5泊したのに、7本しか潜らなかったプロゥ・ウェー。
ウェーのポイントは、ショップのポイントマップを見ると19あるが、そのうち6カ所しか潜っていない。
プロウ・ウェーについて語る資格はないが語ってみる。
プロゥ・ウェーの水中
ポイントの多くは、トップが水深5~20mの大きな隠れ根(Plateauと表現していた)で、シミランで見るような大きな岩が重なって根を構成している。
その根のおしまいのところが底の見える程度の深さのドロップオフ、という地形。
全体的に岩がちだが、ところどころに白砂のところがある。
水深30m以深にゆくと、ウミウチワがはびこっている。
サンゴはナンヨウキサンゴが目立つ。
一部テーブルサンゴや枝サンゴが見られる場所もあるが少ない。
それも色も茶系が多いために地味。
カレントは常時あったが、特別強い流れはなかった。
続いてウェーのサカナたちについて。
ウェーは、過去、ジンベイやマンボウが出たという情報もあるが、出ることもある、くらいにとらえておいた方がよさそうだ。
今は3日前にトラフザメが出た、というのが話題になっているくらいだら・・・。
モルディブやプーケットと同じインド洋、大物がまわってきても不思議はない。
そうはいっても2004年に、メガマウスシャークが打ち上げられ、2005年にはレックでメガマウスシャークが出たとか、ときに大化けするみたい。
私が見たウェーの現実は・・・
まず、ウェーといえばウツボと言いたいほどウツボが多い。
そしてインド洋ならではのサカナたち。
インド洋ならでは、体の黄ばんだアケボノハゼ。
インド洋ならでは、腹の黄ばんだナンヨウハギ。
インド洋のサカナはなぜ黄ばむ?
インド洋ならではの、背びれの丸いナンヨウハギ。
インド洋の固有種の代表格、パウダーブルー。群れない。
他には・・・
ハナヤサイサンゴの中はオオアカホシサンゴガニ棲息率高し。
ウミウシの卵は見たけれど、ウミウシはあまりみつけられなかった。
ルンバルンバダイビングセンター
オランダ人のTonとMarjanが1998年からガパンビーチで運営しているサービス。
津波の被害も見事に乗り越え、今日にいたっている。
ダイビングシステム
ボートダイブは1日2本、1本目は午前9時台に出て、だいたい昼頃戻ってくる。
2本目は14時台に出て、17時前に戻ってくる。
ダイバーのエアもちにもよるが60分潜る。
ルンバルンバ前のビーチで潜ることもできるが、タンク代は有料、ガイドをつければそれも有料。
ナイトも有料。
私が行ったときは、最繁忙期。
ボートは2ハイ出ていた。
ダイブセンターのホワイトボードに3日分のポイントが書き出されるので、行きたいポイントの方に自分の名前を書いておく。
チェックダイブらしいものはなく、いきなりボートでドボン。
ダイビングボート
ボートは木の船。
ダイビング用に設計したとのことだが、なんと屋根がない。日焼け止め必須。
日焼け止めを塗っても、白人はロブスターの茹で上がりのような色になってしまって、スキンヘッドの人はたいへんそうだった。
エンジンが二機ついているが、船足は遅い。
ガイド
アチェニーズのガイドとヨーロピアンのガイドが半々くらい。
なぞの日本人イントラ男性発見するが、おはようございます、程度で接点なし。
ヨーロピアンはどの人がイントラで、どの人がDMTか不明。
ゲスト
KLからエア・エイシアの直行便で1時間20分という便利さ、エア・エイシアの安さ、マレーシア人はビザが不要なことで、マレーシアンダイバーが多い。
あとはKLやシンガポールで就労中の外国人、ヨーロピアンが多い。
自分の器材を持ってくるダイバーは少ない。
お値段
ダイビングは10本で180ユーロ、宿泊も1泊25ユーロと、安めだ。
