暴利を貪る米問屋

FX専門。Mの根っこの金をワールドニュースから読み解く手法。伊勢外宮詣はマスト。
投資における責任は負いかねます

株価予想日記#163

2021-02-26 08:36:09 | 日記

おはよう御座います。

当ブログは、日々のニュース・バルチック海運指数・SKEW指数・VIX指数をもとに、東証1部(1482:米債ヘッジ・1552:VIX短期・1679:NYダウ・2561:日本国債)…の始値を予想するブログです。

 

 

 

<今日の私的材料>

  • NYで新たな変異ウイルス拡大中。「E484K」の遺伝子変異ウイルス。⇐ワクチン効果が弱まると見られています。(※「E484K」の新たな変異ウイルスは、コロンビア大学etc. の2つのグループが研究・発表しているが、まだ正式な論文としては公表されていないとのこと。しかし、「事実」であることが確認されている(1142サンプル中12%で検出)。NYでは感染率が先週ピークを迎えたと見られているが、今週に入り鈍化しているので、まだまだコロナ材料には要注意。)

…半導体のチップ不足から、テスラが基幹工場で「モデル3」を2週間生産停止すると発表 & 米長期金利の急ピッチ上昇(1.5%を超えてきた。一時1.61%) & 7年債入札不調 & 高PER株が売られ。

地区連銀総裁たちの発言「金利上昇は妥当な反応。FRBの対応は必要ない」というコメントが相次ぎ、からの、マーケットは「金利上昇を認めている当局」と受け止めての金利上昇加速の今日(=しばらくは利上げ無い)。

⇒故に、金利上昇からの、世界で株価が大幅安となりました(上海は押し目買戻しが入っていた昨日)。「今後、グロースの投げ売りに要注意」と、野村グループの草田さん。

来週のISM・ベージュブックが、更なる金利上昇へと繋がると見られているので、今日の個人所得・消費支出、来週のISM・ベージュブックetc. 経済指標には要注意!

          • SKEW     :142.07 (⇑3.55 ⇑2.56%)
          • VIX      :29.39 (⇑8.0 ⇑35%)
          • VXN     :36.16 (⇑7.49 ⇑26%)
          • ラッセル2000:2200 (⇓84)
          • SOX     :2999 (⇓184 ⇓6%)
          • アメックス    :2649 (⇓75 ⇓2.8%)

…パウエルFRB議長の”インフレに向き合わない姿勢”を批判していたFT。「危険な対応」と。

「利上げは今後3年間は無い」とのパウエルの発言で、ここ2-3日米金利は急ピッチで上昇。民主のヘリコプターマネーで、BTC⇑や、SPACへの投資も⇑ etc. マーケットを混乱させている今。

この「2-3年は利上げはしない」とのパウエル発言は、インフレとなった場合にFRBが早期のテーパリング利上をするとなれば、マーケットの批判を浴びることになるだろう、と。⇒故に、「金利上昇速度」から「FRBがインフレを認める時期がいつなのか」に注目が移ってきている。

パウエルさんがインフレを牽制し始める時期に注目(すれば、マーケット⇓) ⇒ 3月のFOMCと見る参加者多数 ⇒ 故に、「年央が天井」というマーケットの見方が、「3~4月が天井」論に変わり始めている今。「”全雇用”まで金融緩和を続ける」としているパウエルさんだが、個人の資産バブル(預貯金⇑)には注意を払う、と明言している。気になるのは、今日のNYの5年債利回りが36%上昇の0.817%だったこと(10年債は10%上昇)。これは、政策金利を上げざるを得ないのでは。

…今朝のモーサテ:ニッセイ基礎研のヤジマさんをまるっと。

《コロナ》

              • 日本では波は3回あった
              • ワクチンが入手できない今の日本の実情
              • 「秋に第4波」論。確実に来る。しかし、その前に”春先のイベント(卒業・入学etc. )での感染拡大が来ると見られている今。⇒「やんわり抑える」ができるかどうか。
            • 来年度もウイルス拡大が起これば、確実に賃金・ボーナスは落ちてくると見る(「10万円給付」が来年度出てくれば、外国人資金が更に入ってくる?)。
            • 河野行革・ワクチン大臣「ワクチンの需給のバランスが悪い」

