おはよう御座います。
当ブログは、日々のニュース・バルチック海運指数・SKEW指数・VIX指数をもとに、東証1部(1482:米債ヘッジ・1552:VIX短期・1679:NYダウ・2561:日本国債)…の始値を予想するブログです。
<今日の私的材料>
- バイデン勝利を織り込み始めたマーケットで、”大規模財政出動(国債増発)シナリオ”が稼働し始めた(米中長期金利が上昇)。⇒故に、”米国債が紙くずになる”と言う都市伝説再燃。
…空洞化したホワイトハウスからTwitterを乱発するトランプ選挙戦。10/15の第2回討論会がオンラインなら「出ない」と出席拒否を明言したトランプでした(どうやって選挙活動するのか)。マーケットは戦々恐々ですが、今日は原油上昇(メキシコ湾ハリケーンで石油施設の一部が稼働停止で)&上院追加経済対策も「いずれ落着」との楽観から(SP500あと10%上昇余地あると見て)の上昇。
…米労働市場の回復(失業率回復、雇用回復ペースetc. )が鈍化傾向を表す数値だったNYですが。
今後、労働市場回復が遅れる因として、
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- インフルエンザ流行期の到来
- インフルエンザ流行期に新型コロナワクチンが間に合わなかった
- ワクチンが無い中で、新型コロナ危機が悪化する恐れがある事
- 米上院での追加経済対策の合意が見られず、追加刺激措置の欠如
- 米大統領選をめぐる不透明さ
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等々。追加刺激措置では、トランプは「航空業界や中小企業、個人給付に」 vs 民主下院議長ペロシさんは「包括的な、全体的な支援が大前提だ」と対立している。不透明なマーケットの今、原油価格で足元を掬われないように注意、とも。米シェール企業の採算が取れるのはWTI40ドルが適正値なので(故に、30ドル台半ばまで落ちると日経平均は1割調整入ると見られている)。
「年内のワクチン承認は難しい」とした…医薬食品局。
…昨日の9月FOMC議事要旨では、「上院での共和党と民主党の追加経済対策合意が必ず必要」と。「FRBは既に最大限の支援をしており、あとは政府の財政出動が重要。出動させないと、経済は一段と悪化する」と。FISCOは「財政出動合意が無いのならばドル売り圧力、合意でドル買い」と。追加経済対策次第な為替。
…新大統領は11/3には決着しないと織り込んでいるマーケット(IMはズレ込むと)。
⇒故に、株価上下も大きいと見ているマーケット。VIX先物も上昇している今。しかし、法廷闘争でマーケット下落なら、押し目はいるとも見られている。
…今日の日本は株も為替も方向感ない展開と見られていますが(7:50:シカゴ先物23,680円、ダウCFD28569(⇑143)、WTI原油41.40(⇑3.2%)、米30年国債現物1.585%、CME日経ドル建て23,720円、サンデーダウ28567(⇑141)、日本国債ナイトセッション151.95円、ドルインデックス93.564、VIX⇓6%、SKEW⇑1.2%)
ポンドが137.155。ブルームバーグで「ロンドン、欧州の株取引の中心としての日々はあとわずか。~EU離脱で」という記事がありましたが。要は、①ロンドン株取引の半分以上はEU拠点企業なので60%の72億ユーロが英から流出すると見られている。②最良の価格が得られなくなる恐れが強まっており、”投資家が最大の被害者”とも言われている英のEU離脱。これまで通り英で証券取引ができるとしても、昨年のスイス同様、英の中小株取引コストは2割上昇すると見られている。⇒故に、ポンドは?
※EUから「同等性評価」を撤回された週のスイスフラン最安値は、対円で109.102。
よろしくお願いいたします。