DM以上のCカードを見せると微々たる割引がある。
コメント
ウェーは間違いなく英語でいうところのPristine waterってやつだ。
ウミウチワの群生と、キャニオンやバテトコンで見られるキンギョハナダイの群れの密度の濃さ、ウツボ出現率は他のどこよりもすごいかもしれない。
カラフルなトロピカルフィッシュもたくさんいるし、魚影はとても濃い。
ただ、水底の構成が巨岩とナンヨウキサンゴなので、色彩的な華やかさに欠ける。
南の島の明るい海、といった印象とはちょっと違う。そこがまたユニークな環境でもあるのだけれど。
ガイドは、やはりローカルの視力に感謝しなければいけない。
ひとりイタリア人ガイドがいたが、サービス精神おおせいなイタリア人気質だけあって、いろいろ見せてくれた。
ダイブマスターになりたてのヨーロピアンにあたると、やや残念なダイビングになってしまう。
いつもは5~6人しかゲストがいないところに、24人という混雑ぶりであるが、スタッフたちは混乱することなく、ダイバーの器材をそれぞれのボートに積み、ボート上でのグループ分けも管理できていたのは評価に値すると思う。
バックパッカーでダイビングはおまけ、といった感覚のダイバーも多いようだが、ダイブトリップが目的の身としては、やはり1日ボート3本、ビーチは無制限という料金システムを作り上げてくれないと、ちょっとつらい。
1日2ダイブのわりには、あまりゆっくりした感もない。それは片道30分以上かかるポイントが多いのと、潜水時間が長いのと、船足が遅いのとで、2本でほぼ1日が終わってしまうからだ。効率が悪いのが残念だ。
プロゥ・ウェーは緑に覆われた美しい島。
ボートからうりうりした緑をながめるのは心地よい。
いつの日かバンダアチェで到着ビザをとることができるようになって、1日3ボート込の無制限ダイビングと、日よけのあるボートと、宿泊は3食つき、ソフトドリンクフリー、バンダアチェ到着から出発までのトランスファーもすべて込といったようなサービスになれば、また乾季に来てもいいかな、とは思う。
ウェーのポイントは、ショップのポイントマップを見ると19あるが、そのうち6カ所しか潜っていない。
プロウ・ウェーについて語る資格はないが語ってみる。
プロゥ・ウェーの水中
ポイントの多くは、トップが水深5~20mの大きな隠れ根(Plateauと表現していた)で、シミランで見るような大きな岩が重なって根を構成している。
その根のおしまいのところが底の見える程度の深さのドロップオフ、という地形。
全体的に岩がちだが、ところどころに白砂のところがある。
水深30m以深にゆくと、ウミウチワがはびこっている。
サンゴはナンヨウキサンゴが目立つ。
一部テーブルサンゴや枝サンゴが見られる場所もあるが少ない。
それも色も茶系が多いために地味。
カレントは常時あったが、特別強い流れはなかった。
続いてウェーのサカナたちについて。
ウェーは、過去、ジンベイやマンボウが出たという情報もあるが、出ることもある、くらいにとらえておいた方がよさそうだ。
今は3日前にトラフザメが出た、というのが話題になっているくらいだら・・・。
モルディブやプーケットと同じインド洋、大物がまわってきても不思議はない。
そうはいっても2004年に、メガマウスシャークが打ち上げられ、2005年にはレックでメガマウスシャークが出たとか、ときに大化けするみたい。
私が見たウェーの現実は・・・
まず、ウェーといえばウツボと言いたいほどウツボが多い。
そしてインド洋ならではのサカナたち。
インド洋ならでは、体の黄ばんだアケボノハゼ。
インド洋ならでは、腹の黄ばんだナンヨウハギ。
インド洋のサカナはなぜ黄ばむ?
