くらぶとろぴか

きもちはいつもシパダンの海の中。シパダンとコタキナバル旅の備忘録、ときどき弾丸、そしてホームワークアウトおたく。

シパダン2014(3)11月19日(水)シパダンへ

2014-12-16 15:16:24 |  ダイビング
夜明けのレッドブル
ひさびさの始発便利用で、5:30起床。
窓の外、丘の上空には、やせ細った三日月が光っていた。
きのうの洗濯物はいい具合にかわいてくれて、急いでスーツケースにつめこんでいるうちに、どんどん明るくなってきた。

5時50分、茶色い瓶の、東南アジア版レッドブル@RM1.60をぐびっと飲んで、6時にチェックアウト。
ホテル前にはタクシーが何台か待機していて、即、KKIAへ出発。
早朝は、変わらずRM40.00。


KKIA
カウンターで荷物を預けたら、車寄せへ出て、しばしキナバル山をながめる。

透明度はいまいち。
時間は6時半。


ナシレマ@カヤ・コピティアム
きのう目をつけたコピティアムで朝食。


店の前には、テイクアウト用にボックスのナシレマ@RM5.00が積んである。
カヤトーストと迷うが、テタレが飲みたくて、甘×甘を避けるためにナシレマ。
ボックスナシレマはプレーンで、店内で皿に盛って出すのはアヤム(鶏)いり。
ボーディングまであまり時間がないので、ボックスにしておく。

味はまあまあ。
空港にしては安いけれど、町のKEDAI KOPIのナシレマRM1のほうがおいしい。
今朝もテタレ。でもホット。


MH2121 コタキナバル07:20 タワウ08:05
離陸して海とキナバル山が一度に見える瞬間が大好き。


時間的にもう、金色に輝くキナバル山は見られず、青いキナバル山。


けさはバルクヘッドの窓側の席。
わずか45分の搭乗時間なので、足元が多少あいていようが、あまり恩恵はない。
ジュースは最初にサーブされたからか、めずらしくマンゴネクターの氷は溶けてなくて、薄味になっていなかったけれど。
最前列の利点は早く降りられること。
最前列の難点はトイレが遠いこと。
タワウ空港のトイレは超汚いので、いつも到着しだい、機内のトイレに行ってから降りるのだが、さすがに最前列から最後尾のトイレまで降機時に行くのは川を遡上する鮭状態でヒンシュクなので、遠慮しておく。


タワウ空港~センポルナ
荷物をピックアップして車寄せに出ると、いつものドライバーさんが迎えに来ていた。
ピックアップは私だけ。
センポルナまでの1時間ちょいは、眠って過ごそう。
小一時間走り、ドライバーのケータイが鳴り、なにやら話してると思ったら、車が突然止まった。
道の両側は椰子の木農園。
こんなところで、なんだなんだ?
ドライバーさんが「TOM」とひと言。
前を行くミニバスが止まり、トムが「オハヨー」と乗り込んできた。
先走ってるんだし、わざわざこんな中途半端なところで乗り換えなくても・・・と思ったが、考えてみたら、ミニバスはエアコンなしのぎゅうぎゅうだし、そりゃ、ガラガラのこっちに来るよね。


センポルナ
9時半すぎに、センポルナに着いた。
いつもはC/E系列のダイビングサービス「ボルネオグローバル」で時間つぶしをさせられるのに、きょうはシーフェストのロビーで待つように言われる。
珍しいなと思ったら、シーフェストで10時にひとりピックアップするらしい。

サザンフィリピノの相次ぐチャイニーズ誘拐で、チャイニーズツーリストが激減と聞いていたのとは裏腹に、チャイニーズばっか。
しかも、ひとめで大陸からとわかる人びと。
全身びしょびしょ、海パン一丁で、ロビーを歩いたり、ありえない。
いくらシーフェストが田舎のホテルだとは言っても、一応、ホテルだ。
ホテルスタッフ、注意しろー!

