暴利を貪る米問屋

FX専門。Mの根っこの金をワールドニュースから読み解く手法。伊勢外宮詣はマスト。
投資における責任は負いかねます

株価予想日記#534

2022-07-29 09:45:22 | 日記

おはよう御座います。

当ブログは、日々のニュースをもとに、今後の相場を予想するブログです。


〈今日の私的材料〉

  • 米中首脳電話会談(2時間余りに及んだ。台湾問題で激しいやり取り)。「意見の対立が際立った」との評多し。

…韓国KBS。

習は「台湾海峡に干渉するetc. ”火遊び”をすれば、必ずヤケドをすることになる」と、ペロシ米下院議長の台湾訪問に強く反対した。

※『習は前回もこれと似た表現をしていた』とKBS。

中国は、米を中心とした”半導体同盟”も強く牽制した(中国が”半導体のALL国産化”を目指していることに対しての、米の”半導体同盟”)

中国「サプライチェーン問題など、(世界の)ネットワークを断絶することは、世界経済に一層の困難を招く」とも。

…上海東方衛視。

米議会で半導体法案(一昨日・昨日記事参照)が可決されたことに対し、中国外務省報道官(強面の人)は「断固反対する」と。

「中国と米のデカップリングは、双方にダメージをもたらすだけだ」とも。

…国営ロシアTV。

ウズベキスタンで、上海協力機構の会合が開かれている。

→も、ロシアを中心とした集団安全保障条約機構(CSTO※)にウズベキスタンの名は無い現況。

※旧ソ連諸国からなる独立国家共同体(CIS)の中で、集団安全保障条約の加盟国が構成する軍事機構。現在の加盟国はロシア・ベラルーシ(プーチンはルカシェンコ大統領に頭が上がらないと言われている。そんなに仲良しではない、思惑と妥協の関係とも言われている)・アルメニア・カザフスタン(大統領がプーチンに異を唱えた強者)・キルギス・タジキスタンの6ヵ国。2007年の会合で”平和維持部隊(という名の軍隊。各国が2500人程度派遣している)”の創設が決まった。

上海協力機構の会合初日に、ロシア外相と中国外相による2国間協議が行われた。

            • ロシア・ラブロフ外相:「中国との結束が強化された」「世界はバランスを取り戻しつつある」
            • 中国・王外相:「上海協力機構(中国を中心とした組織)は、世界において公平さを維持し、世界を安定させる役目。パンデミック後の世界経済の回復にも重要な役割を果たすべき組織だ」

…今朝モーサテ:米出身のパックン。

「ペロシの台湾訪問は”11/8の中間選挙対策”の一環」と。

…7/29,12:00,NHK。米の”対中関税引き下げ”については議論されなかった。

  • 今朝キャッチ:ペロシのまとめ。

…ロシアは中国との関係強化に力を入れ、中国は米への非難を強めている現況。

…ペロシ下院議長の台湾訪問は、18日に英FT(フィナンシャルタイムズ)が報道(したものだということ)

…バイデン大統領が職務遂行不能となった場合、(ペロシは)副大統領の次に第2位で権限を引き継ぐ立場なので、その”高位者”の台湾訪問には大きな意味が伴う。

…中国側からは「一線を超える行為だ」との声。

…ペロシ下院議長は、公には認めていない。台湾訪問のことを。

…バイデン曰く「軍は、今台湾に行くのは良い考えではないと言っている」。27日付ワシントンポストは「”軍の意見”としたこの発言は良くなかった」と批判。

…”軍の意見”としたことで、中国が強硬な態度を取らざるを得ない状況を作ってしまった。

…11月の党大会を控え、習も”弱腰”を見せる訳にはいかない状況な今。

…NYタイムズ紙:「中国側が、ペロシの乗る飛行機を止めようとする可能性がある(行かせない作戦・行動に出る可能性)

…も、”訪問取り下げ”は、”引く限度”を認めたことになるので、その後の米の政策を縛ることになる(中国との軍事衝突を望んでいない米民主党なので)

