俺の妹がこんなに可愛いわけがない３巻の感想レビュー（コミック版）

アスキー・メディアワークスからコミック版『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』（伏見つかさ先生原作、いけださくら先生作画、かんざきひろ先生キャラクターデザイン）の３巻が発売中です。
特装版の表紙は、ファンの間でマイラブリーエンジェルあやせたん（ｂｙ京介）というキャッチコピーでお馴染みのあやせ。
特装版は彼女のフィギュア付きなので、欲しい方は急いで本屋さんへGOしないと！
白い肌に黒い羽のコントラストが際どくてエロ可愛いイラストに思わず昇天しそうでござるｗ
オビに黒子が登場している辺りも、良い感じにシンクロしてますねｗ

お話的には、丁度アニメでも放映された麻奈実のお宅訪問回と、黒猫大活躍の夏コミケ回のエピソードを収録。
アニメになかったパートや演出が追加されているので、じっくり見比べてみるのも面白そうですね。
メディアミックス街道驀進中の本作ですが、基本は同じでもそれぞれ少しずつ見所、趣向を変えてあるので、原作から全てを追いかけているディープなファンの方でも新鮮に楽しめるのが嬉しいですね。
あやせの本格的な黒化は次巻からですが、幕間の4コマでちらりとその片鱗を表していてニヤニヤですｗ

麻奈実回は、ぶっちゃけYOU達、もう結婚しちゃいなYO！な感じでご馳走さまでした！＆良い最終回でした！！展開ですね。
基本的に、会話のイニシアティブをとってからかう側のポジションにいる京介ですが、ありえないと思いつつも麻奈実に彼氏が？あるいは悩み事が？と不安にかられる様子には、どれだけ麻奈実のことを大切に想っているかが感じられて胸熱です。
猫の手も借りたいならぬ、妹の手も借りたい状態になってきりりんに相談するくだりは、きりりん当人にとっては結構複雑な心境な気がしますが、それでもきっちりアドバイスをしてあげるところが優しいですね。
直接言葉で言わない、きりりん自身の胸のうちが確かに感じられる表情やカット割りも見事でした。
余談ながら、例のカ◯◯◯◯コムネタキタコレ！
ソッチ系のサイトで『眼鏡のまま』を選んでしまう京介…これが男の性かｗ

コミケ回は、黒猫のトレードマークであるゴスロリ衣装のキャストオフが見られることが大きなポイントですが、さり気に京介を意識し始める微妙な感情変化が描かれているのも見所ですね。
原作７巻ではあんなことになってしまう彼女ですが、そのためのフラグが徐々に積み重なっていっていると思うと感無量ですｗ
ジェラってちょっかいを出し始めるきりりんと、それを華麗にブロックする京介の行動には一触即発の香りがチラッと漂いましたが、恋のライバルとしてはともかく、同じオタク友達として黒猫のカラダを気遣う場面が見られる一幕など、お互いの関係が深まっている様子が感じられて良かったです。

そんな感じで、今回はメインではなく、サポート役ポジションでの活躍になったきりりんですが、掘り下げ的には大成功だったかと。
京介に対する攻撃的な言動の鎧の中にチラリと見える、彼女の本音の可愛らしさを、たっぷりと堪能して頂きたいところです。


気になった方は是非、チェックなさってみて下さいませ。

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