将人とともに together with Masato

For the parents in the world, whose children have autism.

施設入所と光の村

2007年07月02日 | 家庭学校
家庭学校が終わった。いつもそうだが、精根尽き果てる。(もちろん、いい意味での達成感を伴った、疲労だ。ただ、悲しいかな、年のせいか、その喜びに勝るとも劣らず、虚脱感をも伴ってしまう・・・。)

光の村にお世話になるようになり、中10日間は普通人の生活をさせてもらえるようになったためか、尚更この4日間の家庭学校が応えるようになった。

一つには家庭学校だからこそできる事を、それこそテンコ盛りでやらせようとしてしまうからだろう。受験競争時代の過密さを彷彿とさせるような気がして、させているこっちが疲れてしまう。将人もよく黙々と応えてくれると思う。光の村の教育成果がもろ表れていると実感する。

一つには、預かっていただく事にこっちがある意味、慣れきってしまい、精神的に学校におんぶにだっこ状態になりつつあるという事だろう。学校教育の一環として寮生活を通じた集団生活指導があるのに、まるで「預かってもらう事自体に最大の意味がある」施設入所のような感覚がじわじわ体に染み渡ってきている感じだ。

このまま慣れっこになってしまうと、まさにそのためにこそ光の村にお世話になっているという事になりかねない。親としての全ての判断基準がゆがみ始めてしまう・・・。

光の村は託児所でもないし、入所施設でもないのだと自分に言い聞かせながら、また遠い道のりを、帰校のために将人を送って行った。

コメント (3)
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