…も、WORLD MARKETZ:滝澤さんは「中国がペロシにお願いしたシナリオの可能性もある」と。

  • 7/29 ストックボイス AM11:00~・岩井コスモ証券 投資調査部長:有沢さん。

…まだ上昇トレンドではないと見ている。

…まだちょっと不安の方が大きいマーケット。

…7月FOMCは楽観視しすぎ&米マーケットははしゃぎすぎ(昨日のアジアは冷静だった)

…コロナ・戦争etc. まだ何が起こるか分からない現況なので。まだ楽観はできない。

…FRBが”来年QE(利下げする)”すると見るのは、まだ時期尚早。9月FOMCの利上げ幅が見えてこないと先は読めないという事。

…大手の決算次第(川上)。→川下の個別株へと波及していくと見ている。

※例:①apple決算→市場予想上回った。②Amazon決算→売上⇑・一株利益⇓(時間外で⇑)。③Intel決算→市場予想下回った・「弱い」評多し(時間外で⇓)

→大手の動き(川上)が市場全体(川下)に影響を与えるので、見ておいた方が良いということ。


よろしくお願いいたします。


株価予想日記#533

2022-07-28 08:38:17 | 日記

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〈今日の私的材料〉

  • 連続で0.75%利上げ。も、”ハト”(”タカ”を拭わなかったパウエル)

…〈Masa〉

「米政策金利が、中立水準とされる2.5%に達した(FFレートが2.5%に到達した)」とパウエル議長が述べたことにマーケットは反応したが、インフレ環境の構造的編子により中立金利水準が上昇している可能性(戦争・地政学etc. ※)を考慮すると、FEDが市場に期待する以上に(市場から)利上げを迫られるリスクは高い。∴マーケットは、株式のポジション修正と政策軟化期待(QE)の持続性を試す展開に」

※昨夜の米耐久財受注は、予想外に増加(国防(航空)が牽引)。→∴景気後退でも需要の堅調さが浮き彫りになった。

「9月FOMCの”米利上げペース減速”の手がかりを探っていたマーケットは、パウエルのハト派発言に飛びつき、『株式は大幅上昇・国債カーブはツイストスティープ・$下落』で反応。パウエルは『今後の利上げペースは経済指標次第』としながらも、適度な景気減速(自然的インフレ鎮静化作戦のFRB)によるFED軟化期待は8/25-27のジャクソンホールへ」

…今朝のBSテレ東:日経FT。7:24~の〈アセットマネジメントOneチーフエコノミスト:小出晃三さん〉は必見。

          • 年内にFFは4~4.5%に。最終的には5%と見ている。
          • ”究極の逆イールド”「FF金利と米10年債金利が並ぶ」について断言などは無かったが「米金利はまだ上昇していく方向」と。
          • 今の米2年・10年債金利の逆イールド(ビハインドカーブ)は、先々の景気後退示唆の意味合いが強い。
          • 過去のチャートは、もう当てはまらない。

※〈滝澤伯文さん〉「2022年は、2001年ではない。これから起こるのは、”それ”に2008年(リーマンショック)が加わったもの。過去に例が無いから、チャートを遡っても無駄」

          • ”景気後退”の時期は「1年後」の来年と見ている(早ければ今年後半にも来る)
          • マーケットが「リセッション前提」を織り込むまでは、”大底”はまだ。
          • (織り込み途中には)株⇓・クレジットの不安定→「景気減速&利上げによる金利上昇」となり、→∴1980年代初頭のスタグフレーションへと(もう既になっている)

…米議会で半導体法案が可決された。~日経FT

→生産・開発に7.2兆円。(昨日記事参照。527億$)

→527億$のうち390億$は「米国内に半導体工場を誘致」する為のもの。インテルの他に、対米投資を決めている台湾TSMC・韓国サムスン電子に対して配る分(週内に下院で可決→バイデン署名→成立)

…日経FT「ロシアが中国の決済網に接続」と日経FT。(SWIFTからロシアを排除した西側は、ことごとく不利な状況を招いている)

  • NYホリコさん。

…マーケットは、パウエル会見中にポジティブへと。

→「”景気に陰りが見え始めた”とFRBが認めた」というマーケットの受け止めで、

            • 「”利上げ局面の終わり”が見えてきた」
            • 「もう”ハードの峠(1-3月期決算のような酷さ)”は超えた」

→∴ポジティブへと。(松井証券:今日の円高は『1年後に米は景気後退』をマーケットが見越しての円買い)

