おはよう御座います。
当ブログは、日々のニュース・バルチック海運指数・SKEW指数・VIX指数をもとに、東証1部(1482:米債ヘッジ・1552:VIX短期・1679:NYダウ・2561:日本国債)…の始値を予想するブログです。
<今日の私的材料>
- ECBラガルド「再調整して12月に追加経済緩和を」と金融緩和を示唆。
…「新型コロナ再拡大で、経済の下振れリスクは明らかだ」と明言したラガルド総裁。マイナス金利etc. には頑なに触れなかった口の固いラガルドさんでした。FRBと同様に、物価目標2%達成を急いでいるECB(なぜ急ぐ?⇒①グローバル化と高齢化が進むとインフレ期待⇓、②失業率⇓だが、これは正社員<パート増という構図の為。③経済⇓で、名目金利(目標金利)が下方修正となるのを防ぎたい)⇐マイナス金利にしたくないECB。しかし、12月にPEPPはいじると見られています。
…昨日の黒田日銀総裁の会見。「下振れリスク強い」を強調。「最大年間12兆のETF購入を1年間は続ける」とした黒田日銀総裁。日銀からETF買いでの株買い支えがあるので、安心して日本株を買うことができる今。しかし、「ETF保有比率10%」としている日銀、今6%なので、上限は近い。
⇒故に、「今後、銘柄を絞り込んでいく」と見られているETF。&コロナetc. 環境の変化(1日のETF購入額を上限700億円に節約している今、とか)を考えると、生保が企業年金保険の利回りを1.25%⇒0.25%に引き下げた裏切りのように、手のひら返し的政策には常に注意をしておかなければいけない。
⇒故に、EUも日本も、銀行が慎重化(貸しはがし、貸し渋り)している今。故に、クレジットマーケットは危険。
「不確実性高い。下振れリスクも高い」⇒「企業支援、必要なら来3月期限を延長する」等、「躊躇なく追加緩和を行う」と。しかし、節約志向な今の日銀。
…NY時間でのGAFAMの決算。懸念されていた、GAFAM発米バブル崩壊は避けられ、リスクオンムード(世界の株価は今GAFAM頼み。安全資産となっているGAFAM株。”GAFAMがコケたら世界がコケる”レベルな今)
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- apple:四半期ぶり減益(↓7%)。Macは好調だが、iPhoneが減収。マーケットががっかりしたのは、10-12月期の業績見通しを示さなかった事。新製品に対する見通しを答えなかったことを、マーケットは嫌気。
- Amazon:増収増益。市場予想を上回った。「年末商戦が、オンラインでこれまでになく早い時期に始まっている」と発表したことを好感。
- Facebook:政治的ボイコットが広がったが、広告収入が堅調だった。しかし、市場予想は下回った(広告量が減ったが、広告収入は⇑9.8%)。
- アルファベット:純利益59%増。マーケットは満足、と。
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故に、これらソーシャルメディア株中心に買い戻された今日ですが、バイデン、トランプどちらになっても、”GAFAM分割”圧力の懸念。
…米7-9月期GDP速報値も33%増。1947年に統計を開始して以来の大幅な伸びとなりましたが。未だコロナ前水準には戻っておらず、4Q(1月に出る)を見ないと、強さはまだわからない。
…米”悪い金利上昇”出始めてきた。⇒長期化に注意!(デフレ?)
故に、為替にネガティブに出てくると見られる。⇒100円割れも。来年半ばに向けて。
大きな動きが無い限り、米30年とか、金利上昇とはならないとマーケットは見ているので、年末100円近辺はほぼ確実と見る向き多数。
「悪い金利上昇」となると⇒株安ドル安。
…昨日閉会した中国の五中全会。
内需拡大、先端技術(水素自動車etc. )で世界覇権。等、国内外を攻めていく“双循環”がnew wordでした。
要は、”緩やかにソフトランディングを目指す”的な結論。シー・ジンピンの後継者は発表されず、シー・ジンピンの長期政権となると見られています。
よろしくお願いいたします。