gurimoeの内輪ネタ日記(準備中)

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機動戦士ガンダム00セカンドシーズン第9話『拭えぬ過去』の感想レビュー

2008年12月01日 17時30分07秒 | 機動戦士ガンダム00 2ND SEASON
『逃れられないのね、私は・・・(あの、忌まわしい過去から・・・拭えない過去から・・・)。』
スメラギさんの戦術予報が冴え渡る!
地上から宇宙へと脱出するという僅かな時間が中心のお話ですが、様々な人の思惑が交差し、迫力のあるバトルシーンとあいまって、良回だったのではないでしょうか?

『ものたりねぇな、ガンダム!』

スローネの発展型、アルケーガンダムで襲い掛かるサーシェス。
近接武器の剣といい、早さを増したファングによる全方位攻撃といい、ガンダム2機を相手にしても始終優勢なまま戦い続ける姿には驚かされました。

『お前らのせいで体の半分が消し炭だ!野郎の命だけじゃ足りねぇんだよ!再生治療のツケを払え!てめぇの命でなぁ!』

二―ルの攻撃は届いていたものの、完全に息の根を止めることは出来なかったという訳ですね。
ルイスの様に再生が出来ない状態にはならず、体自体は元通りに復活したみたいです。
機体の操縦技術を見る限り、特にハンデとなる要素はなく、4年の間に完全にもとの状態に戻ってしまったみたいですね。
残り半分も消し炭にして、二―ルの敵を討つのはティエリアか、それともライルなのか気になります。

『ガンダムで行かせて正解ね。』

先週のパーティー潜入にワザワザガンダムで乗りつけたのは何でだろうと思う部分もありましたが、アロウズの追っ手を考慮したスメラギさんの予想だった訳ですか。
最近のスメラギさんは絶好調ですね。

『貴様がロックオンの仇か!敵討ちをさせてもらう!』

『自業自得だ!右目が見えねぇくせに戦場に出てくるたぁ!』

ティエリアが復讐に燃えていますが、サーシェス自身はあくまで冷静に判断している模様です。
右目の怪我について指摘されたことで、それに負い目を感じているはずのティエリアはますます闘争心に火がついたのではないでしょうか?
セラヴィーの秘密武装、「隠し腕」がアルケーを襲いますが、

『隠し腕!?・・・こっちにもあるんだよ!』

アルケーにも隠し腕がww
足先から生えたビームサーベルがカッコヨスです。
セラヴィーの隠し腕はジ・オっぽい、いかにもな感じでしたが、アルケーの方ははじめから使用されることが前提っぽいデザインだった気がしました。
両手両足全部にサーベルで4刀流みたいな感じになったら強そうですね。

ダブルオーの援護も入りますが、依然サーシェスの優位は動かず。

『まとめてお陀仏・・・ん!?援軍?4対1か・・・。さすがに分が悪い。』

アレルヤたちが駆けつけ、戦況が不利になると同時に撤退するサーシェス。
プロっぽくて良いですね。
このまま戦い続けていたら、どこまで倒すことが出来るか見たかった気もしますがww

『そうこなくちゃいけねぇよなぁ!こうでなくっちゃ!』

簡単には全滅させられませんでしたが、戦闘狂であるサーシェスには戦い自体がご馳走です。
死闘の予感に喜ぶ姿が印象的でした。
サーシェスの戦い方はいつも生々しい感じがして迫力があるので、今後の出番にも期待ですね。

『彼らには僕達に対抗して欲しいのさ。』

リジェネはティエリアを仲間に引き込む気があったようですが、リボンズはマイスターたちを泳がせて、それと戦うアロウズの正当化を図る方が重要だと思っていたようです。
リジェネは行動がかなり突飛な感じがしますが、ツインドライヴシステムをはじめ、イノベイターが知らないところでイオリアが何らかの目論見を持っていたのではないかと疑っているみたいですね。
リボンズが裏をかかれるようなイレギュラーがそのうち起こるのか、それすらねじ伏せてマイスター達の障害となるのか、今から楽しみです。

『私の体について、お聞きにならないのですか?』

『聞いて欲しいか?』

『いえ・・・。お気遣い、感謝します。』

ルイスと会話するアンドレイの毅然とした受け答えがカッコ良いなと思ったのですが、ルイスのいないところで先回りして調べていたのにはちょっと残念。
家族を失ったことはもちろん、細胞障害のことも既にチェック済みでしたか。
すぐにデートに誘ったりせずに、まずは外堀から埋めていく作戦なのかもww