⇒ここ数年、外国人投資家の注目とはならなかった日本株・日銀の政策だが。現況、”日本がワクチンを入手できない(=景気回復が見込めない)という材料”に外国人の注目が集まっている。

⇒故に、日銀の手腕に注目な今。

                1. 日銀によるETF買い(ETF買いが直近で入らないのは、買いの対象である浮動株の少なさに因がある、との見方が強い)
                2. YCC(ゼロ金利政策)

などの金融緩和を出しながら、

                • 直近の金利上昇地合いをどう対処していくか。
                • 金利変動幅をどうするか
                • ESG投資に着手するかどうか(日銀がESG銘柄・債を買っていかないと、誰も買いを入れ始めない。不安要素の多いマーケットなので)

をどうするのか。

急ピッチの金利上昇を、日銀は容認するのかどうか(上昇中な今)。外国人に「容認する」と受け止められれば、日本マーケットは売りへと。

⇒故に、3月の日銀政策決定会合時の「金融政策の”点検”」が非常に非常に重要になってくる、と。注目が集まっている「点検」。

…日本の長期金利も上昇中(米連れ高で)。

…米1月の個人所得・個人消費支出が今夜にあります、注目。個人の資産・貯金を注視しているパウエルさん。

 

 

 

 

 

 


よろしくお願いいたします。


株価予想日記#162

2021-02-25 08:04:53 | 日記

おはよう御座います。

当ブログは、日々のニュース・バルチック海運指数・SKEW指数・VIX指数をもとに、東証1部(1482:米債ヘッジ・1552:VIX短期・1679:NYダウ・2561:日本国債)…の始値を予想するブログです。

 

 

 

<今日の私的材料>

  • NYホリコさん「インフレ上昇 ⇒ 実質金利上昇 ⇒ 故に、株の優位性が低下 ⇒ 故に、この先、いつ調整が入ってもおかしくない」

…いつも当てているNYのホリコさんは今朝のモーサテで「今後、NYで⇓10%の調整」と仰っていましたが。

⇒米実質金利が現在マイナスで、それが今のマーケットのサポート材料となっているのだが、これ(実質金利マイナス)は、すなわち”株の優位性の低下”という事であり、かつ、値が去年の9,10月辺りのマーケットと相応していることから、今後のNYは更に株価は割り込んでいくと見ていたホリコさん。(議会で1.9兆$財政出動が成立すれば、更に金利が上昇(”悪い金利上昇”)すると見られており、この「上昇の急ピッチさ、”速度違反”」がマーケットにマイナスを与えるという見解)

…J&Jが米食品医薬当局から「J&Jのワクチンは安全かつ有効」とのお墨付きを得、これが牽引となりダウは史上最高値を更新。

米10年債の1.4%乗せが嫌気され下落していたNYですが、パウエルFRB議長の下院証言で、「物価目標の水準に達するにはあと3年以上はかかる」と言及したことで、マーケットは「金融緩和は続ける」と見ての、買い安心感が広がったとの事で。& GoogleやGS、BRのCEOらが連名で米与野党宛てに、”バイデンの1.9兆$規模の巨額財政出動を支持する”との書簡を送った、との報道(反共和党姿勢)も、マーケット上昇因だったようです。

        • ダウ:31961 (⇑424) (4日続伸。一時32000$をつけた)
        • ナスダック:13597 (⇑132) (3日ぶり反発)
        • SP500:3925 (⇑44)
        • 上昇:エネルギー、金融、資本財
        • 下落:生活必需品、公益
        • 米10年債:1.375 (⇑0.012) (一時1.4%に乗せた)
        • 米2年債:0.125 (⇑0.003)
        • 原油:63.22 (⇑1.55)
        • NY金:1797.9 (⇓8)
        • SKEW:138.52 (⇑1.88, ⇑1.38%)
        • VXN:28.67 (⇓1.95, ⇓6.37%)
        • VIX:21.36 (⇓1.75)
        • LME銅:9206.50 (⇑109.50, ⇑1.2%)