こうしたチャイニーズの滑稽な挙動を横目に、売店をひやかしに入ると、またもアイスクリームの誘惑に負けた。
けさもヤム。
ヤムアイス片手にサバのローカル誌を読み始めたら、まだ10分以上あるのに、トムが「もう行くぞー」とせかしに来た。
「へ⁉︎まだ10時まで10分もあるけど…。」

シーフェスト前の船着場は、ただいま何らか建築中。
その横に、かろうじて小さなjettyが残っていて、沖からのろのろとC/Eのボロいトランスファーボートがやって来た。
ああ、ラパスの快適ボートが恋しい。
さっさとC/Eのぼろいトランスファーボートに乗せられたものの、もうひとりは来ないわ、暑いわ、建築現場がうるさいわ。
くい打ち機でカーン、カーン、カーン、カーンとやっている。
底は砂地の海中だから、やわらかい地盤で手応えなくずぶずぶっと行きそうなものの、やはりうるさいことには変わりがない。
やがて、ムダに背の高いヨーロピアンがひとりやってきた。


センポルナ~セレベス・エクスプローラー乗船
さあ、危険な海域の航行をいよいよ開始。
夜間航行禁止で不審船は一目瞭然としても、昼間はどう警備しているのかね?
外務省的には危険エリアなのに、そこで流木踏んだりで、あいかわらずよく止まるC/Eボート。

シパダンは見えてきたが、シーベンチャーまでも距離がある。
ノンストップでシパダンにつけることなんて、まあ、ないだろうな。
ただ、危険と言われる海域に浮かんでいても、特にヤバい感じはしない。


船上の人びと
母船に着くと、出迎えのスタッフには、知らない顔がふえていた。
さっそくゲストのひとり、フレンドリーめな白人のおっさんが「ないすとぅーみーちゅー」を言いに来た。
見渡す限り、女性は白人カップルの片割れ一人しかいなさそう。
あとはフレンチ4人衆で、3人はじいさま、残る1人は30代だが、見た瞬間にオネエ。
プラスおとなしそうな白人2人。
ゲストは私以外、みんな欧米か⁉︎(古っ!)
11月23日の旗日もあるし、日本人いるかと思ったのに・・・

ジェリーは、もうガイドはしていないのか、ピグミーシーホースのような腹になっていた。
単にアラフォーで代謝が悪くなったのか?
20代前半と思しきスタッフ以外は、皆、同じ腹をしている。
ここのサラダ油満載の、栄養の偏った食事のなせるわざ?

ゲストリレーションズは新人で、腹は出ていないし、まだ若いが、なんだか微妙にくねっとした男子。
話をするときには、超営業スマイルをふりまいてくる。
とるものもとりあえず、器材をとりだしたくて、スーツケースにちょっとさわっただけで、新人くんは飛んできて、ノーノーノー、僕が運ぶから、みたいな感じ。
ある意味、プロ意識が強い?

さて、きょうからSプロの新しいBC。
最安値を求めて、BCとパワーインフレーターを別々に買ったので、パワーインフレーター用中圧ホースのファーストステージへの付け替えはDYI。
でも、私は必要なレンチやスパナを持っていないし、慣れてる人にやってもらった方が無難なので、C/Eに乗ったら誰かに頼もうと思っていた。
きょうは幸い、この船では一番信用のおけそうなトムがいるので、トムにお願い。


さらに劣化のC/E
ダイニングでゲストカードに記入したら、私にはブリーフィングもなくルームキーを差し出され。
部屋は6号室。
ベッドのリネンがすりきれているし、タオルはしみだらけだし・・・。
洗面の床はジメジメ。
たぶんなんらか水漏れしてそう。
ホテルから持ってきたスリッパじゃ、水がしみてきてダメだ。
裸足でいると、床に貼ったつぶつぶがはがれて、足裏に小石がくいこみ痛い。
やはりDAISOでプラのスリッパかサンダルを買っておくんだった。
少しでも不快度数を下げるために、まずは、家から持って来たリセッシュを、枕にシーツにシュッシュ。
99.9パーセント、除菌してね。
そして除菌クリーナーでテーブルをふいてから、私物を置く。
あらためてC/Eの居住空間の最悪だー。

部屋に入ってわずか5分。
外から「Diving?」とジェリーの声。
「いますぐ?」と聞いたら、「早く!」
もうひとりへのブリーフィングはちゃんとしたのか?
乗って20分もたたないうちに1本目に出発である。

ガイドはラフさん。
去年もいたチェホンマン似のガイドだ。
もう一人は高木ブーだったな。
ブーはまだいるのかな?