『宇宙に上がる?』

スメラギさんの予想で、アロウズに包囲されることを考慮し、宇宙へ脱出することに。
ガンダムのGNドライヴで発生したエネルギーをトレミーに繋げて、出力を上げれば高速での大気圏突破も可能なんですね。
何にでも利用できるGNドライヴの便利さに脱帽です。

『連絡、取ってないのか?』

『うっ・・・。』

ルイスと会ったことを沙慈に伝える刹那。
これで沙慈もルイスがアロウズ関係者だということがわかったのでしょうか?
ビリーだけならともかく、護衛にアンドレイがいたので、やはりアロウズに関係していると判断するのが妥当な線かなとは思います。
気持ちが離れている訳ではないのに、一緒に入られない2人にヤキモキしてしまいますね。

『敵の作戦指揮官も、今のオーソドックスな戦術は先刻お見通しでしょうし。』

『ぶ、無礼な!上官である私を愚弄する気か!』

『ライセンスがあります。』

『なんだと!?』

リント涙目ww
結構やり手な印象だったリントですが、カティだけでなくリヴァイブにも指揮能力で太刀打ち出来なさそうです。
短い栄華でした。
かつてセルゲイに威張り散らしたのと同じような返し方をされてしまったのがニヤニヤです。

『貴官もワンマンアーミーだというのか?』

思わず聞き返したカティでしたが、リヴァイブはカティの戦術に従うことを確約。
ブシドー=ワンマンアーミーは確定wwですが、ライセンス=ワンマンアーミーなのかどうか気になりますね。
権限はあるけど、隊を乱すつもりは無い、というところでしょうか。

『なるほどね・・・。兄さんは家族の仇を討つためにそのサーシェスってやつを・・・。世界の変革より私怨か・・・。兄さんらしいと思ってな。』

『不服なのか?』

『いや、尊敬してんだよ。』

二―ルを殺したのがサーシェスだと知らされたライルでしたが、取り乱したりせず、静かに受け止めたのがカッコ良かったです。
刹那も自分がライルたちの家族を殺した組織、KPSAのメンバーだったことをうち明けます。

『あの時、俺が仲間を止めていれば・・・。』

『その時、お前が止めていたとしてもテロは起こってたさ。・・・そういう流れは変えられねぇんだ。すべて、過ぎたことだ。昔を悔やんでもしかたねぇ。そうさ、俺たちは過去じゃなく、未来のために戦うんだ。』

驚きはしたものの、刹那を責めるような事はしなかったライル。
軽薄に見せていたのは上辺だけで、本当は信念の固いキャラだったんですね。
かなりポイントが上がったというか、見直しました。

(己の正義に準じて生きる・・・。だがそれが、本当の未来に繋がるのか?イノベイターに敵対することが、本当の未来に・・・。)

むしろ、ライルの考え方に触れて心が揺らいだのはティエリアでした。
先週の事件で決心が付いたのかと思っていたので、個人的には意外でしたが、色々と悩むようになったこと自体がティエリアをより人間らしくさせていく要因でもあると思うので、しっかり悩んで、良い結論を導き出せると良いなと思います。

『やはり新型を開発しているか。』

『グラハ・・・いや、今はミスター・ブシドーだったね。』

『勝手にそう呼ぶ。迷惑千万だな。』

『気に入ってるのかと思ったよ。ところで今日は何の用だい?』

『貴官の開発主任就任の祝福を。それと、試作段階のあの機体を「私色に染め上げて」ほしい。』

『ふっ、どうやらそっちがココに来た本命だね。要望はあるかい?』

『最高のスピードと、最強の剣を所望する。』

『合点承知☆・・・そのかわり確実に仕留めて欲しい。ソレスタルビーイングを・・・。』

『ん?無論だ。私はそのためだけに生きている。』

『ふっ。あ、そういえば君のいる部隊、作戦行動中のはずじゃ・・・。』

『艦隊戦に興味はないな。』

『そこまで作戦を読んで・・・。』

『心眼は鍛えている。』

ビリーさんもノリノリにww
というか、ツッコミどころが多すぎるのにもかかわらず、本人達は大真面目なのがさらにツボを刺激しますね。
ようやくミスター・ブシドーの正体がハム様だと公式に明らかにされてファンも一安心、といった所でしょうか。
スピードで翻弄するタイプなのに剣で戦うということは、順当に考えて軽量&一撃離脱系の辻斬り殺法が得意な機体になるということでしょうか。
早く武者フラッグの雄姿が見たいですね。
しかし、作戦を先読みしていたとはいえ、モビルスーツに飛び乗って堂々とサボるフリーダムさは既に最強クラスかもww