…バイデン大統領が、半導体・レアアース・工業用電池etc. 対中国依存度を下げるために供給網の見直しを今後100日以内にしろ、と指示。大統領令にも署名したことや、米半導体エヌビディアの11-1月期決算発表が大幅増収増益の過去最高決算となり(売上高・純利益が過去最高)、時間外で⇑3%な今。

& 売られていたボーイング・シェブロン・ゴールドマンサックスetc. が買い戻され(アップルは小幅安だったが)、& 円が全面安なこともあり、今日の東京も3万円台回復と見られています。しかし、色々なアナリストの方が”インフレの足音が聞こえる今”と。

…デジタル人民元の研究(実証実験)をタイ・UAEでも行う、と中国当局が発表したというニュース。来年の冬季北京オリンピックを目指して。米$ vs デジタル人民元 vs BTC の覇権争い。

…韓国で、人口の自然減少が始まった、というニュース。

出生率の急速な減少(過去最低の0.84%)を確認した、という内容。「産んでも(社会事情・賃金etc. )、育てられる環境ではないので」と冷静な若者なのだそう。アストラゼネカの生産を韓国が受注した事や、タイガーウッズの事故で(優れた耐久性が)クローズアップされた現代自動車など、(半導体はもちろん、)日本よりかは多角的に成功していくだろうと見ているので、日本など、更に「産んではいけない国」となっていくのか?

故に、少子化加速で、外国人が逃げていくのでは(”賃金が上がらない国”で有名な日本。マクロ経済の成長も無いと見られても仕方がない)。

…三井住友の宇野さん(2/24の昼MX)

        • 今は”悪い金利上昇”に注目しての、ドル売り。マーケットの材料は、再び「米の財政の崖(財政赤字)」に戻ってきている。

1.9兆$の財政出動の着地はまだ見えない。しかし、バイデン公約の「インフラ投資策(ニューディール的なインフラ整備)をパッケージにして、3月中旬に発表する」としているバイデン。⇒故に、この”新たな大型政策”により、米財政赤字が更に膨張すると見られての、”悪い金利上昇” ”財政赤字が拡大する”。からの、今のドル売り。

        • 直近での原油価格の上昇も、”悪い金利上昇”の意味合いが大きい。パウエルさんは「不動産も過熱していない。長期金利上昇もインフレではない。金利が上昇していても”持続的インフレにはつながらない”」と言っていたパウエルさん。しかし、この中身には ①現在の5兆$の財政赤字、②バイデンが3月に発表予定の、インフラ投資パッケージ 分が含まれていない。(のっけていない)

⇒故に、米の長期金利の上昇余地はまだあり、⇒故に、ドル安もまだ行くと見られる(「1.5%が分水嶺」とマーケット)。

        • 米ファンダメンタルもコロナによる”働き止め(働きたいけど雇い止めで働けない)”で強くはなく。これから1400$給付も出てくるが、「失業率低下・雇用促進」とはならないので(& 米では仕事を失った人のうち、59万人が求職活動をせず & 働き止めが広がっている)

⇒故に、この分野でも財政赤字による「財政の崖」が出てくると見られる。

        • 企業収益の上昇も、「固定費削減がベース & コストカット(人件費)」が理由なので、「これから良くなる」は違う、と。今の企業は、「雇用を戻す」選択は選ばない、とも。
        • ユーロ高は続くと見る。”EU一枚岩”となり、& メルケル後も、伊の大統領となるドラギさん(元EU総裁)がEUを強い力で牽引していくと見られていて、その安心感から更にユーロは強い。「適度な財政規模を、これから7年間やっていく」とECBも表明していることからも、「1.25(2018)の上があってもよい」、故に、米<EUへと。

 

 

 

 

 


よろしくお願いいたします。


株価予想日記#161

2021-02-24 08:42:24 | 日記

おはよう御座います。

当ブログは、日々のニュース・バルチック海運指数・SKEW指数・VIX指数をもとに、東証1部(1482:米債ヘッジ・1552:VIX短期・1679:NYダウ・2561:日本国債)…の始値を予想するブログです。

 

 

 

