くらぶとろぴか

きもちはいつもシパダンの海の中。シパダンとコタキナバル旅の備忘録、ときどき弾丸、そしてホームワークアウトおたく。

KK食べまくり

2009-05-11 23:18:43 |  旅のグルメ
わずか2日の間でよく食べた。
なにしろKKの町では2泊だけなので、思い残すことは多いが、食べられるだけ食べた。

肉骨茶(バクテ)

最近、KKに来るとバクテばかり食べているので、バクテ以外のものを食べようと思うが、泊まったジェッセルトン・ホテルの対面に佑記茶室があるので、どうしてもスルーできない。今回はいつものこわもてばあさんがいなかったかわりに、派手なアラフォー女性が「マンゴプディン!3リンギット!おいしー!」と、マンゴプリンを売りにきた。この店でマンゴプリンが買えるなんて思わなかったので、ちょっとびっくりしたが、迷わず買った。ムシムマンゴ(マンゴシーズン)スペシャルらしい。写真の奥の方にある橙色がそれ。マンゴ果肉がたくさん入っているし、素材の味がそのまま出ていて、シンプルなおいしさだ。私はパティシエの独創的スイーツより、こういう自然な味の方がすきだ。そして食べはじめて思い出した。そういえば青果市場で買ったマンゴ一山がまるまる冷蔵庫にあることを。えーい、もういや。フレッシュマンゴは日本ではそうそう食べる機会もないから、食べられるうちに食べておこう、ということにした。さらに、この日もけっこう疲れていたが、バクテ後は、「さーて、もうひとジャランジャランするか」と思える回復ぶりだ。バクテは確実にリポDよりもきく。皆さんも、直行便で早く着いた日には、バクテを食べて体力つけて、翌日のマブールゆきにそなえるといいですよ。


マンゴ

KKの市場にも、その隣のフィリピノマーケットにも、緑のマンゴもオレンジのマンゴもならんでいた。緑の方がより甘く、繊維質が豊富だと思う。ただ、緑のマンゴは、表面に蜜がしみでやすくベタベタすること、熟れすぎてくると、ちょっとドリアンを彷彿させる強いにおいを発し、繊維質が歯に挟まりやすいので、あっさりしたオレンジのフィリピノマンゴーの方が扱いやすい。KKの市場で一山20リンギット、15リンギット、10リンギットの札がたっていた。一山はいらないなぁ、と思いながらオレンジのマンゴを凝視していると、その店のオバサンより先に、世間話をしていた隣の店のオバサンが、「さあ、どの山がいい?」ってせまってきた。「何が違うの?」と聞いたら、ふたりで「みーんな同じ。サイズだけ。大きいか小さいかだけよ。」といわれた。一番小さい山したが、それでもセンポルナで買うマンゴより大きい。朝な夕な、というか、朝な昼な夕なにマンゴを食べてた感じ。

クエ

マレー語は、「人はオラン、ごはんはナシ、菓子はクエ、魚はイカン、死ぬのはマテ」と、日本語との語呂合わせがよい。だからクエ(kuih)という言葉は、すぐに覚える単語だ。さて、このクエは、町滞在ならではの楽しみのひとつだ。パンダンリーフやココナッツフレーク、芋、豆、タピオカ、米、グラ・メラカ(パームシュガー)を使ったなかなかロハスな食べ物だ。美しくない盛り付けになってしまったが、左側から時計回りに、細長い緑色のがクエ・ダダール、黄色いのがクエ・ジャゴン(スイートコーンケーキ)、四角い緑と白がクエ・タラム、丸いのがオンデ・オンデ、ちまき型の緑と白がクエ・ロペスだ。緑はすべてパンダンリーフの色で、クエ・ジャゴン以外は、すべてこのパンダンとココナッツがなんらかかかわっていて、似通った味だ。でも、ひとつだけ選ぶことはできなかった。ちなみにクエ・ジャゴンは間違えて買ってしまった。なぜなら、コーンは天然の甘みは好きだけれど、人工的に甘く味付けしたのは大嫌いなのだ。子どもの頃、カールを食べなれていた私が、キャラメル・コーンをはじめて食べたとき、ゲッ!甘い!、と思ったトラウマからだろう。ショーケースの中、色がオレンジに近い黄色できれいだったので、「それ何?」とたずねたら、「ジャゴン(コーンのこと)」と言われたから、「じゃあノーサンキュー」といったのに、なぜか入っていた。昔、居酒屋でオーダーのとき、「これでおしーまい。」と言ったら、シューマイが出てきたという話があったが、じゃあ、でジャゴンと思われた?日本語・英語・マレー語をチャンプルーにして話すのが悪かったのかも。クエ・ジャゴン、食べられないことはないけれど、コーンスープのにおいで甘いというところが、私にはどーしてもなじめない。