忘れ物があるんだかないんだかもわからない状態で、即ウェット着てボートへ乗り込む。
ふたたび、さっきのフレンドリーな外人が握手を求めてきた。
私がTG3を持っているのを見て、「私のTG3は、KLで買ったんだが、10分でシャットダウンして、起動しなくなった」と嘆くので、That's too bad.
さらに、その前はTG2で、すぐにこわれたと言うので、What a shame!
私が日本人だから、日本製品にたいしてクレームか?
それにしても、初期不良をたて続けにひくとはお気の毒。
アブダビに住むアメリカ人らしい。
ちょっとブッシュ元大統領がお。
さて、他のダイバーズは、おとなしいフランス人、器材装備がマニアックなスペイン人、私と同じボートで来たオランダ人で、ダイバー5人にホンマンさん。
EU3人がそろいもそろって真面目で静かな36才って感じなのに、いちばん年配なブッシュがいちばん落ち着きがないとみた。


1st dive Barracua Point
買い替えたBCで、浮力が大きくてテンパるかと思ったら、びっくりするほど沈む。
日々のワークアウトで筋肉が増えたと思いたい。

さて、ギンガメの群れに飛びこんでダイコン見たら、12時15分。
ギンガメは、あいかわらず大量。

だけれど、なんか去年までよりよそよそしく思えるのは気のせい?

目を合わせない!?
私が来なすぎた?
んなわけはないのだけれど・・・
アケボノハゼは大人ばっかりで団地化していなかった。


バラクーダポイントの砂地のあちこちにいるホワイトチップ。
それをブッシュがいちいち教えてくれるのがうっとおしい。
月曜からシパダンで潜ってるなら、ここでは誰も指ささないことに気づいておくれ。

Hig Tideのバラクーダポイントは、のっぺりした1本。
でも、シパダン。
やっぱりシパダン。
そしてバラクーダポイントに勝るものなし。


船上の人びと 続き
戻って来てランチ。
厨房にダイブマスターの高木ブーがいた。
ブーは調理に携わっているのではなく、たまたま厨房にいただけのようだ。
残念ながら、去年の9月にいた、中華レストランで働いていたファンキーなシェフはいなかった。
かわりに、昔、アシスタントコックをやっていたつり目の子がメインコックになっていた。
プロのあとなだけに、味はちょっと残念な感じが否めない。

みんなが食事をとり終えた頃に、明細パンツに黒Tの人びとが、厨房に見え隠れ。
このひとたちが今、船を警備している警官なのかな?
きっとそうなんだろう。
みんな安田大サーカスや内山君を彷彿させるルックス。
平たく言えば、デブ、でぶ、DEBU!
セレベスの人びとのピグミーシーホース腹ではなく、しっかり三段腹。
敏捷性なさそー。
ちゃんと格闘とか、できるのかしら?
皿は特盛りなんてもんじゃないごはんのボリューム。
いざというときは、ドンバチやってもらわなければいけないのだから、彼らのことは、生暖かく見守りたい。

サバティーを入れようと、ポットの注ぎ口の後ろにあるスイッチをマグで押してみたが、思うようにお湯が出て来なかった。
それを見ていたフランス人オネエから「ノンノン、うえのボタンを押すのよ」と、ご親切にご教示いただく。
もちろん知ってるよーん。
「ここを押しても出るのよ」と教えたら、なんだかスネたもよう。
うーん、オネエらしい。
しかし、このフレンチ4人、口っきらずにしゃべっている。
おとといのバスといい、よくしゃべる国民性だな。