<今日の私的材料>

  • 「短期的には米も日経平均もTOPIXも調整局面。しかし、今のバブル(”みんなが強気な時はバブルである”)がはじけても、崩壊経験は二度目の日本。”本物”の企業は批判を越えて更なる成長を遂げていくと見る。故に、スタグフレーション(景気が悪いのに、物価は上昇。輸入品の高騰etc. が因)を恐れている今のFRBだけど、惑わされずに長期テーマを持っている企業、企業の”テーマ”を見極めて投資を(EX、テスラ車のネット販売⇒部品交換・部品修理etc. 長期で見ると疑問が多い)。株価回復する企業とそうでない企業の差が顕著になる。と、さわかみ投信:クサカリさん。

…米の個人貯蓄率上昇、バイデンによる巨額バラマキ(コロナでお金の消費ができないストレスな今の米マーケット)etc. これらがバブル崩壊によりはじけると(パウエルは今日の上院議会証言で「目標からは程遠いが、大丈夫だ」的なニュアンスのことを仰っていましたが)。

今までのFRBヘリコプターマネー(中央銀行による株の買い支え)で進化してきた企業のテクノロジー技術、研究開発etc. がもし崩壊があるとすれば、総崩れとなり、中央銀行の政策が効かなくなるのでは、とマーケットは見ているらしい。

…パウエルの上院証言で金利上昇が和らいだ2/23のNYでしたが(国債が買われた)。強かったのは、石炭株指数、リゾート、空運。ワクチンでの経済期待で。弱かったのは、データストレージ株指数、自動車部品、海運。「雇用回復には時間がかかる」との発言も。

パウエルさんが金融緩和の長期化・長期維持を再表明したことからの、安心米国債買い。でも、「やはり金利上昇はインフレ懸念だよね」と、発言の2~3日後には”悪い意味”へとすり替えられてきたマーケットでの過去のパウエル発言。今回も”悪い金利上昇”論へと戻るのか。

米ではバイデンによる巨額1.9兆$財政出動で経済の回復期待が見込まれていたり vs インフラ投資etc. のザルバイデンの高負債を懸念したり、諸々ですが。さわかみ投信のクサカリさんは「今後、米では賃金上昇etc. のコストpushに加えて、雇用は落ちていく」とも見てらっしゃいました。故に、これがスタグフレーションを生む、とも。

故に、「金利の上昇幅」ではなく(パウエルは2%超を容認しているので)「上昇スピード」が材料となってくる、スピード違反なら崩壊懸念。と、あの強気なマネックスの吉田さんが!

《パウエル上院議会証言サラっとまとめ》

            • 「米経済はFRBの目標からは程遠い。故に、長期で金融緩和を維持する」と再度表明。
            • 「現在の物価上昇・期待インフレ率の上昇は、長続きはしない。今の金利上昇は、米経済の期待先高の表れ」
            • 「今の金利上昇に対しては、当面は牽制は入れない「バリュー株の上昇を評価している」(⇒今の金利上昇を”良い金利上昇”と見ているパウエル)
            • 「景気は良くなる。マーケットは先を見ている」「今の金利上昇は、今の景気を去年比で見ているから。一時的なもの」

⇒パウエルまでは下げていたが(ダウは一時⇓360$)、証言で回復した。

<※注意>先進国はワクチン接種の普及での経済規制解除が続々ですが。日本は普及はおろか、ワクチン確保もままならない現状。なので、「米マーケットに連動しての連れ高」はもう成り立たないのでは。&「円高でのBTC売り」とか、明らかに経験則は成り立たなくなっている今。

…イランが23日に、IAEAによる抜き打ち査察etc. を定めた「追加議定書」の履行を予告通り停止したというニュース。週末のイラン国会でロウハニ大統領が窮地に追い詰められたことから。ハネメイ氏が脅しで言及している「濃縮レべル60%」は、はったりと見ているマーケット。懸念の必要はないと。

…英アストラゼネカのワクチンが、韓国で生産されることに。ロシアのワクチン、スプートニクも韓国で生産中etc. バイオ医薬品を産業の中心へと移行させている韓国。ワクチン注射器外交で成功している。

 

 

 

