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『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』1巻の感想レビュー(ライトノベル)

2013年01月20日 18時46分28秒 | ライトノベル・小説
GA文庫のラノベ、『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』(大森藤ノ先生原作、ヤスダスズヒト先生イラスト)が発売中です。
この『ダンまち』ですが、“GA文庫大賞初の《大賞》受賞作”という事で、既に公式のスペシャルサイトやTwitterアカウントが作られていることでも話題ですね。
これはゆくゆくはアニメ化も視野に入っているのかしら♪

物語的な軸の部分がシンプルでしっかりしていることに加え、基本的に主人公視点多めで読みやすい文章、スタイリッシュな美人さんを描くのが得意なヤスダ先生の起用と、読む人を選ばない作風なので、ラノベ好きはもちろん、普段あまりラノベを読まない人にもおすすめ出来そうかと。
唐突におっぱいを揉んだりのイラストもありますが、なんだか上品なイメージw
あと、ブックカバーの素材が某ヨザカルと一緒なのも、ちょっと高級感があって良いですね♪

お話的には、神と人が共に暮らす世界で、英雄になって女の子と仲良くなりたい!という野望を胸に、駆け出し冒険者としてダンジョンに潜る毎日を送っている主人公のベルが、迷宮内で自分の危機を救ってくれた高レベル女剣士・アイズに一目惚れ。
なんとか彼女に匹敵するような強い男になりたい!と一念発起したベルですが、実力の差は天と地ほどの開きがあって、まだまだ目標は遠い…はずだったのですが、彼の身にある特殊なスキルが芽生えたことで状況は一転して…!?という、ファンタジー系ボーイ・ミーツ・ガール展開です。

ファンタジーの中でも、ダンジョンRPG風の世界観を持った作品は昔からありましたが、そこにハーレムの要素を加える事で現代のラノベらしさを出しているのが新鮮に感じられました。
オンラインゲームを舞台にしたような作品も増えている昨今ですが、あえてパーティーではなくソロでの冒険をメインにした構成になっているのも、オリジナリティがあって面白いかと。
将来的にハーレムものの予感!ですが、仲間として共闘するのではなく、街のギルドのお姉さんや酒場のウェイトレスさん、一緒に住んでいるロリ巨乳な神様(!)といった女性との繋がりがアットホームに描かれているのが心地よかったです。

はじめからベルをとりあって恋の鞘当て!みたいなよくあるパターンではなく、たまたま知り合った純朴な男の子を応援しているうちに、なんとなく気になり始めて…といった初々しさが、純愛系ラブコメ好きには堪りませんのう♪
ベルにとっての本命の女性はあくまでアイズであって、各ヒロインに対して感謝はしつつも、色目を使ったりはしない謙虚さが、ヒロイン達の母性本能をくすぐるような感じというか。
なんというウラヤマ環境w

ベルとアイズが直接的に絡むのは冒頭の一幕のみですが、にも関わらず彼女に憧れる一心でひたすらレベル上げに勤しむベルのひたむきさは好感度高し。
実はベルのことが元々大好き!な、同居人もとい、同居神であるヘスティアのジェラシーぶりも(・∀・)ニヤニヤで、むしろ読者としては、彼女の方を応援したくなってくる方も多いのではないかとw
ベルには強くなってほしい!でも、その身に宿したスキルの真実については彼に伝えたくない!という気持ちの間で、複雑に揺れる乙女心美味しいです♪

ザックリ言うと、“恋する想いが力に変わる!”を地で行く展開なのですが、それを単なる比喩ではなく、設定的な理由を加えて物語の中核としたことが本作の肝であり、発想の勝利だと思います。
単純に、ベルがアイズを振り向かせることが出来るのか?という事に加えて、ベルはどこまで一足飛びに強くなっていけるのか?ヘスティアはいつスキルの真実をベルに伝えることが出来るのか?スキルが使えなくなってしまうような、ラブコメ的にショッキングな出来事が起こってしまわないだろうか?etc.といった感じで、色々と興味が湧いてきますね。

また、世界観を構成するダンジョンとモンスター、神とレベルアップシステムといった設定部分もわかりやすく解説されており、今後もますます掘り下げ、或いは広げていく事が期待できそうで楽しみ♪
当面の敵と言える存在についても、明確に描かれているので、次はどんな手を使ってベルを狙ってくるのか気になるところですね。
本編ラストの一文が、あまりにあんまりな感じwではありますが、2巻も間を置かずに発売されるとのことで、続きが早く読みたいです。


気になった方は、是非チェックなさってみてくださいませ。

『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』(GA文庫)_PV


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