KKではウィスマ・ムルデカの、いちばんウィスマサバ寄りの列、角のコーヒービーンズを背に、海側のKFC方面にむかって歩いていくと、右手にクエをうっている店がある。長年いきつけているわりには、店名はいちどもチェックしたことがない。ショーケースに緑のお菓子がいっぱい並んでいるので、通ればすぐにわかる。昼をすぎると、売り切れになっている品が多いので、早い時間に買った方がよい。あとは郵便局からKKプラザ横のナイトマーケットでも買える。ただ、生のココナッツフレークの足が速めなので、お早めにお召し上がりください、だ。


發記
ウィスマ・ムルデカと大通りをはさんで対面にあたるアジアホテルの1Fにある發記(FATT KEE)。KKで一番おいしいチャイニーズの店といえよう。他のKEDAI KOPIやショッピングセンターのナシゴレンやミーゴレンも味付けのよいところは多いが、發記の何がよいかといえば、やはり具がしっかりしている。そしてすばらしい火力。發記の店の横を通ると、いつも「ゴーぉーぉー」という火の音が常時している。ランチ営業もしており、お勤めの人たちでにぎわっているが、やはりいろいろメニューが選べる夜の部がおすすめだ。店は、小柄でやせたショートカットのオバチャンがオーダーを仕切っている。会計担当は、オジチャンだ。夜18時台から20時台頃までは、いつも混みあっているが、今はビールを出さず回転がよいので、満卓でもわりとすぐに入れる。混雑する時間帯は、かなり暑い店だ。オバチャンがときどき仁王立ちになって、冷蔵庫から冷水の入ったポットを出しぐびぐびとあおる姿が、なんとなく迫力だ。この店でいちばん好きなのが、レモンチキン。マレー料理の店でもレモンチキンはあるが、やはり中華火力の勝利だ。

ナシゴレンも、KKの中でいちばんおいしい部類だ。ただ、この店、ときに油を使いすぎることがあるので、「油控えめにしてね」とお願いするとよのだ。


NEW STARのナシゴレン

タン・ダイナスティ・ホテルからつながっているワワサン内のフードコートにあるNEW STARも、プロムネード界隈にいるときにはよくゆく店だ。ミースープもミーゴレンバサもナシゴレンも、わりとおいしい。こちらもナシゴレン、ときに油がドボッと入ることがあるようなので、「油少な目」を主張した方が、よりおいしくいただける。

カリー・ラクサ

これはジェッセルトン・ホテルの朝食のカリー・ラクサ。これだけマレーシアにやって来ているわりには、マレー料理を食べる頻度は少なめだ。マレー料理もすきなのだが、どうしてもチャイニーズ系の店を選びがちだ。たとえば連泊していると、ある日の朝はミースープ、昼ミバサ、夜バクテ、次の日の朝はブブール、昼ミバサ、夜バクテ、そしてそのまたあくる日は、朝ミースープ、昼ミバサ、夜ミバサ、と偏っている。ときどきマレー料理の「スリ・メラカ」にはゆくが、これぞマレー料理というメニューは、あんまりオーダーしていないことに気がついた。なので、ラクサを食べるのは、味を忘れたほどひさしぶりだ。今回はミー(麺)ではなく、ビーフンでサーブされたので、あっさり度アップ。ココナッツベースのスープは辛くておいしかった。ライムをしぼってサンバルを加えていただくが、サンバルを加えても、辛味度アップしないほど、スープが辛かった。チキンもエビもいかももやしも豆腐も入っている。代謝よくなりそうだし、栄養バランスもよい食べ物だ。

こんな調子で帰ってきたら、体重が2キロ増えていた。十分予想できたことなので、別に驚かなかった。旅行によって、毎日行っていた腹筋も中断してしまった。帰ってきてからも、蓄積された睡眠不足で、すぐにエクササイズ再開の気力がない。そこで困ったときの超硬水ハイドロキシターゼで楽して減量と思ったら、今ハイドロキシターゼはどこも品切れ。店にハイドロキシターゼの入荷予定を尋ねたら、フランスのメーカーの意向で、日本には当分入ってこないといわれた。ショックだ。3週間飲むだけで4キロ減の道がとざされてしまった。これから地道なトレーニングをまたして、効果が出た頃には、KKでまた太ってやる!


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