…米先行指標は全て減速を表している今。なのに、遅行指標CPIに振り回されすぎたマーケット。

→「FRBは”終わりが見え始めた”ということで、重い腰を上げるべきだ。今がその時」と。

※週内に半導体法案が下院で採決。→成立見通しや、WSJの「今後は①移民受け入れ・②再生エネに尽力すべき」との記事から来る、資金の出処問題・財政の崖問題・経常赤字問題etc. の再燃は大丈夫なのか???

…1Q(1-3月期決算)はかなり酷いものだったが(予想を上回る増益でも、とにかく売り込まれた)、2Qは逆に”かなり悪い”でない限りは売り材料とはならない今決算。

→こういうパターンが始まると上昇方向となるクセがある米マーケット。

上院で通ったので、間違いなく下院も通ると見られている米の半導体法案(『ようやく。コロナ法案はあんなに早かったのに、コレは遅すぎる』とホリコさん)

→中間選挙が近いが故の半導体法案だった。共和党が多い上院を突破してしまったことで、中間選挙(11/8)での共和党は不利な状況へと追い込まれてしまった。

…7月FOMC:「ハト」とはまだ言えない。

FFを2%→2.5%に持って行った。

利上げが「あと1回」となるかどうか(あとは”時間”と”幅”の問題、とホリコさん)

…米10年債金利が下がった今日のNY(国債も買われた)

→マーケットの”期待”の表れ。(BEIは年初水準に戻ってきてるので、10年債金利も下がらないとおかしい)

→「そもそも”コロナ要因(ヘリマネ)”でのインフレだったので、1970年・1980年と比べるのはどうかと思う」(”地政学”ワードは一切出ず)

…「JPモルガンは強気、モルガンスタンレーは弱気、とマーケットの見方も分断されているが」との質問に。

年初からの酷い相場、からの金利上昇だった(国債売り浴びせ)。既に年初前の水準に戻っているので。あとは消費者心理次第。も、これは時間が解決してくれる。”陰の極み”が4ヵ月も続いた、という歴史的に珍しい今回の相場。

  • 宇野さん。

…「$高基調は今後も続くと見ている」

FRBが”景気後退作戦”(景気後退による、自然的なインフレ鎮静化作戦)に持っていこうとするのならば、”もう1回”の(強い利上げ?)し直しを入れなければならないので、∴まだ$高のピークは付けていないと見ている。

…直近の”円安”(も、日本国債10年物は0.18%まで戻った。英ヘッジファンドに勝利した日銀?)は、1997年のアジア通貨危機を連想させるが、学習しているはず。

            • 外貨準備を持っている
            • 1度経験しているので、策を持っているはず

→∴「心配ない」と見ている(学習しているはずだ、と)

→も、「$高一辺倒」ではないとも見ている。ユーロとか。

→∴出遅れている日本はリスクが多い。

→年度末には、欧米並みのインフレ率になっている日本。∴来3-4月に日銀は利上げをしてくると見ている。

…昨日のBSニュース。

「ロシア国防相は、来月(8月)末~9/5まで、ロシア極東地域で”戦略的軍事演習(『ボストーク』)”を行うと発表。①空挺部隊、②長距離輸送部隊、③外国の部隊、が参加するとも。2018年には中国も参加」

また、ロシア国防省は「ウクライナへ派兵しているロシア軍は、ロシア軍全体の”ほんの一部”にすぎない」とも(も、民間軍事企業に”契約軍兵”を募集させているロシアの現況)


よろしくお願いいたします。


株価予想日記#532

2022-07-27 09:12:57 | 日記

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〈今日の私的材料〉

  • 米新築住宅販売件数はインフレピーク説をサポート(BEIも変わらず2.36%)

…&ショッピファイの1000人規模削減(レイオフ)とCEOコメントが印象悪く、ハイパーグロース全体に影響。

&Googleのアルファベット高は、自社株買いを好感らしいので判断つかず、との見方多し。

4分の3が0.75%4分の1が100bps(1%)な今のオッズ(日本時間明日未明にFOMC結果発表)