『やりますよ、大佐!』

トリロバイトの展開と同時に、アロウズ部隊も配置につきます。
コーラさんも出撃!
果たして腕はどれくらいあがっているのか?期待が高まります。

『あのときの続きを聞かせてくれ。お前が見つけた世界の歪みとはなんだ?』

『それは・・・。』

スメラギにも報告せず、考え続けるティエリア。
しかし、アロウズの接近とともにトレミーも離脱体制に。
今週もイノベイターたちのことを告げられなかったティエリア。
このまま何かのアクシデントに巻き込まれて伝えられない状態になったりしないか心配です。

『中東をあのままに、宇宙へ上がる。アロウズから逃げるために・・・。』

コクピットで呟く刹那。
マリナのことは口に出さないところが彼らしくもありますが、自身の過去のことだけでなく、彼女のことも気にしてないわけではない・・・と良いなぁww
今回マリナの出番は無かったですが、もうちょっと登場シーンを増やしてあげないとかわいそうかなと。

大型魚雷の爆発力を初期加速に利用し、大気圏突破を図るスメラギさん。
いや、そんな不確定要素を計算に入れるのはどうなのかとも思いますが、演出としては最高にカッコ良かったですね。

『効かねぇじゃねぇか!・・・このぉ~!』

艦船の常識を超えるスピードで上昇するトレミーに、何とか追い付こうとがんばるコーラさん。
しかし、ミサイルの一発が機体にヒット。

『またかよ~~!』

不死身のコーラサワー伝説は、まだまだ続きそうですね。
ルイスも最後まで粘っていましたが、ピーリス機に乗り換えたということでしょうか?

『上昇角度の変更は、たったの3度・・・このガデッサには、たやすいこと!』

アロウズ部隊の追撃を振り切ったトレミーでしたが、上空からの狙撃を受けてしまいます。
リヴァイブの乗る機体は長距離砲戦仕様だったみたいです。
これはライルとの撃ち合いが楽しみな感じですね。
直撃こそ受けたものの、軌道がずれただけで爆発はしませんでした。
それとも、出力を手加減されていたのかも?
どちらにせよ、破壊できなくても味方のいる空間に誘導する二段構えの罠を張っていたカティの作戦勝ちか?と思われましたが・・・。

『敵の数は?』

『敵・・・巡洋艦1隻、モビルスーツ6機です!』

『そう・・・予測範囲内ね。』

それすら読んでいたスメラギさん。
そこにしびれる、憧れるぅ!

『ガンダムです!』

『援軍がいた?いいや、あの機体は違う。もしや!大気圏離脱中に緊急発進させたというのか!?』

『・・・一気に本丸を狙い撃つ。ダブルオー、目標を駆逐する!』

指揮官だったジェジャン中佐が宇宙の塵に。
配下の機体も退散。

『読み勝ちだな。』

『どうにかね。』

一息つくスメラギさんたちの後ろで、マリーの寂しそうな表情が映されたのにグッと来ました。
元同僚や上官を倒して前に進むことになったのですから、ピーリス時代の記憶が思い返されるのも当然かも知れませんね。

『敵モビルスーツから有視界通信によるメッセージが届きました。読み上げますか?・・・「ソレスタル・ビーイングのリーサ・クジョウの戦術に敬意を表する。独立治安維持部隊大佐 カティ・マネキン」』

(マネキン・・・カティ・マネキン・・・。そんな、彼女がアロウズに・・・。)

スメラギさんの脳裏に、学生時代、ビリーと同じく同級生だったカティの面影がよぎります。

『逃れられないのね、私は・・・(あの、忌まわしい過去から・・・拭えない過去から・・・)。』

サブタイトルの意味は、ここにあったんですね。
個人的には二―ルの死についてライルが思い悩むような展開を予想していたのですが、彼はスッキリしていましたし、ならば、ティエリアが昔と今の自分の考え方を悩んでいるのを象徴する言葉としてそうつけたのかと思っていたのですが。
今回はスメラギさん大活躍という感じだったので、最後にちょっとケチがついてしまったような気もしました。
刹那にしても、他のキャラにしても、過去を忘れてしまうのではなく、抱えたまま前に進んでいく、という姿勢を貫けるかどうかが重要なのかもしれませんね。

