通訳案内士の気ままな生活

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カジノ、日本人はNGに

2014-08-22 09:19:26 | ガイド日記
厚生労働省がギャンブル依存症の増加を心配し、カジノが合法化された場合も
日本人の利用を不可にするようにと、政府関係者に求めているという。
まあ、厚生労働省のお役人さんとすれば当然のお仕事をしているだけなので構わないと思いますが
やはりカジノはレジャーですから地元に受け入れられないレジャー施設は
成功しないというのが観光業にかかわるものとしての意見です。
大成功を収めている東京ディズニーリゾートも外国人の利用率はは3%程だとか。
以前専門学校のツアーでディズニーホテルの方とお話ししましたが
確か外国人のホテル利用率についても同程度の数字をおっしゃっていました。

地元の人の利用を禁止すれば当然地元の理解も得られず
盛り上がりにもかけるでしょう。政府が期待している起爆剤としての効果なんてきっとありません。
ねずみ花火程度になってしまうのでは。
それよりなにより、時代錯誤な気がします。
1ドル300円の時代なら、外貨獲得の為の事業としてそれもありかもしれませんが
誰でも個人で海外のカジノに行ける時代に、そんなことをやっても無意味です。
やるならやる。
中途半端が一番いけません。
やるならせめてこのあたりの地域で一番のカジノリゾートを目指しましょう。
それには地元の盛り上がりは不可欠です。

また全面解禁することで
日本でIR事業に携わる優秀な人材が増えて
将来的には日本型IRを輸出する時代が来るのではと考えています。
日本のゲームセンターのコインゲームなんかを見るだけでも独特なカジノマシーンができるんじゃないかと
可能性を感じますが、
一部解禁みたいなことをやってしまうと
結局外資の会社が入ってきて日本でお金儲けをして終わりな気がします。

そもそも依存症の心配をするのであれば
パチンコ店を閉鎖して調整すればいいのではないでしょうか。
少なくともIR施設の周囲50Kmはパチンコ禁止にするとか。
パチンコこそ百害あって一利なしですね。
ガス抜きの必要悪としてのメリットはあるのかもしれませんが
その役割は大きなカジノが一つあれば十分です。
誰もが“ギャンブル”であると認識しているのにもかかわらず
放置されていて、脱税やら、背後の黒い影だとかもささやかれていますし
そもそも公営ギャンブルではないから客に勝たせる義務もない。
駅前の繁華街で高校生でも気軽に入れてしまう状況はどう考えても異常です。

もちろんパチンコ業界も黙っては見ていないでしょうし、
カジノ合法化を新たなチャンスとして見ているはずです。
小さなホールなんかは淘汰されていくでしょうが
大手ホールやメーカーは今まで築いた富や色んな人脈を駆使して
金儲けに絡んでくるでしょうね。
でも、システムをきちんと合法化して
裏のシステムを暗躍させないということが重要だと思います。

カジノ合法化はパチンコ業界の整理を促す意味でも重要だと思います。
やはりカジノが合法化されれば、「じゃあパチンコはどうなの?」
という議論も活発化するでしょうし、国も放置できなくなるでしょうね。
しかしカジノを日本人禁止にすることでパチンコ業界とカジノ業界は共存可能になってしまいます。
ひょっとしたら厚生労働省のお役人さんはすでにパチンコ業界が買収済みなのかもしれませんが…

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