…〈Reika.Hさん〉

「米。半導体助成金法案(The Chips Act)が64票でフィリバスター(牛歩戦術)を突破。明日にも最終投票をする見込み」

            • 国内半導体産業520億$
            • 全米科学財団810億$
            • 国内半導体製造に25%の投資税額控除
            • 米国立標準技術研究所100億$
            • 商務省の研究・労働開発プログラム110億$(5年間)

「この法案が可決すると、財政赤字を790億$増やすことになるとのこと。バイデン政権は財政赤字を減らした、とアピールしていたが、これはどう扱うのか」

「一昨日の時点では全米科学技術財団200億$が追加されるか不確定だったのに、800億$にまで膨らみ+フィリバスターまで突破していることに驚き」

→「7/25~7/30の米議会/CHIPS」「ACT(半導体補助法案)の採決」

※米国債利回りは、10年物が低下・2年物は上昇。も、10年物は引けにかけて売られた。

…スリランカ前大統領が帰国の見通し。~日経FT

…7/28:バイデンと習の電話会談。ペロシ下院議長の台湾訪問予定事案etc. どうなるか(軍事対応を匂わせている中国)

…ロシア国営公社:ISS離脱を表明。~今朝キャッチ


よろしくお願いいたします。


株価予想日記#531

2022-07-26 12:11:39 | 日記

こんにちは。

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〈今日の私的材料〉

  • 米3ヵ月物国債(T-Bill)に注目の直近。 ~ストックボイス:今野さん

米10年・2年物<10年債・3ヵ月物なのだそう。10年債・3ヵ月物も、まもなく逆イールドが予想されています(10年債・3ヵ月物が逆イールド(2008年以来の水準)となると、ますますリセッション懸念が⇑となるそう)

  • 〈DoubleLineさん〉

「7/22に終了した週の3ヵ月T-Billの利回りが22bps上昇したため、Jeff Mayberry は、財務曲線の3ヵ月から10年の部分が比較的早くに反転(逆イールド)する可能性があると考えています」

  • 〈Gold Riverさん〉

「過去8回のリセッションにおいては、同スプレッドの逆イールドが先行していた。今回はあと196bpsまで来てる」

  • 〈Charlie Bilelloさん〉

「米国での過去8回の景気後退入りの前には、米10年債・3ヵ月物T-Billの利回りが逆転していました。今はあとわずか196bpsのところ」


よろしくお願いいたします。


株価予想日記#530

2022-07-22 22:25:00 | 日記

こんばんは。


〈気になる材料〉

  • 大手ヘッジファンド5社のRegional Heads からのヒアリング。~こうたさん

…株式市場に影響を与えた金利(名目・実質・期待インフレ(BEI))

FRBのインフレ退治コミットメントを先行して織り込む形でBEIは4月後半頃に天井を付けた。しかし、それ以降も名目金利(マーケットでの金利)は上昇を続けたため、結果的に実質金利が上昇し、これが株式市場の評価を痛めつけた。

名目金利は、(BEIの更なる低下により)6月上旬にピークアウトした。その後SPXは直近安値(6/16)から約8%の上昇となった。(既に成長株やジャンク株は5月後半から徐々に市場全体をアウトパフォームしていた)

…株式市場のアウトルック。

しかし、直近の株式市場の反騰を牽引する銘柄株に確固たる業績の裏付けが乏しい事、加えて、高止まりする実質金利や$高が今後の企業業績に与える負の影響を考慮すると、ここからの更なる株式市場の上値追いには懐疑的。

Q2決算発表シーズン通過後に相場の方向性が明確になるだろうが、「(ベースボールアナロジーで言えば)現在は過剰流動性バブル崩壊ゲームの”5回裏”から”7回表”が終わった頃合いではないか」とのこと。

…その他テクニカルやフローに関するコメント。

「株式・コモディティ・CDX(社債スプレッド)など、多くのリスク資産が揃って50日平均線をクロスしたのは今年に入って初めてで、CTAsが目先の相場モメンタムを加速している側面はある」


よろしくお願いいたします。