通訳案内士の気ままな生活

現役通訳ガイドのブログです。プライベートから気になる収入などの話まで!?包み隠さずお話します!

授業終了

2013-12-15 10:30:18 | ガイド日記
さすがに3か月はやばいですね。
このブログは死んだと思われても仕方ない。
でも生きてます!

さて、何事も無かったように書きますが
今年から教え始めた専門学校での授業がとりあえず終了しました。
まだ、3学期もあるのですが選択授業なので生徒は変わります。

1~2学期教えた生徒が25人。
2年生なのでもうすぐ卒業です。
とーーーってもうるさいクラスでしたが
卒業したら寂しくなりますね。

ガイド関係の科目を3科目教えたのですが
シラバス作りからやったので大変でした。
そもそも生徒のレベルや、目標がはっきりしない中での
手探り状態なので
生徒の反応を見ながら修正していきました。

他の専門学校や大学でもよくあることですが
必須科目というのは曲者で、
やりたくないけど必須だから仕方なく教室に居る生徒がいる。
クラスが1つしかないのでレベル分けされていない。
などの問題点があります。

このクラスも名目はガイド試験合格ですが
実際通訳案内士をやってみたいという生徒は2~3人。

それでも、外国語の専門学校の観光学科ですので
やはりみんな英語にも観光業にも興味はあります。
旅行会社や空港勤務、添乗員になる子が半数以上ですので
直接的な試験対策と言うよりも
日本のことを理解し英語で話していくという訓練と
現場に出て観光地の案内をしてみるということに重点を置きました。
現場での動きと言うのは添乗をやる子たちにも役に立つはずです。
まあもちろんこれが完璧に出来れば、
最終的には試験も通るという遠回りな試験対策でもあります。


自分がガイドの受験予備校に通っていて一番もやもやしたのは
学校の先生はガイド資格を持った”先生”であって
決してガイドでは無かったこと。
つまり、試験対策の話しを聞けても
資格取得後の話などは聞けませんでした。
そして、試験対策をしてもなかなか外国人に日本のとこを語れるようにならなかったことでした。

そういうところが反面教師になって
自分の授業が作られたと思います。

たとえば生徒から
授業で学んだ知識を使って飲食店のバイト先で客さんに食べ物の説明をしてあげたら
とても喜んでくれてチップをもらえたとか、
内定先で外国人の案内を急遽任されて
教科書片手に頑張ったら、次回もまたお願いしたいって言われたとか
アメリカ人の彼氏の両親が日本に来るから
東京から京都まで頑張って案内したとか聞くと
実践ベースの授業で着実に身に付いたものはあったんだなぁと誇らしく思います。

僕が教えられるのは一年ですから全ては教えられません。
でも外国人接遇のプロとしての姿勢は伝えられたのではないかと思います。
それに磨きをかけていくのは自分でしかできません。

とりえあず来年もまたクラスを持ちます。
先生のようになりたいと思われるように
自分自身も、もっと磨きをかけないとなと思います。

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