Cパート

『ジェジャン中佐が戦死・・・。これ以上の犠牲を出す訳にはいかん。彼らに要請するしかあるまい。イノベイターを・・・。人類を超えた存在を・・・。』

ビリーパパことホーマーが重い腰を上げることに。
というか、中佐が1人欠けたくらいで頼るのって早すぎな気がしますがww
せめてもう少しジェジャンの活躍が描かれていたならもう少し説得力があったのかもしれませんが。

『おお~、こいつか!』

『形式番号GNR-010、機体名「オーライザー」よ。』

『よくやってくれた、リンダ!こいつがあれば、ダブルオーは無敵だ!』

リンダって奥さんですか?
やるなぁ、イアンさんww
ミレイナはお母さん似ってことでしょうか。
あとで設定チェックしないと。
それはともかくとして、リボンズにたいしたことの無い性能だと思われているダブルオーですが、合体することで無敵の強さを発揮できるのか、次週が楽しみですね。

次回、第10話、『天の光』

「それは、罪を背負った天空の輝き」、というナレーションがありましたが、どんな意味が隠されているのか気になりますね。
オーライザーが届けられるまでに誰かがやられてしまったりするのでしょうか?
天で光るといえばオーガンダムのイメージもありますが、今週に引き続き、派手なバトルシーンが見られることに期待したいです。





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2 コメント

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毎度どうも (westernblack)
2008-12-05 17:51:21
スメラギさん、今カッコよすぎて後で落ちるのが心配です。自分のセリフから「過去から目をそむけているのが自分の弱点」と自覚してください。多くの視聴者がそう感じたことでしょう。でもgurimoeさん、憧れるというお言葉もわかります。彼女はいろいろと視聴者をイライラさせますが、作戦家として得がたい天分を持っていることが前期以来一貫して描写されてきたちょっと羨ましい人。それに加えて私がコメントでほぼ彼女の悪口を言わないのは、前期の最初のOPで爆炎を抜けてなお前だけを見続ける彼女に社会人として「憧れる」からです
今期こそ本編でも最後にはそう感じさせてくださいな
でも危ないか、脚本書いてるのがアノ人ですからね~
でもやっぱり期待しちゃいます♪
それでは失礼します
返信する
>westernblack様 (gurimoe)
2008-12-06 00:50:41
・いえいえ、こちらこそ恐縮です。

というか、スメラギさんの活躍自体が結構意外(というか、あのダメラギさんが!みたいな書かれ方をされている方が多いのがww)みたいですね。
1期の時は特に彼女の予報が駄目だと思わないで見ていたので、個人的にはそっちの方が驚いた感じのgurimoeです。

というか、母艦のリーダーというポジショニングをつとめているという時点で、個人的に惹かれてしまう部分も多いのですがww
アムロはアムロ、シャアはシャア、でもブライトはブライトさん。と、無意識につけてしまったり。

部隊の指揮を執る立場の人間なら、もっとクールに物事を割り切っていかないと駄目だというのがセオリーですが、スメラギさんの場合は、マイスターやトレミーのクルーに対しても意外と気を回しているあたりが人間臭くて良い感じかなと思います。
お酒に逃げるあたりもある意味ではリアルかもww

ただ、常に長としてあり続けなければならない彼女自身の心を支えるには、4年前のクルー達は若すぎたのかな、という風にも考えられるかもしれません。

4年という歳月を経て、成長した刹那達が、ともに戦う仲間としてスメラギさんのことを信頼してくれたからこそ、彼女はもう一度トレミーの一員として、聡明な戦術予報士として現場復帰できたのではないかと思います。

ビリーやカティと敵対することを余儀なくされたスメラギさんですが、今後の活躍にも期待したいですね。
リヴァイブやハム様など、戦術予報士じゃないのに凄い戦術眼を持ったキャラが増えていますが、頑張ってほしいところです。

関係ないですが、あのプロポーションを維持し続けていることにも憧れてしまうかもww
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