 

 


よろしくお願いいたします。


株価予想日記#160

2021-02-23 12:12:56 | 日記

おはよう御座います。

当ブログは、日々のニュース・バルチック海運指数・SKEW指数・VIX指数をもとに、東証1部(1482:米債ヘッジ・1552:VIX短期・1679:NYダウ・2561:日本国債)…の始値を予想するブログです。

 

 

 

<今日の私的材料>

  • 今日(NY火曜日)のパウエル上院議会証言待ちで、米国債買い ⇒ しかし、時間外では金利上昇 ⇒ 3月中旬・後半にバイデンが公表する1.9兆$の巨額財政支出の内訳に、インフラ投資etc. ニューディール的な物が含まれてるとマーケットは見ており、もしそれが本当ならば、「米は高負債(1.9兆$)を抱えることになる」と。 ⇒ マーケットはトレンド転換へ進むと見られてのドル売り。(英「半年後に全規制解除(ワクチン普及up・ジョンソンが半年計画を発表) 」⇒ 数年ぶりのポンド$での”ポンド高”も因。これもドル売りへと。)

 

  • パウエルが(火)の証言で米経済成長に対する楽観的な見方を示し、インフレ制御に向け迅速に行動を起こす姿勢を示すか、にマーケットは大注目(「雇用が”全雇用”となるまで金融緩和は続ける」と口先では言うパウエルなのだが、やっていることはタカ派方向で、”使い分けてる”と言われている今)。

⇒実際に”インフレ制御”が示されれば(ソニーFHなら多分、米3年債・5年債金利とFFレートに注目してるはず)、予想物価指標であるブレーク・イーブン・インフレ率(BEI)が低下する可能性があり(故に、実質金利が再びマイナス幅拡大。現在-0.95らへん。-1を割ってきている今。)、

⇒「故に、利回り上昇のトレンドを破れるのはFRBしかいない」とマーケット。

        • 10年物ブレーク・イーブン・インフレ率は、1/27以来、2%に乗せており、2/22(月)NYでは2.17%。
        • 30年物インフレ指数連動債(TIPS)利回りは、+0.049%。先週19日に昨年6月(BRがHY債を仕込んだ時)以来初めてプラス圏を回復した。
        • 米2年債利回りは0.1129%。上昇幅は1bp未満。2年債と10年債の利回り格差は約2bp拡大の125bp、2017年以来の高水準。

パウエルはきっとインフレを抑制してくると思うので、「今後インフレが過熱するか」ではなく、”米10年国債金利の上昇速度”が材料となってくるのでは。(経験則ではドル高ではなくドル安)

 

 

 

 

 


よろしくお願いいたします。


株価予想日記#159

2021-02-19 08:22:04 | 日記

おはよう御座います。

当ブログは、日々のニュース・バルチック海運指数・SKEW指数・VIX指数をもとに、東証1部(1482:米債ヘッジ・1552:VIX短期・1679:NYダウ・2561:日本国債)…の始値を予想するブログです。

 

 

 

<今日の私的材料>

  • 経済減速懸念の芽が複数ある米。要警戒。
          1. ウォルマートが政府要望を前倒しで時給を上げた ⇒ 雇用を抑えると見ての ⇒ 米経済押し下げ要因へと。
          2. 原油価格⇑
          3. 米長期金利上昇によるインフレ期待⇑

…今日のNYは、

          • ウォルマートが重しとなり、最高値更新し続けていたダウが4営業日ぶりに反落。
          • 景気回復期待からの、コモディティ高騰の今日。からの「値上げ⇒価格転嫁で個人消費が⇓」と見られている。
          • 原油価格がマーケットの材料となってきている。

①米ウォルマート決算は、事業売却で最終赤字となりましたが。内容的にはパート社員の時給引き上げも赤字因だそう。バイデン政権での”最低賃金引上げ”を前倒したウォルマート。しかし、マーケットはこれを「時給引き上げた分、雇用抑制⇒故に、経済押し下げる」と悪い方向。しかし、ネット通販やワクチン接種で確実に巻き返してくるとも見られているウォルマート。

