、そこに怪異が紛れ込むことによって大惨事一歩手前までいってしまったのはある意味当然の成り行きかも。
むしろ、そこで踏みとどまれた分まだマシだったかなと思います。

ですが、今回の一件では、駿河は既に怪異の実態を少なからず理解していたわけですし、その意味では起こるべくして起こったという感じはしますね。
ひたぎと付き合いだしたのが暦だったからこそ、死に至りはしませんでしたが、他の人間なら間違い無く死んでいたはずですし。
実際には、そんな暦だからこそひたぎの心を開くことが出来たわけで、このままズルズルと何も起こらないまま時間が経っていけば全く予想のつかない展開になっていた気もしますが、恋愛的なハッピーエンドが有り得ない以上は速やかに未練を断ち切れるようにしてあげるのが一つの優しさであったのも真実でしょう。

その意味では、今回のひたぎの行動は実に理にかなったものであり、今まで駿河を避けていたことを差し引いても十分な働きかけだったと思います。
駿河を想っての行動であるよりもまず、何より暦のためであったという絶対的な価値観の提示は、駿河の胸を再度抉る結果にはなりましたが、腕を切らずに駿河を呪縛から解き放つ唯一の方法でもあったのでしょうね。
“恋人”としては受け入れてもらえなかった駿河ですが、“友人”としては受けれられた訳で、全くの拒絶ではなかったというのもかなりポイント高かったですね。
駿河の告白を退けつつも疎遠にしたことを詫び、側にいてくれるように願い出たひたぎの“強欲さ”は、駿河が大切な者であるからこそ向けられているわけで、ひたぎをよく理解している暦が気付いたその真意は、同じくひたぎを追い続けた駿河にも十分伝わったのではないかと。
自分に対するひたぎの想いの深さにも改めて気付いたでしょうし、その意味でもニヤニヤでした。

暦に何度も警告しながらも、全てを予見して手回しをしていた忍野先生がマジで格好良かった件。
今回は少し意地悪っぽい見た目の演出になっていた分、余計に有能さが際立った感じでしたね。
駿河と暦のタイマンをさせず、ひたぎの宣言でレイニーデヴィルを矛盾無効化させることも出来たでしょうが、それでは駿河自身も心から納得出来なかったでしょうし、暦の自己犠牲を軸にし過ぎる傾向を改めさせる事も出来なかったかも知れませんね。

互いに隠しあわないという暦とひたぎの交際の取り決めは、暦自身が言い出した事でしたが、ひたぎの事を想うあまり、その約束自体を忘れてしまっては本末転倒でした。
かなり痛い目にあうことになりましたが、その分、今後は2人で一緒に悩みつつ、様々な選択肢を見つけることが出来ると良いなと思います。

今回のレイニーデヴィルの呪縛は解けたものの、左手が変化したままなのは変わらず、バスケもやめざるを得なくなった駿河。
失うものは多かったですが、それ以上に得たものは大きかったと、結果的には綺麗なオチでまとまったのでホッとしました。
駿河とひたぎの繋がりがきちんと修復されていることが判るようにエピローグ部分もしっかりと作られていて好印象ですね。
いや、デートの呼び出しの為にパシリとして使われているようにも見えますが、本人が喜んでいるならアリかとww
とりあえず、スパッツ!可愛いよ、スパッツ!!ということでめでたしめでたし。
(//▽//)

次回、第9話、『なでこスネイク 其ノ壹』

新章スタート&原作下巻突入ですね。
新ヒロインがどんな性格なのか、今から楽しみです。



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