インド洋ならではの、背びれの丸いナンヨウハギ。
インド洋の固有種の代表格、パウダーブルー。群れない。
他には・・・
ハナヤサイサンゴの中はオオアカホシサンゴガニ棲息率高し。
ウミウシの卵は見たけれど、ウミウシはあまりみつけられなかった。
ルンバルンバダイビングセンター
オランダ人のTonとMarjanが1998年からガパンビーチで運営しているサービス。
津波の被害も見事に乗り越え、今日にいたっている。
ダイビングシステム
ボートダイブは1日2本、1本目は午前9時台に出て、だいたい昼頃戻ってくる。
2本目は14時台に出て、17時前に戻ってくる。
ダイバーのエアもちにもよるが60分潜る。
ルンバルンバ前のビーチで潜ることもできるが、タンク代は有料、ガイドをつければそれも有料。
ナイトも有料。
私が行ったときは、最繁忙期。
ボートは2ハイ出ていた。
ダイブセンターのホワイトボードに3日分のポイントが書き出されるので、行きたいポイントの方に自分の名前を書いておく。
チェックダイブらしいものはなく、いきなりボートでドボン。
ダイビングボート
ボートは木の船。
ダイビング用に設計したとのことだが、なんと屋根がない。日焼け止め必須。
日焼け止めを塗っても、白人はロブスターの茹で上がりのような色になってしまって、スキンヘッドの人はたいへんそうだった。
エンジンが二機ついているが、船足は遅い。
ガイド
アチェニーズのガイドとヨーロピアンのガイドが半々くらい。
なぞの日本人イントラ男性発見するが、おはようございます、程度で接点なし。
ヨーロピアンはどの人がイントラで、どの人がDMTか不明。
ゲスト
KLからエア・エイシアの直行便で1時間20分という便利さ、エア・エイシアの安さ、マレーシア人はビザが不要なことで、マレーシアンダイバーが多い。
あとはKLやシンガポールで就労中の外国人、ヨーロピアンが多い。
自分の器材を持ってくるダイバーは少ない。
お値段
ダイビングは10本で180ユーロ、宿泊も1泊25ユーロと、安めだ。
DM以上のCカードを見せると微々たる割引がある。
コメント
ウェーは間違いなく英語でいうところのPristine waterってやつだ。
ウミウチワの群生と、キャニオンやバテトコンで見られるキンギョハナダイの群れの密度の濃さ、ウツボ出現率は他のどこよりもすごいかもしれない。
カラフルなトロピカルフィッシュもたくさんいるし、魚影はとても濃い。
ただ、水底の構成が巨岩とナンヨウキサンゴなので、色彩的な華やかさに欠ける。
南の島の明るい海、といった印象とはちょっと違う。そこがまたユニークな環境でもあるのだけれど。
ガイドは、やはりローカルの視力に感謝しなければいけない。
ひとりイタリア人ガイドがいたが、サービス精神おおせいなイタリア人気質だけあって、いろいろ見せてくれた。
ダイブマスターになりたてのヨーロピアンにあたると、やや残念なダイビングになってしまう。
いつもは5~6人しかゲストがいないところに、24人という混雑ぶりであるが、スタッフたちは混乱することなく、ダイバーの器材をそれぞれのボートに積み、ボート上でのグループ分けも管理できていたのは評価に値すると思う。
バックパッカーでダイビングはおまけ、といった感覚のダイバーも多いようだが、ダイブトリップが目的の身としては、やはり1日ボート3本、ビーチは無制限という料金システムを作り上げてくれないと、ちょっとつらい。
1日2ダイブのわりには、あまりゆっくりした感もない。それは片道30分以上かかるポイントが多いのと、潜水時間が長いのと、船足が遅いのとで、2本でほぼ1日が終わってしまうからだ。効率が悪いのが残念だ。
プロゥ・ウェーは緑に覆われた美しい島。
ボートからうりうりした緑をながめるのは心地よい。
いつの日かバンダアチェで到着ビザをとることができるようになって、1日3ボート込の無制限ダイビングと、日よけのあるボートと、宿泊は3食つき、ソフトドリンクフリー、バンダアチェ到着から出発までのトランスファーもすべて込といったようなサービスになれば、また乾季に来てもいいかな、とは思う。