②原油価格。今後急騰すると見ている複数のアナリスト。⇒”悪い金利上昇”となると見られています。NYは、2017年3月以来の長短金利差となり、故に、リスク回避での円買いとなった今日。バイデンの巨額財政出動が3月中旬以降に成立すれば、春には再度の現金給付となり、故に、個人消費が堅調になり、物価が上昇し、からの「金利上昇」(=悪い金利上昇)へと進むとマーケットは見ており(今日の下げ要因)。⇒故に、マーケットへはマイナス因。

《フィスコNY:平松さん》

              • ドル売りが優勢だったが、①インフレ期待上昇、②金利先高感から、FRBは金融緩和策を維持する、と見て、ドル売りは限定的なもの。と。
              • 原油先高感が目立ってきた。米テキサスの大寒波の他に、カナダ⇒米へのパイプライン案・建設認可を取り消したバイデン。&バイデンによる”地政学リスクの上昇”も相まって、

⇒WTIは100$近くまで行く、とも。

⇒カナダ$、豪$etc. 資源国通貨が上昇する、とも。

⇒故に、米はインフレへと進む、と見られる(100円割れ⇐これはリスクオン地合いでの)。しかし、このインフレにより米経済が悪化方向へ進むとも見られている。⇒なので、ドル円は結局は抑えられる、とも(拮抗作用で。”リスクオフの円買い”ではなくて)。

《大和証券:壁谷さん》

              • 米インフレ期待が堅調⇒ワクチン接種増加・バイデンの巨額財政出動期待で
              • ⇒期待インフレ率の高まりへと(現在5%。原油価格と連動している)。

このまま1バレル60$台で推移した場合、期待インフレ率は大幅に上昇すると見られる。しかし、opecプラスやサウジetc. の減産調整で供給の方が勝ると、頭打ちとなり、油価も下落すると見るが、バイデンの巨額財政出動成立見通しの3月中旬頃までは、油価は上昇していくと見るマーケット。

…米輸入物価指数。2012.3月以来の上げ幅となりました。原油輸入が押し上げ因(油価高騰が因)。輸出では、農産物輸出が1988年の統計開始以来、最大の上げ幅となったそう。

…人民元が安くなってきています。5:45では16.35円⇒7:30で16.29円。今朝のワールドニュースでは経済指標は全て良好的に伝えられていた中国。上海総合も昨日は5年6ヵ月ぶりの高値(出遅れ株買い漁りでの)。中国リスクオン・米リスクオフ気味な今。

…ロビンフッドCEOらへの公聴会。新しい規制が必要なのかどうかが焦点。高速取引業者(マーケットメイク)からのリベート(売上割戻、仕入割戻)で成り立っているロビンフッドの収益。「ヘッジファンド救済のために、取引を停止したのでは」という疑いに対して(ヘッジファンドが利することになったので)、「むしろ取引手数料0で個人投資家のほうが有利だ」とCEO。

…BNPパリバの中空さんが今朝のモーサテで仰っていましたが、FRBや日銀がテーパリングを始めても、バブル崩壊とはならない(巧みな技を使ってくると見るので)。現にFRBは政策金利と連動する2年物国債金利を抑え込んでおり(市中に出回っている2年物を買い占めて)、もし米発バブル崩壊的なものが起こるとすれば、因は”需給のミスマッチ”ではないか、と。

現在、半導体ひっ迫や、テキサス州での電力不足etc. きっかけ因はゴロゴロしている。これらが因での(価格上昇での、経済悪化)、物価上昇、長期金利上昇が、バブルがはじける因となるのではないか、と中空さん。

(しかし、私的には、1989年の大納会につけた38,915円が1990年10月にかけて半減していく因となった、1990年8月の「イラクによるクウェート侵攻(バブル崩壊のきっかけ)」から推察すれば、QUAD(日米豪印戦略対話。反中国での連携。昨日に電話会談有り)やイラン、台湾etc. の地政学リスク(今回はオイル絡みではなく、中国の軍事力遂行絡み?が再度きっかけになるのでは、と思うのだが)。中国の海警法に対しても懸念を示しているQUAD。)

 

 

 

 

 

 


よろしくお願いいたします。