将人とともに together with Masato

For the parents in the world, whose children have autism.

高校卒業旅行が宮古島トライアスロン(7)

2011年11月19日 | 体育
この感動はトライアスロンができたから、という単純なことでは決してない。

人にはなかなか伝えきれない種類の感動だ。だからこそ、去年の高3の父兄の話も今一つしっくり響いてこなかった。

将人誕生から、自閉症発症、就学前療育、小学校教育、そして、その後の光の村の6年間が走馬灯のように脳裏を駆けめぐり、あんなにどうしようもなかった子がこんな事までできるようになったんだ、して戴いたんだと、その幸せなギャップに驚いた感動なのだ。

エメラルドグリーンの海に浮かぶボートでUターンの際タッチするたびに一喜一憂した将人の遠泳、1時間半ごとに先回りしてお尻を気づかったバイク、2kmごとにエイドをしつつ、スターに群がるパパラッチのように写真を撮りまくったラン、どれをとっても思い出深く、極彩色の映画のような光景が、我が親子の一生の思い出になることは間違いない。

遠い宮古の地で見た、つかの間の夢に終わらせず、この元気を将人と歩む、これからの力としたい。
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