ランチのとき、ブッシュから、ウミウシとかみつけたら教える、見つけたものをシェアしたい、との親切なお申し出をいただく。
「是非お願いします・・・」と、心とは反対の、大人の対応をしておく。


2nd dive Drop Off
タートルカバーンからエントリー。


カバーンの入り口にギンガメがいて、カベにはフチドリハナダイが舞い、と、撮るものはいつも同じ。
TGシリーズより立派なビデオを持つブッシュが狙う被写体は、日本人にはうーん、と思えるものばかり。
撮りたくないものを紹介されそうなので、なるべく距離をおいて、趣味のハナダイ観察、スズメダイ観察にいそしんだ。

JETTYの方に泳いで行ったら、JETTYらしきものが水中に!


エキジットしたら、島はさらに痩せ、私たちの思い出のJETTYもスカスカになっていた。



もう寝るしかないアフターダイブ
午後のダイビングが終わると、コックお手製のおやつのはず。
が、おやつがないっ!
おやつが出なくても、クッキー缶常備だったのに、クッキー缶もない!
私と一緒に乗って来た、まだまだ青すぎるバナナがぶらさがっているだけ。
バナナはやや渋めが好みだけれど、手を出そうと思えぬ青さ。
常にあるのはパン。
これじゃ「お菓子がなければパンを食べればいーじゃない」だ。
しかーし、常時誰かがパンを焼いていて、トースターはなかなか空かない。
てゆうか、トースターがへたっていて、焼けるのに非常に時間がかかりすぎるのだ。
おやつもないし、昼寝昼寝。
19時半まで眠るが、いっこうにディナーが始まらない。
ビールは1日2缶と心に決めているので、てもちぶさた。
結局、ディナーは20時15分になってはじまった。

さて、食後にGatewayのラップトップを持って現れたブッシュ。
ホップ臭が強烈。
Bar Billのタリー式カウントが、たいへんなことになっている。
食前にビールを半ダースはお飲みになったようで、上機嫌。
そして、TG2もTG3も1日で動かなくなったと、くだをまく。
たぶん、おもしろおかしく言ってるつもりなのだろうけれど、面倒くさい。
ろれつもまわっていない。
オズの魔法使いの「Over the Rainbow」が好きで動画を観るとか言い出し、さらに面倒くさい。
ラジャアンパットに行った、レンベに行ったというので、オズの魔法使いの動画ではなく、ラジャの写真を見せてと言ったら、いいよと言っておきながら、なぜかレンベのファイルを開ける。
そして、いちいち「これなーんだ」的なクイズになり、面倒くさすぎ。
こんなことなら、2~3分で終わるOver the Rainbowを聴いておけば良かった。

さらに、C/Eの新しいエンジニアを「Oh, my good friend」と呼んできた。
ものすごく色黒な、図体のでかい、ピグミーシーホースのおじさん。
ブッシュは「彼のマジックはすごいんだ」とかほめたたたえ、不吉な予感。
すべてがそうとは言わないけれど、素人マジックって、望まないところにやって来て、むりやりマジックに付き合わせるKYが多いんだよな・・・。
エンジニア、「水が一瞬にして消えるマジックやります」と言ったものの、水がなく、ブッシュのビールをとりあげて水代わりにしたら、結果、ビールはこぼすし大迷惑。
私はもう、「おこ!」な感じ。
不幸中の幸い、マジック失敗の気まずさからエンジニアはさっさと撤収し、ほっ。
が、こんどはブッシュがレンベの写真を見せながら「これはTG2で撮ったのに、故障して使えない。おまけにTG3は10分で・・・」とまたまた堂々巡りスタート。
で、写真がかわるごとに、コレなーんだ?
TG3、TG2とレンベのこれなんだクイズの無限スパイラルに突入だ。
「22時になったので、もう寝ます」と言って撤収した。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。